徒手療法とオステオパシーの違いって何よ?

「オステオパシー勉強してます!」と周りに言うとだいたい帰ってくるのがコレ。タイトルのような言葉です。

最近、SNSでも少しずつオステオパシーというワードが見られてきました。
嬉しいのですがどうしても、批判の的になりやすいので悲しいところですね。クラニアルオステオパシー(頭蓋骨へのマニュピレーション)なんかは独特ですがからね。

リハ室で患者さんの頭蓋骨にコンタクトしようものなら周囲は先ず、好奇の眼差しにさられますし。先輩に怒られたりもします😇(経験済み)

さて、本題に入ります。

一見、手を介して対象者の身体にコンタクトするという点は同じなのに何が違うのか?それは

「どこまで感じ取っているか」だと・・・。

まだオステオパシーを学び始めて数年という浅い経験から僕が言えるのは
これかなと。

たとえば他動運動で膝関節の屈曲・伸展運動をしたとします。

理学療法の臨床実習なんかでは、関節運動ではエンドフィールを確認しながら、制限因子を見つける。このように習ってきた方が多いのではないかと思います。

制限因子を定めて、筋組織にストレッチや関節モビライゼーション。最近は筋膜マニュピレーションなんかもありますね。

何の手技がいいのかって話ではなくて。


自分が狙った組織に何らかの刺激を入れたときに他の組織(部位)はどうなってるのか?


ということですね。

膝関節後面を伸ばしたときに、筋肉(大腿二頭筋など)だけでなく、関節包や靭帯(MCLやACL)はどのような反応をするのか。

もっと言えば、足関節や股関節周辺の組織はどうなのか?

自分がコンタクトしている部分からどれくらい(深さ・範囲)感じ取れるのかが大事なのかなと思います。

なので膜の繋がりを理解することは大切なんですね。(筋膜以外も)

オステオパシーを学んだことが無い方やアンチ徒手の方々からしたら馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれません。

ですが、このような感覚が研ぎ澄まされてくると施療後の反応が良かったり、少ない施術回数で症状が緩解しています(僕の個人的な感想ですが)。

人の身体はすべての組織が協力しあって生命を保っています。

自分の施療が身体の調和を取り戻す方向に働かせるためには必要な感覚なのではないかと僕は感じています。

まだまだ未熟なオステオパスではありますが、少しずつ全身していきたいと思います。


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