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求められるYouTuberの社会規範。
ラスベガスからほど近い、アメリカのアリゾナ州にあるレッドロックキャニオンは、国立保護区として観光客に人気のスポットだ。
ここに訪れたユーチューバーの夫婦が、岩に名前を掘った動画をYouTubeに投稿した。言わずもがな、大炎上。
http://news.livedoor.com/article/detail/15405240/
なんでもありのYouTube、ではない。
クリエイターは、自由ではない。クリエイターは、YouTubeが設定するコミュニティガイドラインに沿った形で、動画を展開する必要がある。とはいえ、変わったルールはない。ごくあたりまえのルールで、以下のような項目だ。まぁ正直、これらのポリシーに反していそうなプレイヤーが、人気ユーチューバーのケースは多々あるわけだが・・・。
・ヌードや性的なコンテンツ・有害で危険なコンテンツ・不快なコンテンツ・暴力的で生々しいコンテンツ・嫌がらせやネットいじめ・スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺・脅迫・著作権センター・プライバシー・なりすまし・子どもの安全・その他のポリシー
https://www.youtube.com/intl/ja/yt/about/policies/#community-guidelines
先日の投稿でも、ジャンキーな本が並んでいることについては言及していたが
一昔前に比べれば、少しずつプラットフォームのコンテンツの質は改善してきている。
サービス初期のころは、海賊版の違法アップロードだらけだった。
あの頃に比べればだいぶマシだが、動画投稿をするプレイヤーの数が爆発的に増え、
社会規範に対する感度の低いプレイヤーの担保が難しい時代に突入している。
https://comemo.io/entries/10662
クリエイティブは制約のなかで生まれる
我々ユーチューバーと呼ばれる職業につくものは、ある一定の制限のなかで、自分を表現すべきだ。
それがYouTubeの設定するコミュニティガイドラインの場合もあれば、社会通念としての一般ルールの場合もある。
しかし、わたしも含め、クリエイターにとって朗報がある。
制限は必ずしもマイナスではない。
何か妨げとなるものがあるときに、クリエイティブは解放される。そんな研究成果があるそうだ。
https://wired.jp/2011/11/22/「制限」が創造性を高める理由/
「好きなことで、生きていく」のは簡単ではない。
「YouTuber」という言葉の認知や影響力が高まれば高まるほど、社会の目が厳しくなるのは明らか。
筆者も含め、これまで以上に注意を払って動画を企画することが求められる。
自分を表現する舞台としての「グランドキャニオン」は、見えないリングで囲われている。
© osa
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