本を読むこと、優しくなること

本を読むことによって
実生活にどう役立っていくか。

最初は単純に興味で
本を読んでいくのが正解だと思う。
面白いと思ったものを読むのは1番の基本だ。

次に、他の分野にも手を出してみる。
ミステリーだけでなくて純文学を。
ビジネス書だけでなくエッセイを。

そして最後に、読み方。
手当たり次第に本を読んでいくと
色々な価値観を知ることができる。

人間のもっと深いところにある心は、
素晴らしい文豪が解き明かしてきた。
人と人との会話だけでは気づくことができない、じっくり考えたうえで出てきた文豪の言葉は私達に新しい目を植えてくれる。

私達はその言葉を見て、人間のネガティブな部分、ポジティブな部分を俯瞰することができる。会話の間よりもはるかに、私達には考える時間が猶予されている。

人はネガティブな部分を全て切り捨てるわけにはいかない。それを理解できない人は、他人の気持ちを気にしなさすぎる。と僕は思う。

はっきり言って最近流行りのビジネス書はとても嫌いだ。書いてあることが端的すぎる。どの本も同じことが書いてあるように思える。実はそういうものにまとめられている知識や考え方は、かつてあった本からほとんど読み取っていくことができるし、実際に実践の中で培っていくものだ。「読むだけで」「サルでも理解できる」・・・僕らは人間だ。「人間にしか理解できない」と名付けて欲しい。読んで、考え、実践して、そうして身につくものだ。

ただ、「嫌い」という感情があるだけで、それを取り入れないというわけではない。まずは触れること。ここが大事。

俯瞰して物を見れるようになると、自ずとあれこれと触れたくなってくるものだ。理解したいからだ。この理解に優しさがある。

本をちゃんと読んでいる人は、理不尽な怒りが少ないように思う。怒りが少ないわけではない。その怒りに正当さがあり、優しさがある。

こんなご時世だからこそ、時間のある時に本を読むべきだ。ありがたいことに、今はソラリなど、純文学に触れられるようなアプリも普及している。

ここは一つ、新しい本を紐解いてみてはいかがだろうか、と思う。

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