他者がいるから自分らしくなれる
気を遣うことの多い外から家に帰ってきて、服を着替えて一息ついて、自分らしさを取り戻す──そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。僕にもありますが、あるところで「他者がいるから自分らしくなれる」と言っていた人がいて、本当にその通りだと思いました。
その場がほっと出来るかどうかは人間関係で決まる
「他者がいるから自分らしくなれる」という言葉を聞かせてくれたのは、僕が講師をした「場づくり」の連続講座の受講生の方でした。本当にそうだな…と思いました。
「場づくり」では、場所と場を分けてとらえます。
例えば「ここは私の居場所」だと感じられたとしたら、それは建物ではなく人間関係のよるものだ、ということです。
関係性がぎすぎすしていたり、つるっと表面的過ぎたりすると、居心地が悪くなります。嘘の自分を演じるようなことはなかったとしても、自分らしさを発揮出来たという喜びも感じられません。
一人ではなくみんなと共に発揮される自分らしさ
自分らしさを発揮するというのは、「自分らしく反応すること」だと言ってもいいと思うのです。「反応」なんていうと受け身みたいですが、そうではなくて「やりとりのなかで」という意味合いです。
自分らしさを発揮しようと意気込んでしまうと、自分発で何かを投げかけようとか、全体のなかで目立とうとか、空回りしがちです。でも、本音をある程度以上やりとりできる関係性があれば、その関係性=場のなかでこそ、ふとしたときに「自分らしさ」がいきいきと表現されます。
それは、自分にとってはただ単に楽しい時間かもしれませんが、他者から見ると「この人らしくて素敵だな」と思えたり、後で自分自身の自信になった
りすることもあるでしょう。
「誰かがいるから自分を出せない」ということが当然ある一方で、他者がいてくれるからこそ発揮される自分らしさもあります。僕自身、「自分ってこういう人間なんだ」と思い知るのは、誰かと一緒にいるときだなと思っています。
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