クラシカルオステオパシー

クラシカルオステオパシーというワードをSNSで見たが故に書きます。

いや、唯々、書きたいことばかり書いているのでストレス発散になりますよね!最高です。

クラシカルオステオパシーといえば、リトルジョン先生がアメリカからイギリスへ帰国後に考案したものだと・・・といった背景はそれぞれの下記の団体で確認できるのでご確認くださいね。


カナダや欧州ではGOT(GeneralOsteopathicTreatment)とも呼ばれていると聞いたことがあります。僕は残念ながら受講したことがなく、クラシカルオステオパシーに関する書籍を読んで学んだ程度です。

生理学を重視したイギリス系オステオパシーともいえるでしょうか。

生理学に基づいたアプローチと呼ばれる理由は、末梢部(軟部組織、骨・関節など)に入力された物理的刺激(抑制・促通)を介して中枢神経系に感覚入力を行うことで全身を整えていく(Total Body Adjustment)という考えがベースにあるようです。

ただ、どこにどのような刺激を与えて、どのように整えていくという観点においては解剖学的な知識ベースにあるようです。

また重力線を意識した脊椎カーブの観察も評価に含まれています。

具体的なアプローチ方法としては、長梃子を用いたアプローチが中心でルーティン的な内容ですね。長梃子技法は初期の古典的オステオパシー治療家が用いたと言われているので、さすがClassicalOsteopathyといったところでしょうか。

今後は、実際に自分が臨床に用いた(評価とアプローチ)結果がどうだったかという感想なんかも書いていく予定です。

ただ一言で言うと、クラシカルであろうとなかろうと

解剖学・生理学・・運動学・病理学(病態把握)

そして、触診力(組織に触れて動き感じる力・こちらの力を意図した組織に伝える力)が必要ですね。基本は超重要だし、変わらないってところです。

さて、クラシカルオステオパシーとはどのように人の身体を解釈して介入していくのか?少し具体的に書いていきます。

あくまで、僕が書籍を読んだり、クラシカルオステオパシーを学んだ人から聞いた範囲の得た知識でお話させて頂きます。

クラシカルオステオパシーは生理学を重視するというように。

病態解釈も脊髄における生理学的なメカニズムに基づいて評価して、

治療を行うようです。

ベースになっている理論としては、神経生理学者でもある

アービン・コー(irvin・korr)博士による促通された分節と呼ばれるものです。

何かのきっかけでストレスを受けた分節は血管・感覚神経系に異常をきたしてしまい筋骨格系の問題(疼痛・筋力低下)から内臓関連の症状を引き起すといったものです。

なんで内臓に問題がおきるの?って思いますよね。

それは体が繋がっているからです!って言ってしまえばそれまでなんですけど、もう少し詳しくお伝えします。

ベルマジャンディーの法則というものがありますよね。

後根から感覚入力されて、前根から出力されるといアレです。学生の頃に生理学の授業で習ったのではないでしょうか?

ストレス情報は後根から入力されて、中枢神経系へ上りなんらかの反応が身体に置きます。(このへんはざっくり)

その反応が通常は皮膚なんかに関連通として生じますが、内臓なんかに出てくる時もあります。これを体性内臓反射といいます。

食べ過ぎたりしていないにも関わらず、緊張したりすると胃やお腹が痛くなったりしますよね。あれです。

このような理論のもと、脊髄分節にストレスが加わると筋骨格系のみではなく、様々な症状が引き起こされるのではないかということが考えられます。

そこでクラシカルオステオパシーとしては、閾値の下がったことで促通された分節に対して抑制技法を行うことで身体の健康を取り戻そうとしているようです。


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