フランス短期留学⑤

おはこんばんちは。
フリーランスエンジニアしてます。
現無職で、バカンス兼勉強合宿でフランスのリヨンに3か月の留学にきています。2か月くらい経ちました。あと1か月頑張るぞ。
今回はスイスに弾丸で旅行行った話です。


■旅の目的

今回の旅行のきっかけは、同じクラスの日本人の方にせっかく来たのに旅行しないのは勿体ないと言われたからです。
本当はバカンス兼勉強合宿のつもりだったので、現地の食べ物食べて時間を自由に自分のために使えるだけで贅沢なので、ちゃんと勉強に集中して旅行とかは行かないつもりだったのですけれど。
まあ勿体ないと言われてしまうと確かに日本とヨーロッパまでの往復の飛行機代はバカにならんし、2,3時間や数万円でヨーロッパ行って遊べること確かにないなと思ったので、即決行しました。

まあとは言っても、別に行きたいところそんなにないな。。。
と思いつつ地理的にスイスが近く、リヨンからジュネーブまで電車で2時間の距離ということが判明。
スイス…そうだ、スイスにはHRギーガー美術館がある…!ギーガーはエイリアンのデザイナーです。彼の作品は禍々しく、インダストリアルと肉体美を融合したかのような素晴らしい作品です、エイリアンの造形美なんて涎が出てしまいます。

外観から素晴らしい~もちろん内装もめちゃくちゃ凝っていて最高だった。

そして美術館の隣には、ギーガーカフェというギーガー作品をコンセプトにした素晴らしいカフェがあります。
オタク垂涎ものコラボカフェ…そうだ今行かずしていつ行くのだ…!
スイス行き、決定。幸いジュネーブはフランス語圏。丁度良いです。

■交通・ネット・宿泊

リヨン→ジュネーブはTERで2時間程度。片道33€なので、なかなかお手頃な値段ではないかと思います。
しかし、この旅行の本来の目的であるギーガー美術館はグリュイエールというスイスの小さな田舎町にあります。
ジュネーブはフランスの際のレマン湖の端っこにあるのですが、このレマン湖を半周くらいした場所にグリュイエールはあります。
ジュネーブ→グリュイエールは片道3時間。ジュネーブに一泊すればいけるし、特急とかじゃない国鉄なので交通費もリヨン→ジュネーブくらいかなと思ってました。
実際現地来てからちゃんと調べてチケット取ってみましたが、片道50€くらいしたので正直結構痛い出費でした。しない後悔よりする後悔、ここまで来たのに考えたら負けだなと思って、この時点で深く考えるのを辞めました。

ちなみにチケットはSNCFConnectのアプリから取りました。Omioは手数料もあるのか、値段がちょこっと高かったり、1等2等席の選択にムラがあったので今回は使いませんでした。スイス国鉄についてはSBBMobileというアプリでチケットを取りました。Omioはいいんですけど、やっぱ手数料バカにならんので、可能であれば公式から買いたかったので!

また余談ですが、ジュネーブ市内に宿泊すると、トランスポートカードがもらえるため、滞在期間中は市内であれば無料で移動できます。
システム的にはリヨンのチケットと似ていて4€くらいで1-2時間市内は乗り放題みたいなシステムだったかなと思います。定期的にチケットチェックはあるみたいですが、私の滞在中はジュネーブ市内では一度もチケットチェックありませんでした。(罰金は100CHFくらいだそう)

ネットについて。海外行くなら最重要インフラです。現代の人間にとってネットがない=死に直結します。私は今フランスではFreeというプロバイダを使っています。1か月160GB1600円、事前の下調べではヨーロッパ圏内ならあらかた使えるという情報をチラッと目にしていたので、「ほほうさすがEU圏」と感心して詳細は確認してませんでした。
スイス着後、さーて今日の計画考えるか~とカフェに入り、携帯を開くが、ネットにつながらないという事態が発生。
ガチ焦りました。電波が悪いのかとカフェを飛び出し駅構内を歩き回るが、電波は拾えず、設定を開き通信事業者を確認してみたものの、Freeからスイスの事業者になっているようだったので、てっきりイケてるものかと思い理由が全く分からず詰みかけました。

