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進むべき道は身体が教えてくれる

いくら考えても答えの出ないことってありますよね。それでも答えは必要だから考え続け、考え過ぎてしまうと、自分の進む道が見えなくなってしまいます。そんな時は、自分の身体が進むべきを示してくれます。

「考えれば答えが出せる」は思い込み

考えれば答えが出る、ロジカルに考えれば必ず正解に辿り着けるという考え方があります。人生で直面する課題の一部は、ロジカルな解決が出来るはずですが、出来ないものだってあります。

それを「出来るよ」と言い切る態度は、自分という全体性を生きないということにつながりかねないと、僕自身は考えています。

そもそも、人間は頭=脳だけで意思決定をしているわけではありません。

身体に尋ねるとはどういうことか?

人が通常、「私は」と主語にしているのは、顕在意識(頭としての私)です。一方で「無意識に◯◯しちゃった」という言い方があるように、潜在意識(身体としての私)もいます。

前者は意識的に捉えることが出来ますが、後者とは直接やりとりすることが出来ません(詳しくは下記記事参照)。

「何が正しいのか」や「どうすれば効率的か」という問題は、頭でロジカルにアプローチ出来ます。でも、「何がしたいのか」や「どうすれば楽しめるか」という問題は、思考だけでは正しい答えが導けません。

体験したりイメージしたりして、「感じ取る」ことによって、答えを導きます。この「感じ取る」という作業は、潜在意識、つまり身体の言い分を聞き取る(推し量る)ために有効です。

深刻さから抜けだし軽く明るく

身体的世界は深淵な部分がありますが、一方で生き方を軽くてカジュアルにしてくれる力があります。

頭で「何をすべきか?」と考えることに対して、「何をしたら楽しいかな?」とやってみる態度は、とても気軽ですよね。気軽なことを価値が低いと考える人もいますが、それらは無関係です。自分の身体に尋ねて、頭で意思決定をして、進んでいく──これって、とても合理的で楽しい生き方だと思うのです。

考えても答えが出ず、進む道が見えないとき。身体的にアプローチするなら、例えば「一番気持ちの上がることからやってみよう」という作戦が使えます。やってみてどうだったのか、その先はどんなプランにするのか、それは頭を使って考えてもいいですよね。

身体は、直接は話しかけてこないけれど、いつも一緒にいてくれる頼もしい相棒です。たとえ地図のない土地でだって、身体と一緒なら道を見つけられるはずです。

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