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「ゆざわの汁婆(Shiru-Bar)」開催しました!

かけるが愛してやまない秋田県湯沢市のことを、もっと知ってほしい!

そんな思いから、11/23(土)に武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス一階にあるMUJIcom内のOpen Marketで「ゆざわの汁婆 (Shiru-Bar)」を開催しました!

汁婆とは、「味噌汁×お婆ちゃん」と「味噌汁×Bar」の掛け合わせで、
Barスタイルで湯沢のお婆ちゃんたちが作ったお味噌を味わうという場。

かけるでプロデュースさせて頂いている、湯沢市の小商いアントレプレナーコミュ二ティ醸造プロジェクト「emishi」から生まれたアイデアで、それを実現したプロトタイピングです。

今回は、開催の様子と感想を、当日準備から一緒に行ったemishiのインターン生・花道こと小林君がまとめてくれました!

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(以下の筆者・花道は、一番右のナイスガイ)

秋田県湯沢市は、醸造文化がとても盛んな地域。
個性と歴史のある醤油味噌蔵や日本酒蔵が点在しています。

醸造文化は湯沢の暮らしにも深く根付いていて、現在でも地元のおばあちゃん達が、家庭ごとにオリジナルの味噌を作り続けています。

今回の汁婆で提供したのは、湯沢の3人のおばあちゃんのオリジナル味噌。全員が同じ市内にお住まいなのに、3人の味噌は香りも味も驚くほど違うんです!
どうやら大豆や米麹、塩などの割合によって、さらには熟成期間の差によって、甘さや塩辛さ、コクに違いが出るそう。

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香りや味の違いを楽しまれている来場者の方々を見て、このような家庭独自のレシピが当たり前のように、連綿と受け継がれていることの素晴らしさをしみじみと感じました。

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汁婆では、お味噌汁の他に、湯沢の野菜の味噌ディップも振る舞いました。

使用したのは、創業から160年以上、製法を変えずに天然醸造で作り続けている(!)湯沢の石孫本店のお味噌3種。
お味噌の美味しさもさることながら、それらに負けない香りと味を持つ湯沢の野菜に感動している方も多数いらっしゃいました!

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味覚の情報は、強く記憶に残ります。
「おふくろの味」なんて言いますが、ひょっとしたらそれは家庭で使う調味料の味なんじゃないか。
そうだとしたら、それぞれの家庭にオリジナルの味があるというのは、信じられないくらいの価値があることなんじゃないか、
と、バーテンをしながら考えていました。

全国的にスーパーに並んでいる調味料は確かに安いし、かなり売り上げていると思います。経済的価値の面では、圧倒的にスーパーの味噌に軍配。
しかし、日本に住む全員がスーパーの味噌を使い、おふくろの味が画一的な世の中と、家庭ごとにオリジナルな味噌を使い、おふくろの味が1億通りもある世の中、どちらに住みたいか?と聞かれたら、やっぱり自分は後者です。そう感じる気持ちをいつまでも忘れたくないなぁと感じていました。

それと同時に、私と同じように家庭のオリジナル味噌に価値を感じる方がまだまだいらっしゃるなら、湯沢はもっともっとファンを増やしていけると思いました。湯沢には家庭味噌のような価値のあるものが、もっとあるはずですから。
外から入っているインターンシップ生として、湯沢のファンの一人として、湯沢に埋もれている「当たり前だけどすごい」ものに気づいて、皆と共有していけたら、他に予想もしていなかった面白いコトが始まるんじゃないかとワクワクしています!

湯沢には、美味しい食材・質の高い日本酒・いい温泉がそろっています。
つまり、日本に住むわたしたちや、外から訪れる方々が、「日本って、いいなぁ」とふと思える瞬間のものが、揃っている!ということ。
都会に疲れてしまった方、ほっと息抜きしたくなった方は、エネルギーをチャージしにぜひ湯沢に来てください!お待ちしています。

(小林しゅうせい)

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