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こんにゃくかよ、が変わるよ。生芋こんにゃく【まつおか惣菜銘選】

こんにちは。
お惣菜のまつおか、note担当の奥村です。

「まつおか」では、週替わりで20~30種類ほどの
お惣菜が店頭に並んでいます。
毎シーズンごとに新作も出るので、創業時から
数えると物凄い量のレシピがあります。

ばーん

そんな数多あるお惣菜の中から、
人気のお惣菜や、見つけたらラッキー!な
レアお惣菜、社員お気に入りお惣菜などなど、
何かしら理由をつけて一品づつ紹介していく
という新連載を始めます!
(テッテレー)

新連載のスタートを華々しく飾るのは…

どーん

やっぱこれ!
「生芋こんにゃく」
「まつおか」の人気商品として、売り場でも常に
センターを張るお惣菜です。

あなどるなかれ生芋こんにゃく

昔のポップ勝手に漁って勝手に載せました。大丈夫?

なんだ、こんにゃくか~って思った
そこのアナタ、ちょっとお待ちなはれ。
私も最初そう思いましたよ(オイ)。

小生のそれまでのこんにゃく食体験としては、
スーパーで売ってる普通のやつオンリー。
ときどき煮物に入ってるのを、
つまみ、嚙み砕き、飲み込む。つまりは無心。
イマイチ楽しみどころが分からない
そんな存在だったのですが。

まつおかの生芋こんにゃくはちょっと違うんです。

なんていうか、ひと口食べて
まずぶりりん具合にびっくりします。
アゴから上が振動で「ぶり〜ん」となるような。
主張のある小気味良い歯ごたえなのです。

生芋こんにゃくでこれやりたい


食感を楽しみ噛んでいるうちに、こんにゃく芋の甘い香りがふわんと鼻に抜けます。
あ、こんにゃくってこうやって味わうんだ。
新たな扉が開いた瞬間。

こんにゃく観が変わりました。

そんなぶりんとした美味しい物体に程よく染みる
まつおからしい甘辛味。アクセントのピリっと
唐辛子が効いて箸が進む~。
まさかこんにゃくをおかずに白飯を食べる日が来るとは。

端っこのチリってなったとこ最高なんだけど

ちなみに、前情報なく我が家の食卓に
「生芋こんにゃく」を出したところ、
自他共に認める超子供舌の主人も
「なにこのこんにゃく美味しい」と申して
おりましたので、広い年代ウケするお惣菜
と言っていいと思います。(奥村調べ)

考案者・総料理長の板橋さんに
突撃取材じゃ

そんな看板商品「生芋こんにゃく」を
考えたのは「まつおかの味の軸」を作った、
総料理長・板橋さんです。

この流れはアレだ。作った人に直接聞くやつだ。
というわけで「生芋こんにゃく」について、
教えてもらいに行ってきました!

こちらも資料棚から拝借

ー「生芋こんにゃく」、食感と風味に圧倒的な違いを感じます。いわゆる普通の「こんにゃく」と具体的にどう違うんでしょうか…?

板橋さん:こんにゃくって、こんにゃく芋を主原料としてるのは知ってる?主に流通してるものは、こんにゃく芋を粉にしたものから作っているのね。
「生芋こんにゃく」は文字通り、生のこんにゃく芋をすり潰すところから作るの。手間がかかるんだけど、そのぶん独特の食感と、こんにゃく芋の香りが生きたこんにゃくになるんだよ。

たゆたうこんにゃく

ーほへ〜〜!フレッシュこんにゃく芋が作り出した美味しさだったんですね…!いつ頃考案されたお惣菜なんですか?

板橋さん:一号店をオープンしてから2、3年後だったかなぁ。それまでには「サイコロこんにゃく」っていうお惣菜があったね。懐かしいなぁ。
ある時ね、業者さんが、これ使ってみないかって持ってきてくれたのが、生芋こんにゃくだったの。食感と甘みが美味しかったし、私は一つが大きいのがいいなぁって思って。

鷹の爪ぱらり

板橋さん:試作は数回やったかなぁ。わりとすぐ出来たよ。最初はイカの煮物のレシピが合うかなって思って作ってみたけど、あんまりだったね笑。
それをベースに味を調整しながらね、最初に油で炒めてみたらコクが出て良くなった。唐辛子入れたら美味しくなるんじゃないかなって思い付いて、それで出来ちゃった。
こんにゃくは焦げても美味しいから、ギリギリまで炒め煮するのがポイントね。

ー 食感からイカとこんにゃくをリンクさせたんですね。そんな感じで、何かしらの完成イメージがあって、それに近づけていくように、お惣菜を作られるんですか?

板橋さん:え~?そのへんはカンだよね笑。主婦のカン

ー ほぉ…カン…。
野菜やお肉と合わせず、最初からこんにゃく一本勝負だったんですか?

板橋さん:そうね、それは考えなかった。
味が完成して、このこんにゃくに合うのはこれだ!って思ったから、それ以降はなんにも変えてないです。この生芋こんにゃくで他のお惣菜を作ろうと思った事もないしね。

ー その「これだ!」っていうのは…。

板橋さん:え~?カン。

***

その後もお惣菜談議は続いたわけですが、板橋さんは「カン」というワードで大体締めくくっておられました。

料理初級者の奥村には雲をつかむような話ですが、その「カン」が「まつおかの味」になったのである、ということは分かりました。

数ヶ月くらい板橋さんが憑依でもしてくれない限り、解明なんてできないのかも。

「だいたいカンで作るねぇ」

新シリーズの今後をほぼ告知してしまった、板橋さんの言葉をメモに走り書き、取材第一回目は終了となったのでした。

カンって4個くらい書いてあった

主婦の「カン」って。
料理人の「カン」って。

なんなんだ!

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