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生きる希望を捨てない〜セーラームーンCosmosをみた〜

こんにちは。

今日は7/1でした。
映画で言うとファーストデイということで、映画が若干安くなります。
だからと言うわけではないのですが、映画を3本観てきました。
一日に映画を3本みた事がある人は分かると思うのですが、情報量があまりにも多すぎて、かなり疲れます。
でもやっぱり私はこういうインプット大好きすぎるので、脳に頑張ってもらって観れてよかったなと思っております。

そういうわけで、1本目に観たセーラームーンCosmosの前編と3本目にみた後編について、感想をつづっていきたいと思います。
2本目はRRRでした……
これもよすぎたので記憶がなくならなければ書きます。

書きました

※ネタバレの宝庫ですのでお気をつけください※

セーラームーンCosmos 前編

朝9時、池袋。
仕事に出るよりも早く起きてなんとか準備をし、電車に乗りました。
正直めちゃくちゃ眠いし、湿度が高くてしんどかったのですが、無事たどり着く。

セーラームーンを観るのは幼女の時以来、20年振りくらいになるでしょうか。
正直キャラの名前も怪しいし、覚えているのは変身シーンが好きだったことと永遠に走っているEDくらいかもしれない、と想いながらポップコーンとお茶を調達。
友人と合流してスクリーンへと向かいました。

隣にはガチ幼女。
お母さんに連れられてきたのか、ちょっとソワソワとしているけど、楽しそうでとてもよかったです。
今日は私の心も幼女なのでおともだちの隣に座れて気持ちも出来上がったところで、映画が始まりました。

いや、日常パートの尊さよ……
そしてそこはかとなく感じる平成の香り……
友達に声かけられてそのまま素通りするうさぎ、あまりにも平成アニメの主人公……

ムーンライト伝説、やっぱり伝説主題歌だわ……
あまりにも良い……
というか、平成のこの曲も歌詞もめちゃくちゃ世界観のアニメ最高だな……めちゃくちゃいいな……になっていました。
最近のオシャアニメ主題歌もいいけれど、こういうのだよなぁと思わせてくれる最高主題歌、それがムーンライト伝説。
そして最後に出てくる3人組、えっちすぎるが!?になっていました。
いや、布面積少なすぎィ……

そしてまもちゃんを空港に見送りに行くところ、めちゃくちゃ共感性羞恥……
まもちゃんが行ってしまう寂しさと、気丈に振る舞ううさぎがすごくいいんですけど、めちゃくちゃ共感性羞恥……
と思ってたら消えたが!?まもちゃん消えたが!?

混乱してたらイケメン3人組出てきて震えました。
そして真ん中の人が声出した瞬間「井上麻里奈やんけ……」と改めて震え……
や、井上麻里奈のショタ最高すぎるんですよね……
大好き……
セーラースターライツのみなさま、あまりにも宝塚……
てか、OPのめちゃエロおねぇさまたちだ思ったらお兄さまでしたか……!?いやどういうこと!?混乱。
しかし無情にも混乱している私を置いて物語は進んでいきました。
なので私も無理をしてでもついて行かなければなりません。

なになに?
スリースターライツという3人組アイドル……
どうみても男だけど……
星の力をかんじる……
敵かもしれないけど味方かもしれない……
なるほどわからん……
そして出てきたセーラーチビチビ……
うさぎの子供か孫か?よく分かんないけどめちゃくちゃ不穏だな……!?

そうこうしてるうちにみなちゃんとまこちゃんの気合いしかない最高作画シーンと共に「私たちはこの人しかいらないって相手がいるので男はどうでもいい」というありがたいお言葉……
聖書に刻むべき……
というかスリースターライツのみなさま、どうしてセーラー戦士達の関係性を知ってるの……!?と思っていたらすぐ屋上から飛び降りて消える率高すぎる……

