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モードの帝王

サンローランのメガネを掛けて国立新美術館で行われている、イヴ・サンローラン展に行ってきた。


若い頃のサンローランはイケメンだった。クリスチャン・ディオールに認められた男はやはり纏っているオーラが違った。

サンローランの服

サンローランの服は圧巻だった
当時のショーで使われたオートクチュールのプロトタイプの作品がたくさん来ていた。
やはり良い服というのは形が素晴らしい。先月見たシャネルのドレスを見ても同じことを思った。


サンローランは、男性の服から女性の服への発送を得ていたらしい。タイトであるからより一層女性のラインの美しさを醸し出し、女性の美しさの最大限助長する。


・世界各国からのインスピレーション

世界各国のエッセンスを取り入れた、コーナーは面白かった。西欧以外に目を向ける事で、従来の色使いかれ脱却する事ができ他と一線を画すことになった。
ぱっと見でどの国かわかるのに、サンローランにある高級さやもとより持っているエッセンスは要所に見られる。流石だと思った。
私はこういうのが好きである。よく例にするのは、どんな役を演じてもその俳優が持つ個性的なものをどの役にも感じられる的な。その役に成り切る事は大事だが、その人自身がなければそんなのロボットだっていい。なぜ自分が表現をするのかそれを考えるべきだと思う。(超絶上からだけど)


・絵画からの発想

唯一撮影が許されたエリア


このエリアは偉大な画家達から発想をもらい、彼らの絵を服に再構築したエリア。

彼はいつの時代だってピカソが好きらしい。好きというか、波長があうんだって。


サンローランの言葉

今回の展示会でちょくちょく好きな言葉を見つけてきたので紹介します。


・Fashion passes stiles reminds

訳:流行は移り変わるがスタイルは永遠だ

あー、この言葉好きだ。
これは社会の流れにも言えるかもしれないが、私は個々人に向けらるとも思った。

月日が経つ事でその人の外見はちょっと変わるかもしれないし、その時にハマっているものだって変わる。

でも、その人の核になるものは変わらない気がする。その人のセンスや好きな事、雰囲気とかオーラとか。上部じゃなくて内にあるもの。それに目をちゃんと向けられるようになりたい。

あとこれを見て、シャネルの「モードは廃れなければならない」を思い出したな。


・Accessories transform a garment, transform a woman

訳:アクセサリーは衣服を変容させ、そして女性を変容させる

サンローランはこんなことも言っていた。

「ドレスはシンプルにし、アクセサリーは風変わりな感じにするのが好きなんだ。」
これはちょっと難しかった。

アクセサリーをつけて輝けるのは女性の特権だと思うし、オシャレは細部に宿ると思っているから小物に目をつけるあたり流石だなと思った。



・私の目標は巨匠たちと自分を比較することではなく、最大限彼らに近づき、その才能から学ぶことだった。

この言葉を見て尊敬した。劣等感しかない私はすぐ上を見ては自分が情けなくとか、どうやっても負け組なんだって思ってしまう。やっぱり比較してるからなんだよね。
でも、違う。

私よりも素晴らしい彼らから学び、少しでも近づくこと。

こう考えていかないとな。

大抵の人から見たサンローランでさえそう思ってるんだから!
私もそう思ったって大丈夫な気がした。



総じて素晴らしい企画展だったし、自分が持っているアイテムのブランドについて知れたことは非常に有意義だった。

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