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新型コロナウイルスワクチン接種の予約が難しい高齢者たち

こんにちは。ライターのゆり(20代女性)です。新型コロナウイルスのワクチン接種が、高齢者からスタートしていますね。

主にインターネットから予約ができるようですが、高齢の方にとってはインターネットでの予約が難しいようです。市町村は高齢者向けに「インターネットでの予約方法を対面で説明する会」を開いたりもしています。いちいち役所まで来て対面で予約しては、手間もかかるし、感染症へのリスクもあるからインターネットでの予約にしているのに、対面での説明会は本末転倒のような感じすらあります。

今回は、高齢者とインターネットについて考えていきたいと思います。

■高齢者のインターネットへのイメージ

まず大前提として、インターネットってなんのことかわかりますか?世界中のコンピューターやスマートフォンなどの情報機器を接続するネットワークのことです。

本note記事(おしるこのお漬物)はWeb上の記事なので、これを読んでいるあなたはおそらくわりとインターネットに慣れている方なのではないかと推測します。そのためインターネットが何かをきちんと理解している方も多いのではないでしょうか。

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しかし最近の高齢者の方は、「インターネット=パソコン」「インターネット=スマートフォン」だと勘違いしている方も少なくありません。パソコンやスマートフォンは、インターネットを使うためのデバイスに過ぎません。まずここを理解しておきましょう。

■インターネットは難しくない

インターネット、難しいと考えていませんか?難しいと感じたり、なんとなく抵抗感があるのは、「インターネットがどういうものかわからないから」だと思います。わからないことに対して抵抗感を持つのは自然なこと。わかってしまえばその抵抗感は拭えるはずです。

まずはインターネットへの考え方を変えましょう。インターネットが広まる前から、私たちは人と会ったり、買い物をしたり、本や新聞を読んだり、会話をしたり、手紙を送りあったりしていました。インターネットは、そうした私たちの生活を便利にするためのものです。

私たちはインターネットを使うようになりましたが、やっていることはインターネットがあってもなくても大きな違いはありません。買い物をする、会話をする、本を読む……その手段がインターネットになっただけです。

■変わるインターネットへの価値観

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インターネットへの価値観はどんどん変わってきています。

私が小学校の頃、情報の授業では、「インターネットで出会った人と、実際に会ってはいけません」と教えられていました。

しかし今の時代は、マッチングアプリが流行し、インターネットで恋人を探す、さらには結婚相手を探すことまで当たり前になりました。私自身、インターネット上で出会った人と、実際に会って友達になった経験があります。

自分の好きな音楽についてTwitter(140字の文章を投稿できるソーシャルネットワーキングサービス)で発信していたところ、同じくらいの年齢でよく似た学歴、似た家族構成の女の子と知り合いました。インターネット上で意気投合し、実際に会ってみたところ、まるで昔からの友達のように気が合いました。今では私の一番の友達です。

念のためお伝えしますが、私もインターネット上の情報を、すぐに信用するわけではありません。その子に会う前も、彼女のTwitter上での他の人との会話や投稿している写真を見て、彼女が年齢や性別を偽っていないかは念入りに確認しました。そして実際に会ったのも、好きなバンドのライブ会場と、人が多い場所を選びました。

インターネット上では自分と趣味が一緒だったり、価値観が似ている人とピンポイントで知り合うことができます。このように、インターネットに対する価値観はどんどん変わってきているのです。

■今からでも遅くない、インターネットを使いこなそう

では、インターネットを使ってみたいと思ったとき、どこから使い始めればよいのでしょうか?

まず、インターネットを使いたい場合デバイスが必要です。デバイスとは先ほども説明したようにインターネットに繋ぐためのスマートフォンやパソコンのことです。多くの方が、簡単なタイプのものも含め、スマートフォンはお持ちではないでしょうか。そちらで大丈夫です。

・まずは検索してみよう

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私がスマートフォンやパソコンを使う上でもっとも大切だと考えるのが、「検索機能」です。iPhoneだと「Safari」というブラウザ(検索機能)が初期設定から入っていて、スマートフォンアプリだと「Googleアプリ」、「Microsoft Edge」、「Google Chrome」や「Yahoo! JAPAN」などがあります。