話が進んでいくにつれて、なんかよく分からないけど悪役が現れてはセーラー戦士やら仲間やらを砂にしていく人がいる……
苦しすぎ……
そして孤独になりそうなうさぎに接触するスリースターライツのイケメン(CV井上麻里奈)……
ずっとまもちゃんからきてると思ってたカードのエアメールが実はこの人からだったとうさぎが知るシーンの絶望やばすぎるし、ずっとうさぎが消えていく仲間が辛すぎて現実逃避しているのを思い出させようとして絶望に追い込んでたりするし、怪我かなんかして自分の家に連れ込んだ時キスして「宇宙一身分違いの片想いだな……」って言って自傷行為したり、この人絶対性癖が私と一緒だ……ってなりました。

そうしてもうどうしようもない、ギャラクシアと戦うしかないんだ……とどんどん仲間を失ううさぎは決意して、ギャラクシアの行方をしっているセーラー火球に助けをこう……のですが、ここのイケメン本当に好き……
膝の付き方……めちゃくちゃいい……になっていました。

ところで、家にうさぎを呼んだイケメン(CV井上麻里奈)、ピアノを一音弾くところ、叩いた鍵盤と出た音が一致しておらずすげぇ気になってしまった……
大人になるって嫌だな……

あと、何かしらの戦いの時、言葉をしゃべれなくなる猫たち、あまりに可愛すぎました。
ミャーンって言ってんの聞いてヒョーってなったの私だけじゃないはず……
あまりに可愛すぎて保護したい……

いろいろツッコミどころと謎をばらまいて、前編は終わりました。
どうかんがえてもこれは一日で見るべき。
後編まで待ってたら気になってしょうがないよ……
無理になってしまうところでした。

隣に座っていた幼女、結構飽きていて可哀想だったけど、変身シーンだけはじっと静かにみていてとてもよかったです。
というか、変身シーンよすぎますね。
体が虹色に光り、トルソーをリボンで包み込むようにユニフォームに着替えるセーラームーン、性癖すぎます……

小休止

そうして映画館を出た私達は、後編をどこでみるか作戦を立て始めます。
正直後編の券をとっておらず、どうするか考えていたら、RRRを誰もみておらず、かつみたいと思っていることが発覚。
RRRの方が上映回数がすくないのでそちらに合わせて券をとることにしたところ、セーラームーンでRRRを挟むことに。
そしてRRRは恵比寿でみることになったので恵比寿へ移動しました。

セーラームーンCosmos 後編

RRRが終わり興奮冷めやらぬまま恵比寿から新宿に移動した私達は、バルト9でセーラームーンの後編をみることに。
しかし、RRRのインパクトと伏線回収の気持ちよさ、あまりのおもしろさからセーラームーンに気持ちが切り替わりにくく、心配しながら座席に着きました。

いきなり絶望のうさぎ。
家族と過ごすうさぎ、決意なのかプレッシャーなのか、あまりに気高く凛とした作画がとてもよかったです。

そしていて座なんとかに近づきながら、敵と対峙してはどんどん減っていく仲間たち……
うさぎの絶望が濃くなっていきもうみんなと会えないかもしれないと思いながら、それでもスタークリスタルがあるならまた会える、という一筋の希望を持ちながら進んでいく姿はあまりにも気高い……

というか、「スタークリスタルがあるからまた会える」ってすごくハイコンテクストな話だなと思いました。
「肉体に意味はないのか」「スタークリスタル(=魂のことだと思うのですが)があればいいってことは見た目は同じである必要はないのか」「大切な人達と過ごしてきた日々は無意味なのか」って、幼児向けアニメで伝わることじゃないし、難しすぎるし、けどよすぎですね。
うさぎが「肉体があって触れ合って思い出があって、だから私達は幸せなんだ だから肉体がある私達は尊い存在で、みんなと一緒にいたい」という結論にたどり着くのもとてもよかったです。

そうしてそこまで結論付けたうさぎが、たどり着いた城の入口でスタークリスタルを奪われた、仲間だと思っていたセーラー戦士達と戦わなければならないの、地獄煮詰めたらこうなるんか?というくらいの地獄ですね……
あまりの地獄にちびうさが助けに入ろうとしたら「彼女の戦いだから」って止めるちびちび、あまりにも大人すぎて、あんた何を知ってるんや……ってなりました。
そうして自分の信じる道をゆくセーラームーンがなんとか仲間たちの影を振り切ったあと、ギャラクシアと戦うのあまりにも苦しすぎるな……

