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権威に弱い人はもっと自分を信じた方がいい

世界的権威、宮内庁御用達、◯◯賞受賞──世の中には、権威づけられた人や組織な物事がたくさんあります。それで、そういうのに弱い人っていますよね(笑)。僕自身、そういうものに惹かれる気持ちってすごく分かるのですが、もしかすると、もっと自分を信じるべきなのかも! とも思うのです。

伊勢丹の香水売り場で

新宿の伊勢丹にある香水売り場で一本のボトルを手にしたら、店員さんが「そちら、私も大好きです。英国王室の御用達ブランドなんですよ」と声をかけてきました。僕がまず思ったのは「(金額が)高そう…」ということでしたが、権威づけられたキラキラ感を感じました。

権威づけられたものって本当に多くて、「◯◯の世界では、世界的権威と言われている人」だとか、「△△大学名誉教授の◯◯さん推薦!」とか、本当にいろいろありますよね。僕も自分の本を「Amazon◯◯部門第1位」と書いて宣伝したことがあります(笑)。

何を選んでいいのか分からないような時などに、こうした権威に惹かれて選んでしまう人が多いからこその、アピールでしょう。

自分が好きなものが一番に決まっている

でも、いくら権威づけられたものだとしても、自分がそれを気に入るかどうかは分かりません。そもそも、英国王室と僕の趣味が同じであるはずがないというか…。考えてみたら、当たり前ですよね。

でも、「権威があるんですよ!」と言われると、なんとなく「良いのでは」と考えてしまう。これって、ちょっと危ないことかもしれません。

例えば、テレビに出てコメントをしている「権威のある専門家」がいたとして、本当にその人の言葉を鵜呑みにして大丈夫でしょうか。誰がどのような理由で権威を付与しているのか、そこも分からないのに信じてしまうとすれば、それは権威を信じているのではなく自分を信じていないことの表れでしょう。

権威を与えるのは自分自身

当然のことながら、たとえ「この人は世界的権威です」と誰かから紹介されても、いくらその人が有名でメディアにたくさん登場していても、自分がその人のことを「信じられない」と思うのなら、信じるべきではありません。

逆に、無名の人であっても、それまでの関わり合いのなかから経験的に一目置いている人というのもいるはずです。その人は、自分にとっては「権威ある人」ですよね。

なぜなら、最終的に権威を与えられるのは、自分自身だからです。

なるほど、この人には一目置くべきだと思うことによって、最終的に権威が付与される。その「すごい人」を認めるあなた自身の方がもっと「すごい」ということです。惑わされずにいきましょう。

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