運よくフリーwifiを広い調べると、どうやらFreeはスイスは少し特別なようで使えないらしい。課金すれば使えるみたいですが、課金がエグい様でFreeはスイスではモバイル通信切っとけみたいなことが書いてあるサイトもありました。
罠かよ…。SIM買うしかねーじゃんとエキナカのプリペイドSIMを買いました。
Saltという事業者でプリペイドの料金がネット使い放題で50€、1日毎に4€かかるらしい。他のプランのSIMは売ってないと言われ、しぶしぶ買う。ひどいぼったくりだ。
ネットがないと動けないし、そこまで下調べしてなかった自分が悪いので…。皆さんは気を付けてください。
金で解決できることでよかったと思って自分をだまします。

宿泊。booking.com的にはドミトリーの安宿で50€前後です。普通にホテルに泊まろうと思うと100-200€くらいだと思います。
私は↓のジュネーブホステルというところに泊まりました。機能的で、清潔感もあり、駅からもほど近いところにあります。悪く言えば監獄的ですが、別に私は荷物を置いて寝れればいいので、別に問題はなかったです。
鍵付きロッカーも、シャワーもありました。
https://genevahostel.ch/fr/
しかも朝食もつきなので何も文句つけるところがありません。
トコジラミも出なかったですしね。(←重要!)

ムショ飯の様相。

日本の宿泊施設の朝食の豪華さが恋しくなりました。。。
質素すぎる。見た目はムショ飯だが、チーズとハムが異様にうまいのはヨーロッパだなあという感じがする。
しかし、グリュイエールチーズがめちゃくちゃ美味しかった。
そう、目的地のグリュイエールはチーズが有名だということをここで知ったのでした。チーズを食べようと心に決める。

■ジュネーブ

リヨン発8:30~11:00頃ジュネーブ着予定で、2日目は気合を入れて1日全部かけれグリュイエールに行く予定だったので、実質ジュネーブで動けるのは半日くらいです。
旅行にはトラブルがつきものなので、行く場所もあまり考えていませんでした。市街地から日帰りできる距離で山に登れるらしく、山登りと大噴水、あとはお土産巡りで予定を組みました。
まあ、前述のとおり、早速ネットでトラブって一時間ほどつぶしたものの、それ以降は特にトラブルもなく、山登りにいきました!

サレーブ山です。トランスポートチケット範囲内で30分程度の距離にあります。バスの8番乗り場から終点まで行きます。
フランスは山も海もないのでさみしいですが、スイスと言えばやはり山!圧巻の山です!

サレーブ山

下から登れるようですが、面倒なのでケーブルカーを使います。(往復18CHF)téléphérique du  saléveという看板を探していけばOK。

目を凝らせばここから大噴水も見える。
ピクニックにちょうどいい。サンドイッチ買ってこればよかったな…。

ジュネーブ市内が見渡せる素晴らしい景色です!
山はいい…。心が洗われる。展望台が30分くらいの場所にあるらしく、短時間のハイキングをします。レストランもあるらしい!最高!行きたい!

展望レストランまで30分程度ハイキング。
圧倒的肉!!ハイキング疲れにレモネードが染みる…!
晩飯は要らないくらい腹いっぱいになった。

景色も山も堪能し、ジュネーブ市内に帰宅。交通も合わせ4時間程度の滞在でした。そして大噴水を見に行く~前にチェックインしてお土産巡りをしました。VICTRINOXかっこいいっすねやっぱり。アーミーナイフ購入、時計は高すぎて手が出せず(安そうな小さいのでも2,3万はする)。。チョコをチョコっと食べました。
現在、ユーロよりスイスフランは10円程度高いのですが、あんま違わんなとか思ってユーロと同じノリで買い物してデビッドの利用通知の値段見て普通に吐きそうになったので、まぁちゃんと考えてお金を使ってください…。たかが10円、されど10円です。

