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【私設図書館プロジェクト】蔵書を使ったブッククラブ・英会話グループやってます

最近すっかり更新が滞っていた「私設図書館プロジェクト」ですが、5月に入って動きがありましたのでご報告させていただきます。

住む場所がなかった僕のために自宅の本棚を使って僕の洋書を預かってくれていた友人が、その200冊余りのコレクションを活用するべく、なんと「ブッククラブ」を立ち上げてくれたんです。

盲点だったというか単に僕が鈍いだけなのか…自分では全く思いつかなかったアイデアでした。

今はまだクローズドですが、毎週一回土曜日に、その週に読んだ洋書を参加者みんなで英語で説明しあったり、その週にあった出来事などをざっくばらんに英語で語り合う、EOP(English Only Policy=日本語禁止ルール)の英会話サークルで、僕も一緒に英語を楽しんでいます。

そもそも「私設図書館プロジェクト」って?

「私設図書館プロジェクト」は、僕が昨年7月、それまで英語コーチとしてお世話になっていた某英会話スクールから独立した際に始めたプロジェクトです。

具体的には、独立系英語コーチとしてクライエントさんからいただいた報酬の一部を、最大1割程度を上限として洋書の購入費用に充てるというものです。

そうして集めていった多読用洋書を配架した自分勝手な「私設図書館」を日本のどこかに作って、英語学習者や英語好きの方、そして多読愛好家の皆さんが気軽に集まれるオープンコミュニティーのバブにしたい。そんな思いで始めました。

ただ、勢い込んで始めてみたのはいいものの、当時の僕には住む家がなく、大量の洋書を保管しておく場所もなかったので、友人である福岡の同じ英語仲間のおうちの本棚に置かせていただいていたのでした。

仲間がいれば、洋書の多読も捗るかも知れない

洋書を預かってくれている友人もまた英語学習者なので、大量の洋書の児童書を預かってくれるのを機に多読を日常に取り入れて一気に英語力アップを…と考えていたようです。僕としても、眠っているだけの自分の洋書コレクションが誰かの英語力アップのお役に立てるならこんなに嬉しいことはありません。

しかしながらその友人、結局その宝の山を「積読」状態の持ち腐れ状態にしたまま(ごめん)、今年の夏にお嬢ちゃんを連れてカナダに移住することになりました。

読もうと思っていたのに全然読めていない。それどころか英語学習もほとんどできずにカナダに旅立つ日だけが刻々と近づいて来る…。

Procrastinatorである自分の傾向にほとほと嫌気が差してしまったその友人が、僕に断りなく半ば強引に「友達を巻き込んで洋書の多読会をやる!本はおすぎ(←彼女が僕を呼ぶときのあだ名です)の本を使う。事後報告でええやろ!」ということで勝手に始めたのがその読書会だったというわけです。

会の名前は「OTC」

「そんなわけで多読クラブを始めます。ついては参加者募集!」とSNSに流れてきた彼女の投稿を見て初めてその目論見を知った、本のオーナーである僕。

もちろんですが、反対したり文句をつけたりする理由なんか1ミリもありませんでした。それどころか、スタートアップメンバーとして全面的に会の運営やファシリテートに協力させてもらうことにしました。

オープニングメンバーとして集まってくれた勇者は4名。どなたも素晴らしい知性と社会的地位、そして立派な英語力を備えた猛者たちです。年のころも大体僕と同じくらい。英語学習者としてこんな光栄な出会いはありません。

会の名前はその名も「オトナの多読クラブ」。その頭文字をとって「OTC」となりました。会の目的や趣旨の説明に贅言を要さない、シンプルかつ非常にわかりやすいネーミングで個人的にはすごく気に入っています。さすが。

ゆくゆくはオープンコミュニティーに

そんなわけで、5月の第一土曜から毎週一回、彼女のおうちに集まって、みんなでお菓子を食べなら1時間半、英語を話す時間を設けています。これがなかなか素敵な時間です。

そして英語力もそれなりに高い皆さんとの英語の時間は僕にとってはご馳走で、頼まれもしないのに発音を矯正させていただいたり、英検一級合格に必要なテクニックやメソッドなどを英語でお話しさせていただいたりしています。

参加費は1000円。営利目的で始めたサークルではないので、皆さんからいただいたお金は積み立てて、お茶うけを購入する費用に充てたりしています(先日は名店「福砂屋」の絶品カステラをみんなでいただきました。わーい)。

今は福岡市内の某高級住宅街にあるその知人のマンションの広大なリビングで実施している会ですが、彼女がカナダに旅立った後は、僕が新しく生活を始めた糸島に場所を移して実施するか、市内に適当なレンタルスペースを借りて、この会を継続していけたらいいなと思っています。

また、今は友人やその友人といったexclusiveなコミュニティーで実施していますが、ゆくゆくは「私設図書館プロジェクト」の趣旨に沿った形で、英語好きな方なら誰でも集うことのできるオープンな場所にして行けたら、とも思っています。

蔵書を増やしていくためにも、現在一時休止中の英語コーチングのクライエントさん募集も再開検討中です。

福岡に移住してから学んでいる英会話にも少しずつ手応えを感じるようになってきました。英検一級/TOEIC950点の先生の知遇を得て英会話を習いはじめたおかげで、苦手だった「スピーキング」が楽しくなってきたんです。

なので、今度は通常のコーチングサービスに英会話レッスンを交えた、大手コーチングスクールに引けをとらない内容で提供できるコーチングを計画中です。価格は大手コーチングスクールの平均的な金額の半額くらいで提供できそうです。

クライアントさんから頂戴した大切な報酬をもとに少しずつ集めてきた洋書たちが、今こうして「本当に英語を伸ばしたい!」と願う人たちの力になって、自分の洋書多読経験や英語コーチとしてのスキルがそんな方達の役立っているのを見ると、「嫌なことばかりじゃないな」って、腐らずに続けてきた自分に誇りを感じられるような気がしています。

せっかく灯った「私設図書館プロジェクト」の飛躍への灯火が消えてしまわないように、大切に大切に育んでいきたい流れだなと思っています。

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