クラシカルオステオパシー②

クラシカルオステオパシー第二弾となりました。

あくまで、僕が書籍を読んだり、クラシカルオステオパシーを学んだ人から聞いた範囲の得た知識でお話させて頂きます。

クラシカルオステオパシーは生理学を重視するというように。

病態解釈も脊髄における生理学的なメカニズムに基づいて評価して、

治療を行うようです。

ベースになっている理論としては、神経生理学者でもある

アービン・コー(irvin・korr)博士による促通された分節と呼ばれるものです。

何かのきっかけでストレスを受けた分節は血管・感覚神経系に異常をきたしてしまい筋骨格系の問題(疼痛・筋力低下)から内臓関連の症状を引き起すといったものです。

なんで内臓に問題がおきるの?って思いますよね。

それは体が繋がっているからです!って言ってしまえばそれまでなんですけど、もう少し詳しくお伝えします。

ベルマジャンディーの法則というものがありますよね。

後根から感覚入力されて、前根から出力されるといアレです。学生の頃に生理学の授業で習ったのではないでしょうか?

ストレス情報は後根から入力されて、中枢神経系へ上りなんらかの反応が身体に置きます。(このへんはざっくり)

その反応が通常は皮膚なんかに関連通として生じますが、内臓なんかに出てくる時もあります。これを体性内臓反射といいます。

食べ過ぎたりしていないにも関わらず、緊張したりすると胃やお腹が痛くなったりしますよね。あれです。

このような理論のもと、脊髄分節にストレスが加わると筋骨格系のみではなく、様々な症状が引き起こされるのではないかということが考えられます。

そこでクラシカルオステオパシーとしては、閾値の下がったことで促通された分節に対して抑制技法を行うことで身体の健康を取り戻そうとしているようです。

ここで僕が疑問に思ったのはセラピストによる関節や筋肉への徒手的介入によって生じた体性感覚刺激の結果、自律神経系に作用するのかということです。

心電図や心拍数を評価指標とした論文報告は目にしたことはあります。

医療機関でセラピストが出会うであろう呼吸循環器症状、そして、消化器症状、整体院で頻繁に出会う生理痛、排泄機能障害といった方々にどこまで効果があるのだろうか。

僕の調べが足りないのであれば勉強不足で申し訳ない。

Korr先生の理論に倣えば、髄節が一致する部分に何らかの機能障害があるため、先ず介入する余地はあるということですね。
僕の臨床感からすれば内部疾患があるクライアントさんは足根骨などのアーチが高確率で崩れている点が気になる。それは距骨下関節に始まり、楔状骨や中足骨まで含んでいる場合もある。

一般的な理学療法を学んでいる方々からすれば、内部障害に対して足部の
介入とするというのは優先度が低いと思われるかもしれない。

だけど、足部への介入なしには中々改善が乏しいなと感じるのである。
足底反射療法(いわゆる、リフレクソロジー、足つぼと呼ばれるもの)が存在するので内科系の症状との関連は少なからずあるのではないかと思います。

さて。

髄節の理論をもとにした介入というのはなんとなく分かりやすいですね。

そうなると次は、クラシカルオステオパシーではどうして揺らす(振動刺激)必要があるのかということが気になってきますね。

ここに関しては振動が身体にもたらす生理学的作用などを調べる必要がありそうですね。

振動というワードで調べていると波動医学と呼ばれるものが出てきます。
波動・・・一気に胡散臭い感じが強まってしまいますね。海外では結構、研究されている方もいるようなので調べてみたいと思います。

それではこのへんで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?