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ドラえもんってそんなイデオロギー的に偏ってんの?

アンパンマンの次はドラえもんの話が話題になっていた。

「博士は男がなるもので、女の子はしずかちゃんみたいに大人しいものだ」と言う4才になったばかりの姪を見て、ドラえもんに女性
の博士研究者を出すべきと思ったというつぶやきをしていた方がいた。

これに対して、「自分たちの手で新しく政治的に正しいコンテンツを作ろうではなく、既存のコンテンツを政治的に正しく改変しようという考えなのか」という反応があった。
それに並んで「コンテンツの破壊」「文化の破壊」だと言う意見が散見された。

だが、何故ドラえもんに女性の博士を出すことが、「コンテンツの破壊」「文化の破壊」になるのか

ドラえもんは、男性の博士だけを出していないと、コンテンツの破壊、つまり何かドラえもんたる致命的な意義が失われたりするんだろうか。

そうなるなら、ドラえもんはイデオロギー的に偏っているアニメということにならないだろうか。

昔からの作品だと、作品内のイデオロギーが偏っていたりするのは珍しくも何ともない。
だが今回の件で浮き出たような、アニメは(少なくともドラえもんは)そういうものだ、ひいてはそうあるべきだ。
それを改変しようとするのはコンテンツの破壊だ、とする思想は賛同できるものではない。

これで少なくとも、男性と女性で社会を断絶されている悲しい現実が見えた一件だと言える。

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