医療従事者はどうして見た目に気を付けなければいけないのか?

今日は新人セラピスト向けの記事です。

タイトルからすれば当たり前じゃんと思う方もいるとは思います。

病院勤務時代のある日、新卒の後輩が他の先輩に説教を受けていました。

内容としては、

「髪の色が派手すぎる!」

「アクセサリー(ピアス・ネックレス)を付けるな!」

割と当たり前のことなのですが、新人は納得していませんでした。

「別に先輩方に迷惑はかけていない」

「患者さんからは何も言われない」

その場は、先輩が一方的にともかく改めるようにという形で終わりました。

元気のある新人が入ってきてるなーって僕は遠目に見ていました。

勿論、後日僕なりに何故、説教されたのか後輩に伝えましたよ~。

①別に先輩方には迷惑をかけていない。

これに関しては間接的に迷惑がかかることがあります。

一先ず、患者さんの価値観の話から入りますね。

正直、同世代に近い僕らからしたら髪形やヘアカラーなんていうのはそんなに気になりません。ただどうしても、世代が離れていると印象が良くない訳です。人は見た目が9割という言葉は皆さん耳にしたことがあると思います。どのような印象を持つのかは相手の価値観に左右されやすいです。

病院で出会う患者さんの多くが生き抜いた時代にはカラーリングしたりパーマをしてる人は少なかったと思います。仮にいたとしても、少数ではないでしょうか?

その人生経験から形成される価値観というものはからすると、やはり異端にに見えやすいのではないでしょうか。

勿論、髪形が派手だったり、カラーリングしていても素晴らしいスタッフはたくさんいます。ただ、悪い印象を持たれやすいので気を付けていたほうが良いのではないかということです。

さて、本題の先輩に迷惑がかかるのではないかというところです。

患者さんからすれば、

〇〇病院、△△クリニックのスタッフはだらしない。

派手な新人を指導できていない先輩スタッフがいる。

というような形で印象付けられます。

個人を批判する前に病院や組織全体が槍玉に上がりやすいです。


②患者さんからは何も言われない

そりゃ、中々直接は言いませんよ!

だって、自分の身体を任せているのだから。

結構、我慢されている患者さんって沢山いると思います。

ただ病院の一歩外に出たり、病室で患者さんだけで集まっているときなんて

どんなこと言われているかなんて分かりません。

ぼくも色々と患者さん側から評価されていたんだと思いますが・・・。


こんあ感じで新人には伝えました。その時、納得してくれたかどうかは分かりませんが、今でも同じ職場でまだ働き続けているようなので陰ながら応援しています。

こんな記事を書くと、萎縮してしまう人もいるかもしれませんが

あまり気にしすぎてもいけませんよ。

僕らはサービス業ですが、変に媚びを売る必要はありません。

自信をもって取り組みましょう。

患者さんとの関係性は何年たっても簡単に形成できるものではありませんしね。

失敗を繰り返して、少しずつ自分の中で人間関係の築き方を学んでいきましょう。

あなたの先輩だって同じ経験があるはずです。

身なりの話から脱線しているような気もしますが。今日はこの辺で。


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