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【英語多読】2021年上半期で洋書20冊読みました(後編)

(昨日「【英語多読】2021年上半期で洋書20冊読みました(前編)」の記事はこちら)

今日は後半戦です。

【11.Kitchen Table Talk】

こちらもケイ・ヘザリさんのステキなエッセイです。

【12.Tokyo Wonderland】

これを読んでいた時期の群馬県高崎市は本当に気持ちが良くて、いい思い出がいっぱいあります。

【13.The fault in our stars】

これは児童書というよりは、ヤングアダルト小説といいますか、年代的には小学生よりも少し上の読者をターゲットにした小説です。

昨日紹介した『Poison Study』もそうですが、この辺になると英語が急に急に難しくなったりします。英検一級レベルの単語が頻出、という難しさもですが、ネイティブのカジュアルな表現が満載、というのも難しさを感じる原因の一つです。

【14.Charlotte’s web】

ニューベリー賞受賞作。英語はシンプルで読みやすいですし、お話も結構感動出来ます。

この辺の難易度の英文を大量に読むことが、日本人の英語を飛躍的に向上させる最高の手段になるんだろうな、と思っています。こういうのをきちんと読ませることで、英語を楽しく学ぶことができる教育をやってみたいです。

文法・精読偏重のこのままだと、本当に日本人の英語はだめになる一方だと思います。

【15.When you reach me】

こちらもニューベリー賞受賞作です。登場人物が小学生(高学年)なので、その辺の年齢層を対象にしているかと思いきや、話は結構複雑で、なかなか難しかったです。ちょっと哲学的な匂いがします。

ただ、先の『The fault in our stars』や『Poison Study』もそうですが、話が面白いので少々英語がわからなくても、雰囲気でどんどん読めてしまいますし、現に読めてしまいます。

【16.Cutting through spiritual materialism】

雰囲気が変わって、マインドフルネスメディテーション関係の本です。

こちらは『精神の物質主義を断ち切って』というタイトルで日本語訳が出ています。かのスティーブ・ジョブズも読んでいたという(のがアマゾンのレビューに書かれています)。

この本を読んで「英語で原典にあたれることの幸せ」を噛み締めました。その気持ちを書いたのがこちらの記事です。

【17.Matilda】

イギリスの天才的な児童文学作家「ロアルド・ダール」の本の中で一番面白いと言われているのがこちらです。

同じ作家の『Charlie and the chocolate factory』を読んだのが一年前。当時とても難しく感じたので手を出すのをはばかられていましたが、読んでみたら意外と優しくてスイスイ読んでしまいました。

あれ、ダール簡単?って思って『Charlie〜』をこのあと再読したんですが、と手も簡単に感じました。一年間で、英語力が伸びた証拠ですね。多読って、あまり自分の英語の伸びを感じられることが少ないので、これは良かったです。

【18.Five Wisdom Energies】

マインドフルネスメディテーション関係の本です。というか、仏教心理学の本で、「American Buddhism」とでもいいましょうか、アメリカ人的な仏教の解釈が書かれた本です。

人間の心理を、5つの色や5元素で表すというところがスピっぽいですが、結構汎用性が高い人間理解のような感じがします。日本語訳がほしいです。

この本を読んだあと、同じ仏教心理学の本で、人間の心理状態を表す「六道」についてアメリカ人が書いた『Awakening from the Daydream」を読みました。

【19.A Beginners Guide to Meditation】

メディテーションの初心者に向けて書かれた本ですが、実は仏教に関する記述が多い本でもあります。瞑想することが、仏教の中でどんなふうに位置づけられているかに関する論述が多く、目からウロコでした。

侮れないと思うのは、彼らのほうが変なバイアスがかかっていない分、どの本を読んでも割と公明正大に、ブッダという人とその思想を論じているということ。欧米では、ブッタは仏教の教祖というふうには捉えられていません。むしろ、孔子や老子のような思想家という位置づけです。

こういうのは本当に目からウロコです。日本人が瞑想と聞くと、すぐオウム真理教みたいなのを想像するようですが、彼の国ではそういう認識がないので、よりクリアに、座るという行為を見ているみたい。そしてこちらのほうが本質に迫っているとすら思います。日本の仏教は、思想的な深みにおいて、完全にアメリカの後塵を拝しているんじゃないかな。

【20.Poison Study】

渡辺由佳理さんが日本語に翻訳したというヤングアダルト小説です。ファンタジーものですが、恋愛あり、殺人ありと、結構盛り沢山な内容でした。

こちらの英語も、ヤングアダルトの小説よろしくとても難しかったですが、話が面白いのでグイグイ読めてしまいました!

★★★★★

というわけで、この半年間に読んだ洋書20冊をお届けしました。

まだ、『Poison Study』で親しんだ英検一級レベル英単語や表現の記憶が鮮やかなうちに続きのシリーズが読みたいけれど、瞑想の本も読まないといけないし、ダールの別の児童書も読んでみたい。

そんなわけでどんどん「読みたい本」が増えていきます。でも、それってぼくにとってはとても幸せなことなんです。

しかもそれが英語の本だなんて。大学で英語から落ちこぼれたぼくには考えられなかったことです。

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