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読書感想文No2「鳥がぼくらは祈り、」
久々に読書感想文を書いてみようと思います。いざ書こうとなると、自分がどこにどう思ったのか整理しないとな、ネタバレにならなようになとか考えちゃい、あんまり上手く書けそうにありません。という言い訳です笑。
あらすじ
ぼくら4人は日本一暑い街、熊谷で育ち、高2になった。中1で出会ってから4年が経っていた。それぞれの焦燥を抱えながら、池井、高島、山吉、ぼくは未だにこの街にいる。だが、ただ続くだけだった生ぬるい日常は、ある人の死と暴力団の抗争をきっかけに大きく変わり始めた。
最初の一段落
いつだったか当時それがぼくと母親の間でなんと呼ばれていたのかはよく覚えていないが、ホームビデオのようなものを見たときに、そこに映っていたのは二歳のぼくで、そのぼくはどこかの海にいて意地の悪いいたずらをする両親に置き去りにされ波打ち際にいた。カメラから十メートル以上も離れているところでひとり立っていた。
感想
まず、読み始めから主人公視点で書かれていますが、普段読んでいる本とは異質です。何が異質かというと、特に主人公の頭の中をそのまま書いた感じです。伝わりますかね?普通、人に話すときは頭の中のことを整理して話しますが、頭の中で考えているままが書かれているように感じました。読みやすくはないですが、その場の空気、感じ方、考え方が伝わってきました。
他には一文一文が長いだけではなく、会話がカッコで囲まれてないこともあったり、主人公視点のはずが他の登場人物の立場が詳細に書かれていたりします。
私はあまり文学を知らないのですが、ただ読みやすい文体に拘らず、ある種のクセになる文体で読み応えはあると感じました。また、話の内容も登場人物の生かし方も良く、記憶に残っています。
自分では書けなかっただろうと思います。勉強になりました。
少しダラダラと書いて読みにくいですが、以上となります。読んでいただきありがとうございました!
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