見出し画像

老若日記-その3-18歳が考える人生100年時代における老後の金銭面

単刀直入に聞きます。
老後のためのお金、貯蓄していますか?

前回のnoteの振り返りと前書き

今回も老後について18歳の私が18歳なりに考えてみようと思う。
その前に、軽く前回のnoteの振り返りを。

前回のnote(老若日記-その2-18歳が考える老後。あなたはどこで暮らしたい?)では、ひとりぼっちの老後を“どこで”暮らすのが良いのかということについて考えた。
自宅で暮らすにしろ、介護施設で暮らすにしろ、それぞれ良い点も悪い点もあり、結局のところお金が必要なことに変わりはないのだから、老後に向けて貯金をしようという結論になった。

今回は、長生きすればするほど必要となる「お金」についてより詳しく考えてみたい。

というわけで、初っ端から貯蓄についてみなさんの心に問いかけてみました。
もちろん、老後のための貯蓄は義務ではありません。年金ももらえる(はずだ)しね。
でも、本当に年金だけで生きていけるのか考えたことありますか?

「人生100年時代」を生き抜く自信、ありますか?

そもそもの話、「人生100年時代」って何?

「人生100年時代」という言葉自身は聞いたことがある方も多いのではないだろうか。

説明までできてこそ、真の理解。
人生100年時代がどのようなものか、説明できますか?

私は無理。というわけで、文明の力を借りて、インターネットで調べることにした。
厚生労働省のホームページに「人生100年時代」についての掲載があったので、それをそのまま引用したいと思う。
インターネットって本当に便利。

人生100年時代について(人生100年時代構想会議中間報告より引用)

・ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
・100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。
・人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

引用終了

今回はこれで「人生100年時代」に関する最低限の知識が得られたということにする(妥協)。
詳しく知りたい人はぜひ、とても便利なインターネットで調べてみてくださいな。

さて、現在の高齢者と呼ばれる65歳以上の方はもちろんのこと、2002年生まれの私や、今年生まれた新生児が107歳まで本当に生きるのかはわからない。
ただ、日本は長寿国であり、それなりの確率で長生きするということは事実だ。
厚生労働省の令和元年簡易生命表によると、令和元年の平均寿命は男性が81.41年、女性が87.45年となっている。
平均寿命はその年の0歳児の平均余命のことを指すが、今回は87歳まで生きるという前提で話を進める。わかりやすさ重視。

画像2

老後は数十年間にもわたる。……年金は?

国連の世界保健機関(WHO)では65歳以上の方を高齢者と定義している。
つまり、女性の場合、「高齢者」になってから亡くなるまで平均で20年以上の年月があるのだ。
18歳の私にとっては22年という期間はまったくの未知数である。
男性でも「高齢者」となってから亡くなるまでの期間が平均で16年もある。
そう、これはあくまで“平均”である。
だから、それこそ100歳まで生きる可能性だって十分にある。
なんなら、世界最高齢としてギネスブックに載るほど長生きするかもしれない。

数十年にもわたる老後を、あなたはどう生きたいですか?
私は、どうせなら楽しい老後を過ごしたい(そりゃそう)。

繰り返しにはなるが、長生きすればするほどお金は必要となる。
年金という制度が日本にはあるが、前回のnoteでも触れたように、年々その受給額は減少傾向にある。
また、受給開始年齢も厚生年金(会社員は公務員のみ加入する年金であり、20歳以上60歳未満の全員が加入する国民年金とは別物)においては段階的に引き上げられた過去があり、今後さらに国民年金においても引き上げられる可能性だってある。
ちなみに2020年現在、多くの方において国民年金も厚生年金も受給できる年齢は65歳である。

※なお、通常65歳から受け取れる年金を、早く(60歳〜64歳)から受け取ることも、遅く(66歳〜70歳)から受け取ることも可能であるとのこと。
前者は「繰り上げ受給」、後者は「繰り下げ受給」と呼ばれている。
早めに受け取った方が「お得!」というわけもなく、受け取りを1か月早めるごとに受給額が0.5%減る一方で、受け取りを1か月遅らせるごとに受給額が0.7%増えるらしい。
遅らせたところで長生きできなかったら結果的に年金の総受給額は少なくなる為、いつから年金を受け取るのが1番お得なのかという計算はなかなか難しそうである。

受給額が減少傾向にあっても、受給開始年齢が引き上げられても、生きていくことは可能だろう。
実際に年金だけで生活されている方もきっと探せば見つかるだろう。

あくまで2020年現在の話だけどね。
50年後がどうなっているかなんて、タイムマシンが無い限りわかることはないだろう。
社会福祉が今よりも充実しているかもしれないし、年金制度自体が廃止されているかもしれない。
答えは、50年後になってみないとわからない。

画像2

あなたは何歳まで働きたい?

