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手相シリーズ/感情線


こんにちは。


人はおぎゃぁとこの世に生まれ落ちた時から
その掌に3本の線を持っています(生命線、知能線、感情線)。

(すべての人がそうであるのか、検証できていません。また、マスカケ線の場合は当然2本になりますし、稀に運命線を加え、4本の線を持って生まれる人もいます)。


手相は変わる?!

これら、生まれ持った線は、その後、ずっと同じ様に同じ形でその人の手の中に存在するでしょうか?

⇒答えは「no!」です。
手相は変わるのです。

それは、すべての年代の人に当てはまることですが、
特に成長期の子供の手に、顕著です。


私は以前、「親と子の手相鑑定会」とひとり銘うち、成長期の子供の手相を鑑定し続けたことがあります。
・生まれた時にはマスカケ線だったのに、気づいたらいつの間にか2本に分 かれていた。
・知能線がどんどん伸びて、手の甲にまで届きそう。
・小学校に入学した頃から、運命線が出てきた。

こんなことを親が語るのは、珍しいことではありません。
成長期の子供の手は、どんどん変わっていきます。


検証・感情線の変化

手相が変わる、と言っても、

1、変わる前の手相
2、変わってからの手相
3、その後の手相

この3点をしっかりと見届け、検証することができるのは、限られたケースとなります。


ここにご紹介する二つの事例は、この3点を、私自身がしっかりと検証できたケースです。

二例とも、感情線がメインとなります。

※感情線とは
小指の下側から人差し指や中指に向かって伸びる線

感情線が表すのは
その名のとおり感情や、性格、心の状態。対人関係など。


事例その1

私の身内の、女子のことです。
彼女が17歳、高校生だった頃、
ランチのテーブルで私に手を見せ、
「なんだかブツブツしちゃってるの」と言いました。

その手を見ると、
両手の感情線が、端から端まで、すべてリング状(鎖型)なのです。
(細いネックレスを想像してみてください)

鑑定の場では何度か目にしたことがありましたが、それはいずれも線の一部がリング状であったり、リングの大きさも大小、不揃いであったりと、様々でした。
これほど完璧な(?)リング線を見るのは初めてです。


線の異形は不調を表すことが多いのですが、
聞けば身体は元気、何も不調はないと言います。
いつ頃からリング状になったのかも分からず、
本人は他人事のように「どうしちゃったんだろうね」などと言います。

しかし、「誰か、好きな人でもできたかな?」と尋ねると
彼女の日に焼けた頬がポッと赤く染まりました。
どうやら、片思いながら恋をしていたようです。


その1週間後、検証のために彼女の家を訪ね、手を見ると、
両手の感情線は綺麗に一本の線となり、リングは跡形もありません。
恋愛に関し、「超」が付くほど晩生型の彼女は、こう言いました。
「ちょっと素敵だと思ったけど、中身がなかったの」

【検証できたこと】
17歳、女子の感情線は恋心を映してかリング状に変化し、1週間から2週間後、元に戻った。


【事例その2】
だいぶ前の、ある鑑定事例。
30代前半の女性で、遠方から2度目のご来店でした。
「半年前に一度いらしてますよね」
そう言いながら彼女の手を見た途端、私は思わず
「うっ」と唸ってしまいました。
ご相談者の手相を観て唸るなんて、最低です。
しかし、言葉が出てこないのです。

彼女の手は、生命線、知能線、感情線の3線が、すべて
端から端まで、リング状だったのです。
小さな米粒が掌にぷつぷつと並んでいるようでした。しかも、両手です。

「いつからこんなですか?」と、私は尋ねました。
前回の鑑定時には通常の線であった記憶があります。


状況は
・おそらく10日前からリング状になった
・体調は、不眠が続きあまり良くないが、内科を受診し
 異常なしと言われた。
・職場内の人間関係に疲れ、仕事もやる気が出ない。

転職も視野に入れつつ、人間関係を見直してみる、不眠が今後も続くようなら別のクリニックを受診してみる……。そんなアドバイスをして鑑定を終えましたが、その後も彼女のことが気にかかっていました。
あのリング線はどうなっただろうか?と。


その人が再び私の元へ来てくれたのは、
およそ1年後のことでした。
顔色も良く元気そうな様子にホッとし、手を観ると
両手のリング線はすべて通常の線に戻っていました。


【検証できたこと】
・34歳、女性の両手生命線、知能線、感情線は、原因不明ながらすべて鎖状に変化し、約3週間以上経過した時点で元に戻った。
・当時、職場の人間関係に悩んでいたが、上席者の転勤等により環境が一変したことに加え、再びリング状の手相に戻らないよう、種々、努力をした。その結果、仕事にも意欲が湧くようになり、同僚との関係も良好になった。


もう一つ、彼女の手には大きな変化が見られました。
左手、小指下に淡いピンクの横線がほんのりと見てとれます。
しかも長く、薬指の下にまで伸びているのです。
理想の相手との恋愛、結婚を表す線です。

※検証できたこと・追加
年下の男性との出会いがあり、婚約した。


長くなりましたので今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
手相に何か良くない兆候が表れていても、
より良くなる為の糧として、プラスに転じることができる!

この事例はそんなことを教えてくれている様に思えます。


最後までお読みくださり、有難うございます♪