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これからは「失敗するヒーロー」の時代にしよう

清く正しく美しく──ヒーローと言えば、お決まりの形容詞です。でも、これからの時代、本当に子どもたちの希望になれるのは、そういう欠点のない失敗しないヒーローではなく、失敗してもしばらくすると平気で復活する、そんな失敗するヒーローだと思うのです。

一度失敗したら一発退場の日本社会

いつから日本社会は、こんなにも人の失敗に厳しくなったのでしょうか。

芸能人や有名人が不倫や薬物使用をすると、大炎上し、追放しろ!の大合唱。たとえ罪を償った後でも、繰り返し袋叩きにします。何かあったら一発退場の世の中になり、いまのタレントは自分の好感度が高すぎることをリスクだと感じてさえいます。

人は失敗する存在なのに、「一度失敗したら終わり」というのは、希望のない社会だと言わざるを得ません。炎上させて喜んでいた人々は、有名人を吊し上げて炎上させた結果、自分の首を絞めたとも言えますね。

子どもの希望になれるヒーローとは?

子どもたちから、「一度失敗したら終わり」と言うメッセージを出し続けているいまの日本社会は、どう見えているのでしょう。

「失敗しないヒーロー」は確かにカッコイイけれど、「自分もそうなれる」とはなかなか思えません。それより、すごく失敗して、世の中から批判されて、恥ずかしい思いをしたのに、しばらくするとけろっとして戻ってきて、いつの間にかその人らしく輝いている──そんな「失敗するヒーロー」がいたら、希望になるのではないでしょうか。

あんなにやらかしたのに、平気でいつの間にかまた輝いている。構わずに、自分らしく次へ行く。そんなヒーローが、未来への希望になるはず。

失敗を恐れずに次に行けるメンタリティを持ち、たとえ地味でも、子どもたちの希望になれるヒーローの一員でいたいと思います。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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