これらの検索機能を使って、気になる言葉を検索してみてください。「新型コロナウイルス 感染者数」でも、「東京 レストラン」でもなんでもよいです。この検索エンジンを使えば、世界中の様々なサイトが、知らないことをなんでも教えてくれます。

検索機能さえ使えるようになれば、インターネット・スマートフォンマスターと言っても過言ではありません。今後、インターネットやスマートフォンの操作で困ったことがあったら、この検索エンジンを使って調べればよいのです。

私は幼少期、両親に「わからないことがあったら辞書で調べなさい」と言われていましたが、私もみなさんに「わからないことがあったら検索しなさい」と伝えたいです(笑)。インターネットは、いわば現代版の辞書ですね。

・メッセージを送ってみよう

インターネットを使えるようになったら、メッセージを送ってみたいという方は多いのではないでしょうか。

スマートフォンからだと、最近出てきた格安のプランを除いては、キャリアメールを使える場合がほとんどです。キャリメールとは、ドコモ、au、ソフトバンクなどの会社のスマートフォンから送ることができるメールです。メッセージを送りたい人のメールアドレスを宛先に入力し、本文にメッセージを入力しましょう。

パソコンからメールを送りたい場合は、GoogleのGmail、Yahoo!メールなどを使うと便利です。GoogleやYahoo!で利用者登録(アカウント登録)をすると、無料でメールアドレスが発行されます。宛先に相手のメールアドレス、本文にメッセージを入れるという手順は先ほど説明したキャリアメールと一緒です。ちなみに、キャリアメールからGmailのアドレス宛てに送ったり、Yahoo!メールからGmailアドレス宛てにメールを送ったりすることも可能です。

また、日本で最も有名なメッセージのアプリケーションは、LINEですよね。使っている人が多いので、「LINEを送りたい!」という方も多いと思います。LINEはパソコンのバージョンもスマートフォンのバージョンもありますが、どちらもまずアプリをダウンロードして利用者登録をします。この際は、メールアドレスや電話番号が必要です。利用者登録ができたら、友達を追加してメッセージを送ってみましょう。利用者登録さえできればメッセージを送ることは簡単なので、もし利用者登録が難しい場合はご家族やご友人に手伝ってもらってください!

■インターネットと高齢者のこれから

インターネットは今後もっと普及し、オンライン上でできることがどんどん増えていくと思います。買い物や仕事はほとんどオンラインで完結できるようになりましたが、今後もっともっとできることが増えていくでしょう。

・搾取される高齢者

この時代の流れで、インターネットを使えない高齢者というのはかなり不利な立場になります。

例えば私はスマートフォンをドコモの格安プランで契約しているのですが、このプランはオンラインでしか申し込むことができません。私のスマートフォンの月額料金は今月3,000円くらいですが、店舗で同じようなプランに申し込むと、月々1万円弱はかかってしまいます 。

また、スマートフォンを買い替えるとき、今使っているスマートフォンのデータを引き継ぐと思います。ほとんどのアプリでは利用者登録したIDやメールアドレス、パスワードがわかっていれば情報を引き継ぐことができますが、難しいと考える高齢者も多いです。1アプリいくらで引継ぎをお手伝いしますといった悪質な業者もいるようです。自分でできないばかりに、高額を支払わざるを得ないのです。

・高齢者がインターネットを使えたら

高齢者がどんどん増えている時代で、高齢者がインターネットを使えたら、私たちの生活はもっと便利になると思います。

例えばこのコロナ禍で高齢者と会うことは、はばかられます。おじいちゃん、おばあちゃん世代がインターネットを使えたら、オンラインで帰省したり、お見舞いできたりするようになります。医療がもっとも必要な高齢者世代がインターネットを使えたら、病院での診察も徐々にオンラインに移行していくかもしれません。

■まとめ

インターネットは高齢者の敵ではなく、うまく使えば生活を便利にできます。変な先入観や抵抗感をなくし、ぜひ挑戦してみてください。インターネットを使いこなせれば、このコロナ禍でも新しい友達を作れます。

50歳以上限定のお友達が作れるおしるこアプリで、家でも気軽な友達付き合いをしてみませんか?

参考文献:国民のための情報セキュリティサイト(総務省)
 


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