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求められるYouTuberの社会規範。

ラスベガスからほど近い、アメリカのアリゾナ州にあるレッドロックキャニオンは、国立保護区として観光客に人気のスポットだ。

https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g45963-d103329-Reviews-Red_Rock_Canyon_National_Conservation_Area-Las_Vegas_Nevada.html

ここに訪れたユーチューバーの夫婦が、岩に名前を掘った動画をYouTubeに投稿した。言わずもがな、大炎上。

http://news.livedoor.com/article/detail/15405240/

なんでもありのYouTube、ではない。

クリエイターは、自由ではない。クリエイターは、YouTubeが設定するコミュニティガイドラインに沿った形で、動画を展開する必要がある。とはいえ、変わったルールはない。ごくあたりまえのルールで、以下のような項目だ。まぁ正直、これらのポリシーに反していそうなプレイヤーが、人気ユーチューバーのケースは多々あるわけだが・・・。

・ヌードや性的なコンテンツ・有害で危険なコンテンツ・不快なコンテンツ・暴力的で生々しいコンテンツ・嫌がらせやネットいじめ・スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺・脅迫・著作権センター・プライバシー・なりすまし・子どもの安全・その他のポリシー

https://www.youtube.com/intl/ja/yt/about/policies/#community-guidelines

先日の投稿でも、ジャンキーな本が並んでいることについては言及していたが

一昔前に比べれば、少しずつプラットフォームのコンテンツの質は改善してきている。

サービス初期のころは、海賊版の違法アップロードだらけだった。

あの頃に比べればだいぶマシだが、動画投稿をするプレイヤーの数が爆発的に増え、

社会規範に対する感度の低いプレイヤーの担保が難しい時代に突入している。

https://comemo.io/entries/10662

クリエイティブは制約のなかで生まれる

我々ユーチューバーと呼ばれる職業につくものは、ある一定の制限のなかで、自分を表現すべきだ。

それがYouTubeの設定するコミュニティガイドラインの場合もあれば、社会通念としての一般ルールの場合もある。

しかし、わたしも含め、クリエイターにとって朗報がある。

制限は必ずしもマイナスではない。

何か妨げとなるものがあるときに、クリエイティブは解放される。そんな研究成果があるそうだ。

https://wired.jp/2011/11/22/「制限」が創造性を高める理由/

「好きなことで、生きていく」のは簡単ではない。

「YouTuber」という言葉の認知や影響力が高まれば高まるほど、社会の目が厳しくなるのは明らか。

筆者も含め、これまで以上に注意を払って動画を企画することが求められる。

自分を表現する舞台としての「グランドキャニオン」は、見えないリングで囲われている。

© osa

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