というかギャラクシアの声優が林原めぐみなのめちゃくちゃいい……でした。
あまりにもよすぎて、話す度震えました。
あの適度な抜け感とブレない芯のある声、めちゃよすぎます……
まもちゃんを横にはべらせ、自分にキスさせるのあまりに制作側の性癖を感じるし、靴にキスさせるのもあばばばばばでした……
幼女の性癖歪ませるな
その辺でギャラクシアの変身シーンの仏教要素とか、蓮の花とか、戦い方とか、武器とか、すごい宗教要素を感じて(そこに行くまでの戦いにも日本の土着の信仰?の川で世界を分けたり、キリスト教の裁きなどなど宗教について少し知ったいまみるとおもしろさがすごいのですが)セーラームーンってそういうアニメなんだ……という気持ちになりました。
ギャラクシアとセーラームーンの戦い、一瞬RRRが脳裏を掠めたの、日本中で私だけであって欲しい。

脳を掠めたシーン

そうしてギャラクシアとたたかったセーラームーン、この世界の星がうまれ、なくなる場所というコルドロンにたどり着き、ギャラクシアに全てのスタークリスタルをコルドロンに落とされてしまい、希望を失うのすごく絶望……
スタークリスタルがあれば……と思っていたんだから、そりゃあそうだわという気持ちと、やるせないよなという気持ち……
ここでギャラクシアに軽く肩を押されてコルドロンに落ちていくまもちゃんがあまりに性癖で……
(と言ったら友人に好きそうだけどよくないよそれと言われました。)

ギャラクシアとセーラームーンとちびちびだけになってしまった世界で、ちびちびは必死に「もうこの世界から戦いをなくすためには、コルドロンを壊すしかない。すべての星は生まれなくなるけれど、そうすることでしか争いをなくすことはできない」と今までにないくらいのハッキリした言葉で言うし、さっきちびうさが消えた時消えなかったちびちびは子孫ではないし……何者……!?って思ってたら、ギャラクシアは「それでも、争いはなくならなくても、私達は生きていかなければ……」って言いながら消えるし、まじなんなんだこの絶望の世界……と思っていたのに、うさぎはあまりにもかっこいい顔で「全てのセーラー戦士を守る」ために戦って、ひとつになって、再生していくのめちゃくちゃよかった……

最後ちびちびがコスモスだったとネタばらしがされた時も、あまりに苦しい世界からやってきて過去を変えたかったはずなのに、このうさぎのすがたをみて間違いじゃなかったことをちゃんと感じるのがすごく良くて……
うさぎがみんなを守って生きていくことが希望で、みんなもうさぎを守って生きていくことが希望で、すごくいい世界でした……
コルドロンの中でうさぎに再会したみんなが「まもれなくてごめんね」「ありがとう」と言い合うのめちゃくちゃよすぎでした……

そして、ED後のまもちゃんとうさのシーン、えっちすぎ……あまりにえっちすぎ……良……

セーラームーン達は戦いを終わらせるための戦いをしてるはずなのに、全然戦いが終わる世界じゃなくて、それを選択して生きてて、でもみんながお互い希望を持ちあって生きているのが良くて、最後の最後、まもちゃんが「俺たちの役目が終わる日が来ても……」というひとことがめちゃくちゃ重くて、でもその日が来るってすごく幸せなことだなぁって思って、そんなずっと先の未来も、まもちゃんはうさぎが好きなんだなぁっていうのもすごくよくて、よさしかない……ってなっておりました。

セーラームーン、ひと言ひと言すべてが重くて苦しくて、でも生きていく希望として私のそばにあってくれるのがすごくいいなと思いました。
最高な一日……

あと、どうでもいいんですが、今日私がつけていたピアスが、意識してなかったんですがスタークリスタルが集まったやつみたいでなんかちょっと恥ずかしかったです。

昔、リメイクが発表された当時、大学生だった私は好きな人に「めっちゃ良いよ!おすすめ!」って言われて気になっていたのにみなかったのを後悔したので、いまからがんばって見返そうかと思いました。

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