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会社を辞めるなら転職先を決めておくべき?

「会社を辞めたい」と思ったら、まず何を考えますか?
まず転職先を考える、という人も少なくないでしょう。堅実な方法ではありますが、次を決めてから動くというのがいつでもプラスに働くとは限りません。

次を決めずに辞めるメリット

仕事を辞める際に、次を決めてから辞めることのメリットは、言うまでもありません。

収入の途切れる期間がはっきりしますし、場合によっては途切れないように調整することが出来ます。転職先が決まっていれば、不安だって軽減されるはずです。

でも、そうやって次を決めてしまうことで、失われてしまうものもあります。

変えたいのは本当に「仕事」だけ?

「会社を辞めたい」と思う理由は、人それぞれですよね。会社が嫌だとか、自分に合わないとか、会社の仕事に関することが理由になることが多いでしょう。

でも、変えたいのは、本当に仕事だけでしょうか…?

会社が合わないと感じたのは、自分の内的な変化が原因かもしれません。そうなると、合わなくなっているのは、会社だけではないはずです。家族やパートナーとの関係、暮らしている地域、所属しているコミュニティ、さらに大きくライフスタイルや生き方──変化を求める対象が、仕事以外にまで広がっている場合があります。

不安定な「空白」が必要な場合もある

そんな時に、トータルな意味での「次」をデザインするのは、とても難しいと思うんです。多くの要素を一斉に変えるのは難しいし、一斉に変えたつもりが殆ど同じパターンに落ち着いてしまうというのもよくあることです。

そんな時は、切れ目ない日常リズムが一度停止して、不安定な「空白」が必要となる場合があります。「やること」ばかりに囲まれている暮らしを一時停止し、「やらないこと」を選択するのです。

そうした空白への向き合い方は、ちょっと難しいところもあるけれど、空白のなかで浮かび上がってくる気持ちやアイデアは、頭でプランし切れない自分にとっての「次」への、最高の手がかりになるはずです。

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