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昭和レトロを感じる食堂と万座温泉を巡る群馬ツーリング

明治、大正、昭和、平成、令和
「昭和」もずいぶん古い元号となったものだ。
昭和生まれのおっさんにとっては、ついこの間、Hey! Say! JUMPのメンバー全員が平成生まれである!などと言われて驚かれていた記憶なのだが。

一方で最近では、昭和の時代を「昭和レトロ」などと言ってもてはやす風潮もある。人口のボリュームゾーンが昭和世代にあることと、昔を懐かしむことの愉悦が合致しているわけだから、昭和を求める声も大きくなりがちなのであろう。

そして、昭和民の一人である私もやはり昭和レトロに弱い。

暇を持て余し、ふらっと群馬へバイクツーリングに行った際、思いがけず昭和レトロに遭遇した。

昭和レトロその1 ~食堂ぽぷら~

湯水のごとく税金を投入し、高規格道路が謎に並走しまくる群馬県は草津へ通じる国道。そんな国道から一本入った場所に、その食堂はあった。

昭和レトロとはつまり、本来、日常の風景そのものである

意を決していざ入店・・・

メニュー表はシンプルなつくりながら、その種類の多さに圧倒される

あれも、これも気になるメニューばかりである。
逡巡すること数分・・・
意を決してコール「カツカレーをお願いしますぅ!!!」

15分程度待ち、着丼

器がどんぶりなのである

素晴らしいビジュアル
とんかつは分厚く、
カレーそのものは、誰もが知っている味ではあるが、この手のカレーにしては意外な、大き目の肉や野菜が入っていてうれしい。

大満足

昭和レトロその2 ~万座温泉 豊国館~

実物は写真以上にインパクトある

群馬県万座温泉の旅館なら豊国館 | アットホームで寛げる空間 (houkokukan.com)

温泉王国群馬県の中でも万座温泉は名高い。
それだけに日帰り温泉もなかなか高額であり、相場は1,500円といったところ。そんな中、この豊国館はなんと500円で日帰り温泉が楽しめる
おまけに施設内は昭和レトロのオンパレードだ。

内観の写真を撮るのは、自重してしまったので、自分の目で見て昭和レトロを感じてほしい。
豊国館のホームページに掲載されている写真とは違うものを感じられるはずだ!

昭和レトロその3 ~国道353沿い自販機コーナー~

関東にある自販機コーナーの中でも侘しさは随一かも

関東に点在している自販機コーナーだが、国道353号線沿いにある自販機コーナー「353」は忘れ去られた存在と言えるのでは。

昭和レトロがもてはやされ、自販機コーナーもその時流にのって久しい。
大間々にある自販機コーナーはもはや名所と言って差し支えない。

ところが、この自販機コーナーはどうであろう。
皆から見放された雰囲気がプンプンである。
自販機コーナーはこうでなくてはならない。

昭和レトロは日常と非日常の狭間を感じさせてくれる

時間の中で生かされ、生きざるを負えない人間にとって必要な感性を与えてくれるから、また求めてしまうのだ



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