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極上の青春〜ハイキュー!!を観た〜

こんにちは。

ハイキュー!!の映画が公開されました。
ハイキュー!!自体は3期の白鳥沢戦までは観ていたのですが、4期を未修+ほとんどどんな話だったのか覚えていなかったので、映画をみたい!と思いつつ、いやはやちゃんと楽しむために見直しておかねば……となり、でもなんか見返すの大変だなぁ……も思っていたところでした。
(何せ4期のうち3期は2クール分……多すぎる。)

そんな時、TwitterのおすすめTLにハイキュー!!の夢小説がたくさん流れてきました。
私は二次創作も嗜む方ですが、あまり夢小説に触れる機会がなく、読めば読むほど自由で楽しい世界だなと思いました。
好きなように自分を動かせる、改めて自分の理想の動きを確認できる、というような気持ちになりました。
その勢いで土曜日の夜にアニメを見始めるとおもしろすぎて途中で止めることが出来ず、仮眠を挟みつつ日曜の夜までかけて3期までを一気に駆け抜け、月曜の仕事を片付けたあとすぐ4期をみはじめ、火曜の朝までかけてみきり、火曜の夜に映画館に行きました。
なんという大学生感……
アニメの感想と合わせてこの熱をまとめておきたいと思います。

※全てネタバレ※

アニメシリーズ1期、1話が1番泣ける。
熱とセンスを持つのに環境に恵まれなかった日向と突っ走りすぎて仲間に見放された影山のお互いが必要としてるものをみつけてパズルのピースがハマるみたいに進んでいくストーリーが本当によくて……
中学の時の飢餓感が2人を強くして、それに影響された部のみんなの成長もすごくて……
私はスガさんが大好きなので影山にポジション取られても長くコートにいたい、その為に努力したいって言えるその姿がいいし、それによかったって言ってくれる澤村さんが本当にいい……
みんないろんなものを抱えてて、そりゃ高校生なんだからそうだという気持ちと、成長を見守らせてくれてありがとうの気持ちと……

2期は本当にそれぞれの乗り越える力がさらに強くなっていて……谷地さんの勧誘もそうだけど、強くなりたいというみんなの気持ちと、がんばってもしょうがないっておもってる月島の気持ちと……
月島くん、本当に嫌なほど冷静だけど、心のどこかに熱いもの持ってるし、それをみせたくない思春期高校生っぽいけど、いろんなものに影響されまくってて本当におっきくなったね……
因縁の及川さんとの対決で過去を振り切る影山くんよすぎるし

3期の白鳥沢戦も本当によかった……うしわかというラスボスをどう倒すのか……と思ってたけどみんなが少しずつ成長して、能力かけ算してさらに運も味方につけて……というすごくミラクルを起こした感じだったけど、「チャンスがきたら掴めよ」って先輩のことばじゃないけど、チャンスを掴めるのはその時のためにきちんと準備できた人だけだと思うので、本当によかったね……
月島くんがうしわかドシャットした時の喜び方よすぎた……
あと白布くんが影山と日向の速攻見た時の「ハァ!?」もよかった……ああいう冷静っぽい男がデケェ声だすの好き……
あと白鳥沢じゃないけどチームの支柱が抜けてメンタルやられてるかもってなってる時の大地良すぎて……
本当に大地、大地という名前に負けず最高のキャップだよ……

4期、合宿に呼ばれない日向とユース合宿に呼ばれる影山、また2人のもつもの・もたざるものの対比がデカくて辛い……
それでも日向の痛いくらいの貪欲さが本当に愛しくて、かけがえなくて、ずっと太陽で……
と思ってたら宮野真守の関西弁何!?!?めちゃエロ!!!
初登場からえろ過ぎてビックリしてたら合宿中も影山に対してエロいししかもプレーは誠実だし……好きになっちゃうよ……
大会で当たっても弟といろいろやるのもえろいしやめてくれ……の気持ちでした
あと島崎信長の関西弁もエロい
ネコとサルの戦いの黒尾さん包容力の塊で好きすぎ……
お父さん……しゅき……

