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おかゆとおにぎりのお店『simple life with rice』〜尾崎千琴さん

PERSON-29

Simple Life with Rice 
@simple_life_with_rice
尾崎千琴さん
2022年5月 おにぎりとお粥のキッチンカーとして開業。


どういったものを販売するキッチンカーですか?

おにぎりとお粥の販売をしています。
道内産のおぼろづきをおにぎりに、同じく道内産のゆきひかりをお粥に。それぞれこだわりをもって作っています。
おにぎりは、中の具材に合わせて握る硬さを考えたり販売する土地の個性も考えながら、その日のメニューを考えています。
夏の暑い時期はおにぎりがなかなか売れなかったのですが、お粥を『ひやし粥』として販売したところ、お客様にとても喜んでいただけました。そういった感じで季節に合わせたメニュー作りも楽しんでいます。

どうして『おにぎり・お粥』だったのですか?

シンプルに、お米がおいしいから!これに尽きます。
私は関東出身なのですが、北海道へ旅行に行ったときコンビニで食べたおにぎりの美味しさに衝撃を受けました。
関東のコンビニで、温かいおにぎりを食べたことがなかったのですが、北海道で初めて出会ったコンビニで、温かいおにぎりが売っていて、しかも美味しい!そこからいろんなお米の品種を知りたくなって道の駅巡りをしました。その中で出会った品種を仕入れて販売しています。
関東で暮らしていた頃は、美味しく調理された物を食べていた感覚でしたが、北海道の農作物は調理する前から美味しいのだと、お米を通じて感じることができました。
このお米の美味しさをたくさんの人たちに広めたい!と思ったことが、おにぎり・お粥専門のキッチンカーを出店したい!というきっかけになりました♪

出店先との出会いを教えてください

キッチンカーをされている先輩の方からの紹介で、定期的に出店させていただいている場所と出会いました。
実はオープン日を『この日!』と決めていたのではなく、ご紹介先から『出店してください!』というお声掛けをいただいて初出店し、オープンした流れだったんです。
その後もご縁が広がって、様々なイベントで出店を経験させていただきました。
オープン前の時期に、じもじょき個人相談を利用したり、千歳市の創業セミナーに参加したりする中でも出会いがあり、今に繋がっています。

融資の検討をしたり事業計画書を作ったりしましたか?

実は、完全に自己資金です。
若いころから漠然と『いつかカフェをやりたい』と思い貯めていたものを使いました。
移住した先で出会った美味しいお米のおかげで『この資金、使うなら今だ!』と感じて準備を始めました。
ちょうどコロナの影響でキッチンカーが増えていた時期だったこともあり、その勢いに乗れた感じでした。
キッチンカーのデザインも自分で考えました。お米のカラーを大切に、白と黒のチンアナゴにしました。おそらく、誰ともカブりません(笑)!ヘビかな?何だろう?と見かけたことを覚えていて声をかけてくれるお客様もいて、キャラ設定は大成功でした!

お米を通して挑戦したいこと

TVで、お米の消費量が減って外国に大量に売られたり、作付面積が減ることで田んぼも減少していることを知りました。
田んぼって、お米を作る場所というだけではなく温暖化抑制の働きもあるし、洪水の時のお水の行き場として土地を整えてくれる役割を果たしています。美味しいお米の生産が減る事で、環境に良くない変化が起こることは悲しいですよね。
そんな思いから、米米クラブというイベントを行いました。私が仕入れている米農家さんと、その米を使う出店者のマルシェのようなイベントです♪
おにぎりやお粥だけではなく、お菓子や米粉など様々な米製品に触れていただく機会を作り、その場で米の販売も行う。
せっかく北海道に来たのだから、この土地で地域の方と繋がって行きたいですね。
関東出身の私が感じた北海道米の美味しさを、観光客や移住者はもちろん、地元の方にももっと感じてもらえるように、おにぎり・お粥販売をしていきたいです。


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本州から移住し、北海道を愛し、こだわりを持ったおにぎり・お粥の販売をされている尾崎さん。これからも出会った方々と共に、北海道の魅力をキッチンカーに乗せて伝えてほしいと思います♪ありがとうございました!

事業者情報
Simple Life with Rice 
@simple_life_with_rice
尾崎千琴さん


じもじょき.netちとせ
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。

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