正直高くてバラ売りのチョコくらいしか手が出せない。
チョコはあまり好きじゃないのでちょうどいい。
昼間の噴水の様子。アイスと。実際は天気が良ければ、水が浴びれるくらい近づくことができる。
山登り後で汗かいてたので、この後水を浴びてきました。

噴水はめちゃくちゃキレイでした。
夜にはライトアップされるので、日が落ちるまで噴水広場散策したりぼーっとしたり、明日のチケット買ったり調べものして時間つぶししました。
噴水周辺の公園や広場はめちゃくちゃチルい雰囲気でレマン湖大好きになっちゃいそうです。

夜中のライトアップされた噴水はとても美しい。
雛もいて可愛い。日本では白鳥はそう見かけないが、この辺では割といる。
スイスでもフランスでも観光客や地元民がよくパンを与えている。
野生動物に餌付けよくないなと思いながら写真は撮ってしまう。

■グリュイエール

グリュイエールへはGeneve→Palezieuxで乗り換えて、Palezieux→Gruyeresという道のりになります。乗り換えは一回ですし、Geneveでホームと電車さえ間違わなければ比較的イージーでした。
電車内も比較的快適で、レマン湖を半周していく形になるので、山と湖の美しい景色を二時間堪能できました。

山!レマン湖!自然!町!これぞスイスって感じで良いですね~

グリュイエールの町は駅から降りて、坂道を10分くらい登ったところにあります。道は比較的わかりやすいですし、田舎町ではあるものの観光地なので人の流れに合わせてついていけば大丈夫だと思います。

グリュイエールの街並み

グリュイエールは小さくとてもかわいらしい街で、すべてが素敵でした。
レストランの値段は可愛くないですが、せっかくなのでと(*_*)グリュイエールチーズのフォンデュを食べました。値段高すぎてまじで可視化したくないので書かないですが、日本であればホテルで高級ご飯のコースが食べれる値段だと思っとけばいいです。(*_*)
美味しかったですが、チーズ多すぎてフードファイターの気合で食べきりました。メニューじゃなくてアラカルトで単品で頼んでも良かったかもとちょっと後悔しました。

(後からクラスのスイス人に聞くと、チーズフォンデュは基本的にみんなで囲んで食べるものだからね~みたいに言ってました。。。一人で大鍋つついてるみたいなもんやと思います。)

そして本命のギーガー美術館…!外装から素晴らしい。たまんねー!こののどかで可愛らしいグリュイエールの町にたたずむギーガーの不気味で美しい作品。最高だ。入場料は12CFH。えっ安い。しかも、ネットで事前に調べてた情報では撮影禁止だったのでそのつもりで目に焼き付けようと思ってたのですが、フラッシュなしなら撮影可能とのことだったので、思う存分ギーガーの作品と写真・動画をバシバシ撮ってきました。その一部をここに共有しますので、皆さんもご堪能ください…。(本当はもっといっぱい上げたいけどアップロードに時間がかかってしまうので数枚でご了承いただきたい)

床にも注目してほしい!美術館全体が作品化していて最高。
美しい

美術館を堪能し、ショップを物色。家族も揃ってオタクなので戦利品を持って帰らねばなので正直金のことを考えると膝が震えていたが、Tシャツ、トート、ポスター、デザイン画などは30CFH~60CFHでまあ割高なものの許容範囲であった。詳しくは公式サイトを確認してくり。
正直本は重くてかさばるので嫌だったのだが、空気を読まない姉弟からのデザイン画の所望、母にはコップとトート、自分にポスターとタロットカードを購入し、無事本日のミッションコンプリート。

美術館の隣のギーガーカフェで一服し、グリュイエールの町を散策し、帰宅した。滞在時間は11時~15時30分の4時間30分、帰りはリヨンまでなんやかんや5時間くらいかかるのでこれで帰宅が21時くらいだった。
長旅だったが、非常に満足だった。お金については何万飛んだかは考えたくない、概算で言うと、この旅程でお土産買わなければ交通費+宿泊+その他で5万…とかではないだろうか。うっ…頭が痛い…いやでもスイス遊びに行って5万で済めば安いほうなのかもしれない。

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