そうして満を持して映画を観に行く……
睡眠時間があまりにもたりなくてちょっと仕事中朦朧とすらする意識の中、ハイキュー!!の映画みたすぎる気持ちだけが確かで、耐えられずに昼休みに券をとり、TOHO池袋のプレミアシアターでみることに。
いやしかし、席について映画の緊張からか、睡眠不足により感覚が研ぎ澄まされすぎたのか、耳のコンディションがよすぎたのか、映画泥棒の着地の音が今までのどのシアターでどの映画みた時よりすごく鮮明にはっきり聞こえて……
私はうたプリを60回見て映画の音響比較記録をつけたオタクなので、この感覚は不思議でした。
うたプリでもこのシアターでみたし、カラオケ行こ!もこのシアターでも観ているのですが、その2本をみたときとは全く違う音をしていて、スピーカーの設定を……映画によって……変えている!?!?と驚きました。
そして高まる期待感。

映画本編について、もうずっと泣きっぱなしでした。
アニメシリーズ見返してから行って本当に良かったと思えるほど、いままでの思い出を少しずつ丁寧に拾い集めて磨き上げたと思えるその緻密さに本当に感動して、これを自分が話す言語として自然に理解できることに感謝しました。
ゴミ捨て場の戦いは因縁とはいえこの1年くらいで急速に繋がったライバルとの縁、そこまであつくなることもないのでは、と思うものの、高校生ってやっぱ一期一会で生きてるんだなぁと思えるような言葉と視線とボールの応酬で、本当によかった……

音駒戦ということで、音駒メンバー(主に黒尾と研磨)の過去をしっかり掘り下げつつのゲーム運びとなったのは当たり前ですが、この2人が小さい時からバレーをしてきて、そこに猫又先生がいて、まだ10年ちょっとの人生とはいえ彼らの集大成としてのバレーがそこにあって本当によかった……
音駒にはもちろん黒尾さんの、ひいては黒尾さんの上の代からの精神が繋がれているし、それは当然なのですが、牛若をとめたツッキーのバレーにも音駒のスピリットは受け継がれていて、それを感じるような空気で、本当によかった……どこにでも、あなたのバレーは息づいていますよ、黒尾さん……

試合については、陸と空の戦いとはいいつつ、研磨のキレる頭とそれをどう筋肉で乗り越えていくかの変人コンビの流れも、お互いのことをよく理解し合っているからこそのゲーム運びで、それが本当によかった……
練習試合してたからこそわかるお互いの好みや癖をちゃんと分析して、理解して、全力でぶつかり合う、これを青春と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょうか……!!!
高校生の時、運動部ではないのですが、全国大会常連の部活に入っていて、当時の練習量とか友達との会話とか先輩との喧嘩とか電車の時刻表暗記してたとか大会の朝の練習とか全ての思い出が私の心の片隅の宝箱にしまってあって、時々それの埃を払うように思い出して懐かしくなって、とすることがあるんですが、きっと彼らにとってもそういうすべての瞬間がいつかの人生の支えになってくれるんだろうなって思うと、本当になんだか涙が止まらなくなってしまいます……

研磨が動くのが好きではないし、あまり感情が動くタイプではないから、バレーに対する感情はあまり強くないのに「終わらないで欲しい」って思ったり、どうみても辛そうなのに「たのしー……」って笑ったり、終わったあとに「バレーを教えてくれてありがとう」って言ったり、それに反応してチームが鼓舞されたり、日向が大喜びしたり、黒尾が泣いたりして、すべての瞬間がひとつに繋がっていて……
本当に音駒の横断幕の「繋げ」すぎて泣けますね……
黒尾と研磨のかけがえのない友情と、研磨と日向のいかにもな青春との対比もいいですよね……

あとこんなところに書くのも不純でちょっと迷ったのですが、コートに倒れ込んで「たのしー……」って言うシーンの研磨めっちゃえっちで鳥肌でした みんな感じなかった?
ここで見れます

あと、俺たちのどちらかが、ここで終わる!って言った瞬間の主将同士の指さし合いもすごくよかったです……
お互いを食い合うような2人の関係性と、それを楽しみつつ、終わらないでほしいと願うふたりのプライドの激突が……
お互い負けたら最後の試合で、全力を出し切って、さいごははったりでも運でもなんでも、勝利を勝ち取ってやるという気概が感じられて、後輩たちの派手なプレーにも負けない堅実な3年生の信頼がすごくよかったです……

そんなこんなで泣きながらみたハイキュー!!、すごくよすぎてはやく続きのアニメシリーズみたいですが、その前にあと2~3回、映画館でみたいなぁ……
無音の研磨のラストプレーとか、汗でボールが滑っちゃうのとか、セット終わってるのに集中しすぎてて気づけない日向とか、全てが青春でよかった……
私も青春やり直したいな……

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