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ビックボス ベイビー

うちの娘は偉い。

偉い娘

見た目も偉そうだが、実際に偉い。
末は博士か大臣かという話があるが、末どころか始めから偉い。

全ては娘の気分次第で、まわりは振り回される。特におっさんパパは一番振り回されている。

夜中でもなんでもたたき起こされる。

今日も、朝5時ごろ、娘がミルク補給を要求してきたので飲ませた。

52歳おっさんパパの利点として、若者パパと違って最初から早起き仕様で、特に眠くもなく余裕で対応できるため、嫁に有難がられている。

娘がミルクを飲むと、哺乳瓶からビー、ビーと空気の音がするので、嫁も少しは起きるが、そのまま寝ている。

おっさんパパは、特に眠くもないので、そのまま起きて保育園の連絡帳の記入へとすすむ。これが今時手書きなので、さっそく漢字に苦戦する。仕事で手書きをすることがほぼ無いからだ。

保育分野って、あまりDX化が進んでいないようだ。これだけ少子化が叫ばれてもIT化でユーザーや働く人の利便性を改善しないのはかなり驚きだった。日本は子育てのDX化でも遅れているのかもしれない。

まあ、実際やろうとしても、いろいろ難しいのだろうけど。

とりあえず、仕事ですら全くやらないのに、ビックボスの娘命令だから仕方がない。そそくさと、手書きで連絡帳に記入してゆく。

連絡帳。書いたのは小学生以来。もう40年も前の昭和時代だ。

書いている内容は、食事の事、遊びの事とマンネリ感が漂っている。

滅茶苦茶字が汚い。殴り書きをしているわけではないのだが、どんどん字が下手になっているようだ。

特に、老眼鏡をかけないで書くと酷いものだ。

まあ、保育園の先生も忙しいようで、字の感じは同じくらいなので、許してもらおう。

両者ともディープラーニングのOCR文字識別では解読が難しいレベルだ。こんな適当にフリースタイルで帳票書きやがってと、文章デジタル化部門に疎まれるヤツだ。

DIYで連絡帳の文章デジタル化やりたいと思っていたが、これはパンチャーにでも頼まないと無理。

体温のところ以外は、娘が起きてくる前に全て書き終えて、持ち物など、いろいろと事前準備をしておく。

娘が起きれば、体温を測り、ミルクと朝食を食べさせて、保育園までつれてゆく。

今日は勢い余って、この朝に娘の絵まで描いてしまった。やっぱり画像があったほうが、どれくらい偉そうか伝わりやすい。

おっさんパパの朝の生活は、娘誕生以前と、娘誕生以後では全く違ったものになったのであった。

すべては我が家の最高権力者、ビックボスからの命令である。



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