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自分を壊すことで見つかるのが本当の自分らしさ

自分らしく存在出来ないと、人は楽しめず、自信を持てず、エネルギーを消耗して疲れてしまいます。でも「あなたの自分らしさは?」と問われても、それに答えるのはとても難しいと思うんです。

自分らしさとは、構築して出来上がっていくというよりは、壊すことで湧き出てくるものなのではないでしょうか。

自分らしく呼吸できない理由

人が自分らしくいられない理由とは、何でしょうか?

自分らしく存在することがもっとも簡単なはずなのに(だって、そのまま!をやればいいのですから)、それが出来なくなってしまうのは、

「こういう場合は、こうするもの」

という行動パターンを教え込まれるからです。人間社会で生きていく以上、そうした行動パターンは必要不可欠ですからね。親や教師や周囲の大人が、子どもたちにそうした行動パターンを教えます。意識的に伝達される場合もあれば、無意識に大人がとっている言動を見ながら、子どもがそこから身に付ける場合もあります。

行動パターンは正解とは限らない

人はみんな、「こういう場合は、こうするもの」という行動パターンを持っています。それで、問題なのは、それが「正解」とは限らないという点です。

「こういう場合は、こうするもの」という行動パターンを身に付けてはいるけれど、「なぜ、そうした方がいいのか?」「他にもっと良い方法はないのか?」といったことを考えたこともないという人も多いはず。

いわゆる常識だとか社会通念だとか言われるものの本質は、そうした吟味を経ていないのに「なんとなく自分の考えだと思い込んでいること」ではないでしょうか。

行動パターンの破壊から始まる物語

出所の分からない雑多な行動パターンは、鎖みたいなもの。そういうパターンを身に付ければ身に付けるほど、自由は奪われ、「自分らしくしてください」と言われても身動きが取れません。あなたがもし身動きが取れないなら、たとえ目に見えなくても何かに縛られている証拠です。

そう考えると、「自分らしさ」というものは、そうした雑多な行動パターンの寄せ集めや、その上に構築されるものではないはずです。むしろ、それらを片付けて、余計なものを壊すことで表れる地面や地肌のようなものが、自分らしさ(またはその種にあたるもの)だと言えるのではないでしょうか。

常識を吟味にかけると浄化が起こる──ソクラテスの授業で知られる林竹二さんの言葉です。常識の吟味は、魂レベルでもきっと必要ですし、普通に身体にもよさそうです。

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