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面接とは…?

23年卒業の新入社員が入社して早1か月…24年度の新入社員候補生たちはこの時期、必死に就職活動を行っていますね!本当に凄いなぁ…といつも感心しています。そんな中、よくこんなことを耳にします。
「ESは通過するけど一次面接(二次面接)が通過しない」
今、就職活動を頑張っている皆さんの中にも「うん…分かる!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな方々の参考になったらと今回はこのコラムを書いてみようと思います。面接ってどんなものなんだっけ?といった根本的な部分を改めて見て頂きながら就職活動の参考にして頂けたら幸いです。

1.面接という言葉の定義と目的

面接って何?と検索しみると…Wikipediaには下記のように書かれています。
「人物像や能力を見たり聞いたりするために、直接会って対話などをする行為をいう。」
そして、面接の目的は「書類や筆記でのアンケートないしテストでは判断ができない人物像や能力・思想などを、実際に会って見極める事」と書いてあります。しかりと面接の定義や目的は世の中に開示されているのに、どうして就活生たちは面接に苦戦したり、行き詰ったり、悩んだりするのでしょう…

ひょっとして面接を学期末のテストや筆記試験のように正解・不正解があるものと捉えられているのではないか…と私は感じています。
でもよく見てくださいね!面接の目的は「テストでは判断ができない人物像や能力・思想などを、実際に会って見極める事」とあります。テストじゃないんです。正解も不正解も無いんです。とはいえ、合否と言われるし…という方もいらっしゃるかなと思うので、具体的な例を挙げて書いてみようと思います。これに関してはあくまでも私が思う面接とは…になります。私はおしごとメディアをやっている傍ら、お勤め先では人事として実際面接も行っています。信ぴょう性が全くないわけではないかとは思いますので、一例として参考にしてみてください!

2.私が思う面接とは…

皆さんに1つ質問をさせてください。
まず、上の写真を見てください。
貴方は今、ピンク色のマジックを使っています。そのピンク色のマジックを使い過ぎた為、色が出なくなり困っています。そのことから、貴方はマジックを買うために文具屋さんに行きました。その文具屋さんにあるマジックの色は「赤色」と「オレンジ色」と「紫色」と「水色」でした。でも貴方が欲しいマジックの色はピンク色です。貴方はこの文具屋さんでマジックを購入しますか?

この質問を私は時々就活生にします。
すると皆さん「NO」と言います。おそらく私も「NO」と答えると思います。では、何故「NO」なのか?と尋ねると「欲しい色ではないから…欲しい色はピンク色だから」と言ってくれます。そうですよね…ピンク色が欲しくて文具屋さんに行ったんですもんね。

っと例題の話はこの位にして…要するにこれが面接なんです。
あくまでも例え話ですが、文具屋さんにピンク色のマジックを探しに行った貴方は企業(面接官)で、そこに並んでいた赤色やオレンジ色、紫色、水色のマジックが就活生なんです。貴方はピンク色が欲しかっただけ。購入しなかったが、並んでいる赤やオレンジなどのマジックがダメとか間違っているとか…そんなこと思わないですよね?これが面接の合否なんです。

「合格・不合格」という言葉が故に「良い・悪い」と言われているかのように想像させてしまうかもしれませんが、それは違います。どちらかというと「合う・合わない」という言い方の方が合う言い方かなと思います。だからこそ面接では自分を存分に表現し本当の自分を出すこと!これが本当に大事になるのです。
自分はオレンジ色なのにピンク色です!と言い入社したら…オレンジ色ではなくピンク色として生きていかなくてはなりません。それほど大変で辛い事は無いです。逆に、オレンジ色はごめんなさい!と言ってくれたら本当の自分を見て貰えたと喜んでも良いと思います。オレンジが悪いなんて誰も言ってないんです。ただピンク色を求めていただけ…
面接はそれを見極めるために行っているのです。

これは就活生に限ったことではなく、企業にも同じことが言える話だと私は思っています。企業も良いところを見せたい!その思いからいい事ばかり言ったら、入社後もそのいい事を続けていかなくてはいけません。
だからこそ面接はお互いの本当の姿を見せ合い、相性を確めるのです。

3.面接への準備

今ほどお伝えしたように、面接は「合う・合わない」なんです。企業からするとピンク色のマジックが欲しい。でも面接に来た方はめちゃくちゃ綺麗なオレンジ色のマジックだった。来年オレンジ色のマジックが欲しいと思っていたけど…今年はピンク色が欲しい。そうなったらどんなに綺麗な色のオレンジ色のマジックでもあきらめざるを得ないのが企業なのです。

だからこそ面接への準備は本当にシンプル!
オレンジ色なのにピンク色になる練習なんていらないのです。もっと自信をもって「私はオレンジ色のマジックです!」と言えるように自分を知る事!これが唯一面接に際してする準備かな…と私は思います。もちろん、オレンジ色を求めている企業探しや自分が求める綺麗なオレンジ色はどの企業に行けば出せるようになるのか…こういった部分は必死に探す必要はあります。でも、オレンジ色の自分がピンク色や紫色になる練習はいらないと思います。

そして、自分が何色なのか分からない方は…必死に自分の色を探しましょう!必ずあります。自分はこんな感じが好きとか得意とか苦手とか。そういった部分から自分がどんな色なのか見えてきます。どんなガクチカを話すかも大切かもしれませんが、それよりもそのガクチカに行きついた自分を企業(人事)は見ています。多少、敬語がうまく話せなかったとしても大丈夫です。むしろそんなところで合う・合わないを見てくる会社に働きたいか?という部分をもっともっと真剣に考えて自分なりの答えを出す方が大切かな…と私は思います。

4.最後に…

今回のコラムは、結構私の主観が強く出てしまった…そんなコラムになってしまいましたが、悩んでいる皆さんの気持ちが少しは楽になれていたら嬉しいです。もし、何か相談したい!そんなことがありましたらお気軽にTwitterのDMにご連絡ください!一緒に考えましょう!

私たちが学生の頃に比べたら、本当に皆さん凄いな…と思います。何が凄いって、本当に真面目ですし、たくさんの情報を持っていらっしゃる。そして皆さん頭が良い。だからこそ、もっともっと自分を出してほしいと思います。自分を出した結果、うまくいかなかったとしても、それは相性が合わなかっただけです。必ず貴方の事を必要としている会社はあります。本当の自分を大切にしながら、面接では会話をしてみてください。緊張はするかもしれませんが、何を聞いても怒られることはありません。なんなら自分と企業の相性を貴方が見極めてください!それこそが本来の面接だと私は思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。皆さんに素敵な未来が訪れますように…

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