清 竜人25“ラスト♡コンサート”を観た(予想記事)

※これは筆者が妄想した記事であり事実とは異なるジョーク記事です。


2017/6/17(土)幕張メッセイベントホールの前には大勢の観客が列を作っていた。今日は清竜人25“ラスト♡コンサート”が開催される日であり、清竜人25の解散ライブである。


2016/11/20(日)のZeppTokyoで突然解散が発表され、会場は「本当に解散するのか?」というムードが漂っていたが、17年春より開催された清 竜人25“メーク♡ラブ♡ツアー”の日程が進むにつれ実感がわいてきた。しかし、ツアーの各会場が大盛り上がりのうちに終わっているのを見ると「本当に終わるのか?終わって欲しくない...」と感じているファンは少なくないだろう。そんな複雑な想いを抱きながらラストライブの幕が上がった。


会場に鐘の音が響いて「Will♡You♡Marry♡Me?」が始まる。デビューシングルのMVを思わせる純白のドレスで着飾った婦人たちと、バッチリきまった清竜人が幸福感たっぷりのパフォーマンス。そこから「Mr.PLAY BOY...♡」「A・B・Cじゃグッと来ない!!」と1stアルバムの流れを思わせる曲順で続いていく。「YO!YO!スケベ!スケベ!」と会場が割れんばかりのコールが鳴り響き、今まで幕張メッセホールでこんな卑猥な声援があっただろうかと圧倒された。その声援以上に踊りまくる清竜人のアドリブに婦人たちもついて行く。「A・B・C~」では会場が巨大なダンスホールとなってボルテージがどんどん上がっていく。続いて「ラブ♡ボクシング」「ハードボイルドに愛してやるぜ♡」で会場の熱気は序盤にして最高潮かと思うほどに熱量が増していき、ステージ上の6人も観客もすでに汗だくである。その後もPROPOSEから数曲パフォーマンスをして会場は暗転した。


暗転した会場の中央のモニターに映像が映し出され、14年から17年までの4年にわたるヒストリー映像が流れる。結成当初のオーディション映像や清竜人によるデモ製作風景、「専業主婦」となった婦人の現在や解散が決まった後のメンバーインタビューなど濃密な10数分が過ぎた。会場からは時折婦人や清竜人の名前を呼ぶ声や涙声の観客もいた。


次に会場が明転すると「お色直し」した6人がステージに登場した。先ほどステージ上で流れていた映像を、ステージ裏で見ていたメンバーの中には涙ぐむ者もいた。観客の声援に思わず涙をぬぐうメンバーに清竜人が優しく声をかける一幕もあった。そして清竜人の一声でラストコンサートの第2幕が上がった。

第2幕は17年春に発売した新アルバムの1曲目「(新曲)」。“メーク♡ラブ♡ツアー”でも歌われてきた曲で、観客も一緒になって歌い会場全体に幸福なムードが流れていく。新アルバムはラストアルバムと銘打ってはいるものの、別れや惜別を歌うものではなく清竜人25らしい婦人への愛を歌っているアルバム。「LOVE&WIFE&PEACE♡」「アバンチュールしようよ♡」「My Girls♡」などシングル曲とアルバム曲を織り交ぜコンサートは終盤へと差し掛かる。

アルバムの中でもっとも印象的な「(新曲)」では婦人たちが清竜人に向けて手紙を読む演出に会場全体が涙することに。婦人の中には涙でほとんど読めないメンバーも出て他の婦人の協力でなんとか全員読み終わることができた。さらにサプライズで「専業主婦」となった「第2夫人 清 桃花」から手紙を読む映像が流され会場はクライマックスを迎えた。


「清竜人25としての最後の曲です」と清竜人がコメントし最後の曲である「(新曲)」が流れ始める。これは解散発表がされた16年11月のZeppTokyo公演でも披露された曲であり、新アルバムの最後を飾る曲でもある。清竜人25自身へ向けられたような曲であり、一夫多妻制アイドルという新ジャンルを確立した彼らにしか歌えない歌だ。


「夢でも現実でもない♡貴方との日々は♡きっと♡神様がさ♡見たいと願っていたラブストーリーね♡」

「出逢いも別れもないような♡僕らの歴史は♡きっと♡神様がさ♡最初に描いていたディスティニーだね♡」


曲の終盤清竜人の「ありがとう」というセリフを最後に婦人たちはステージから降りていく。観客からは婦人たちの名前を叫んでいる。曲がまだなっている中、ステージ中央には一つのシングルサイズのベッドがせり出してきて、清竜人がそこに横たわると音楽が止み舞台も暗転した。

スポットライトがベッドを照らすと清竜人が起き上がり、「なんだ夢か」と一言残しまたベッドに横たわった。そこでスポットライトが消え、清竜人25のラストコンサートが締めくくられた。最後の最後は夢オチという古典的な手法であったが、筆者としては離婚して解散という流れでなくて安心している。

長くなったが以上で清竜人25“ラスト♡コンサート”の最速レビューは終わりである。一夫多妻制アイドルとして前代未聞な歴史を築いた清竜人25。その「夢でも現実でもない」夫婦生活はここに終わりを告げた。

(解散後、女子メンバー5人は清 竜人25としての活動を終えますが、

専業主婦としては引き続き竜人くんと愛を育んでいくこととなります。公式)

http://www.kiyoshiryujin.com/25/live.html (ラストライブツアー先行受付)

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