大杉谷の刺客
ヤマビル
雨上がり後、登山道が湿っているときに多く見られます。逆に夏場でも雨が降らない乾燥しているときは全く出てきません。ピークは梅雨入りする6月中旬~9月末。
落葉の上に待ちかまえていて静かに登りついて吸血してきます。痛みがないので吸血されていても気づきません。まめに足元を確認し、ついていたら取り除くことが大切です。
ディート成分配合の虫よけスプレーが効果的です。 登山センターでも販売していますので、お忘れの際はお立ち寄りください。
スズメバチ
吊橋の下や木の洞に巣を作り、夏~秋にかけて攻撃的になります。吊橋はなるべく静かに通過する、黒っぽい服装を避けるなどの対策が有効です。
ハチの毒は水溶性です。刺されたら傷口を強く絞りながら、流水で毒を洗い流してください。その後、携行している場合は、抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗ってください。
巣を見つけたら下山後すぐに登山センターまでお知らせください。
マムシ
攻撃性は少なく、普段はおとなしいのですが、危険を感じると尾を細かくふるわせて威嚇してきますが、それ以上近寄らずに無視して遠巻きに通り過ぎればほとんど害はありません。
雨上がり後などに冷えた体を温めるために、陽だまりに日向ぼっこしに出てきます。気づかずに踏んだり手を伸ばしてしまうと噛みつかれてしまうので注意してください。
咬まれたら口を使わずにポイズンリムーバーなどで傷口から毒を絞り出してください。毒が急激に回ることはありません。咬まれたことで気が動転し、走るなどして激しく身体を動かすのはよくないです。体液の循環が促進されて毒の回りが早くなります。あわてずに下山し、必ず医者の診断を受けてください。