せっかくなので、お金と深く関わりがある仕事の話もしようと思う。

2013年の高年齢者雇用安定法改正・施行により、全ての企業は以下のいずれかの高年齢者雇用確保措置を講じなければいけなくなった。
一言にまとめるとするならば、65歳までの労働者は希望者全員働けるということだろう。

・65歳まで定年年齢を引き上げる
・65歳まで継続雇用制度を導入する
・定年制を廃止する

退職年齢と年金受給開始年齢が同じであるため、収入が0になる期間は基本的にない。
今の制度であれば、贅沢はできないものの、過剰にお金の心配をする必要はなさそうだ。
もちろん健康であり、その年齢まで働けるということが前提にはなってしまうが。
また、再び高年齢者雇用安定法の一部が改正され、令和3年4月1日には70歳までの就業確保の努力が義務化される。
“義務”ではなく“努力義務”ではあるものの、70歳まで働ける可能性が広がるということである。
働ける限り働いて、より豊かな生活を送るためにお金を稼ぐか、仕事から解放されて余暇を楽しむか。

さて、あなたはどうする?働きたい?働きたくない?

自分はどうしたいのだろうかと自分の気持ちに問いかけてみるものの、50年後の自分なんて想像できないし、国の制度がどう変わっているのかもわからない。
「来年の事を言えば鬼が笑う」なんて言うけれど、50年後の話をすれば何がどうなるのだろうか、なんてことを少し考えてみたりもする。
笑いを越え、さらに呆れも通り越して鬼が恐れ慄いているかもしれない。

閑話休題。

私は、さすがに70歳まで働きたくない。
でもお金はあるに越したことはないのだから、家でできる仕事なら働きたい!

(さすがにわがままが過ぎるとセルフツッコミを入れようとしたものの、コロナ禍によりリモートワークがかなり増えたことを考えると50年後は家で働くのが当たり前になっているかもしれないと思った。なお、この文章にはそうであって欲しいという願望が篭っている。)

画像4

退職後の余暇をどう過ごすもあなた次第

仮に70歳まで働いたとしても、前述したように10年以上は仕事から解放された時間を手に入れることができる。
その10年間、果たして何をするのか。

今までの趣味を極めても良いし、新しく何かを始めるのもいいだろう。
半年ほど前には90歳のおばあちゃんが世界最高齢のゲームYouTuberとしてギネス世界記録に認定されて話題になった。
老後は好きな事に好きなだけ時間を費やせる期間でもある。
加齢による老化から免れるのは難しいだろうが、人生を謳歌する良いチャンスだろう。
長くなってきたので、具体的な話は次回以降に回すとして、せっかくなのでシニア向けのコミュニティアプリをちゃっかり宣伝して終わろうと思う。

50歳から使えるシニアコミュニティ、その名もおしるこ

おしるこロゴ

・同世代の仲間と、匿名で、気軽に、つながる
・自分史を作り上げるために、幸せなその物事を共有するために、日記を残す
・いつでも、どこでも、誰とでも、知らないことを専門家から、学ぶ
・企業やNPO、ボランティアに社団法人。自分の好きなように、はたらく

そんなことができる、50歳からをさらにアクティブに、今までに体験したことの無いような新たな人生の生きがいを見つけるためのアプリです。

「おしるこ」での活動によって溜まったポイントは、全国の名産品やおすすめ商品と交換することも可能。
有意義な余暇を過ごした上で、日常をちょっと彩るようなものをさらにもらうことができる。
これこそまさに「お得!」なのでは?

今回はひとまずこれにておしまい。

P.S. 私は心配性なので、やっぱり老後のために貯蓄しようと思いました。
貯蓄、大事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?