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受験勉強を振り返って

岡山大学医学部保健学科看護学専攻 岡山操山出身 M.H.さん

【OSD代表より】
M.H.さんは笑顔が素敵で周囲の人間を元気にさせてくれる魅力あふれる方です。成績が下降気味の頃にOSDに飛び込んでくれて、最初の頃は本当に必死に授業についてきてくれました。3時間+αの授業が終わる頃には、その笑顔が消えるほどぐったり疲れていましたね。目の前の課題に真剣に打ち込む姿勢、当たり前のことを継続してきたからこそ、成績がぐんぐん伸びていきました。冠模試(岡大オープン)では医学部医学科の受験者をほぼ全員抜き去る好成績をたたき出し、本番では英作文での軽微な減点以外はほぼ満点!得意科目での思わぬ失点をカバーでき、合格を勝ち取ってくれました。そんなM.H.さんの声をお届けします。


OSDに入塾する前

私は高3の6月からOSDに通い始めました。それまでは個別指導の塾に通っていました。高1の時から岡山大学を志望し、推薦を見据えて学校の授業や課題にはある程度まじめに取り組んでいたつもりです。数学があまり得意ではなかったので、塾ではずっと授業の予習やテスト前に苦手なところを中心に教えてもらって、定期テストはどの科目も平均より高い点数をとれていたと思います。実力テストもはじめのうちは上位のほうにいて、模試もA判定が多かったです。2年生になってから、理系になって化学や数学Bでつまずき始めて、模試の判定も悪くなっていきました。英語は苦手意識がなかったので、勉強するのは嫌いではありませんでしたが、いつも点数が思うように伸びず、それでも勉強法がわからなかったので、OSDに入る前までは思うように勉強できませんでした。3年生になって本気で岡山大学を目指し始めたときに、OSDに出会いました。

OSDに入った時

先生にはじめてお会いした時に授業を受けて、こんな風に授業をする英語の先生に会うのが初めてでびっくりしました。授業は難しい内容もありましたが、いやだな、大変だなと思うことはほとんどなく、おもしろいなと感じたり英語ができるようになっている感じがしたりして授業に行くのが楽しみでした。入塾して初めのうちはわからないことが多く、家に帰ってから復習を何時間もしていました。でも次の授業で同じことが出てきても全然覚えていなかったり、中高で習ったはずのことができなかったりして、自分は全然何もできてないなと落ち込むこともありました。

夏から秋

夏休みは学校の授業がない日はほとんどOSDに来て自習をしていました。夏の特別講義で英作文を1日に何題も解いたり、苦手だった理科の問題集を何周もずっと一人で解き続けたりしていましたが、何より暑くて体力が奪われてしまうのがしんどかったです。そこで私は、夏休み1日中自習室にいるときは、朝来て自分が今日何を勉強するのか書き出して、タイムテーブルを作ってから勉強を始めるなどモチベーションを保てるように工夫していました。
夏休みが明けると文化祭や体育祭があり、今思うとその時期に一番気が抜けていたかなと思います。それでもたくさん準備や活動した後に勉強をすると充実感も得られるし、高校最後の行事を後悔なく終えることができました。冬になってつらい受験期間もそのことを思い出して頑張ることができたので、この時期は自分でも思うように勉強できなくてつらいかもしれませんが、終わってから受験勉強に切り替えても大丈夫だと思います。

推薦入試を受けて

私は年末に岡山大学医学部保健学科看護専攻の共テ利用なしの学校推薦型選抜を受験しました。1年生のころから推薦を受けたいと考えていたので、受験の1か月前からほぼ毎日志望理由書を書いたり、学校の先生に面接の練習を手伝ってもらったり、小論文の過去問を解いたりして準備しました。自分なりに一生懸命準備したつもりでしたが、結果的には不合格でした。推薦を受けたことのメリットは、その大学に行きたいという気持ちがより一層強くなったこと、面接練習を何度もしたことで一般入試でもその経験を活かすことができたこと、そして医療に関する知識を身につけられたことです。しかし、デメリットとして、推薦の準備のために共テの勉強がおろそかになり、推薦の合格発表後も落ち込んでしまって勉強にあまり気持ちが入らないということがありました。私は推薦を受けたこと自体は後悔していませんが、あくまで一般入試で合格するという気持ちで共テの勉強をしっかりやっておくべきだったなと思います。

共テ後から二次試験までの期間

共テが終わってから二次までの期間が私の受験勉強で正直一番苦しかった時です。共テの自己採点の結果を見ながら毎日判定を見ていました。先生や学校の先生と話しても、不安になるような点数じゃないと言ってくださっていたのでそこからまじめに勉強すれば大丈夫だと自分自身に言い聞かせていました。しかし、二次の勉強が共テの勉強であまりできていなかったので、いざ英作文を書いていてもうまく書けなくなっていて、気持ち的にも前向きに勉強できませんでした。また私は推薦や共テ、私立の受験など一つの試験のたびにとても緊張したり終わってホッとしたりと、気持ちの浮き沈みが大きく、二次の勉強に集中できてないことも多くありました。それでも先生に何度も励まされて時には厳しいことも言っていただいたおかげで、なんとか前期の前には気持ちを前向きに、最後は自信をもって試験に臨むことができました。

後輩へ送るメッセージ

私は1年間の受験勉強を振り返って、苦手分野の克服を何よりも早くすべきだったなと後悔しています。私の場合だと、数学の数列と英単語の暗記です。数学の数列はお正月にFocusの数列の範囲を一気にすべて解いたことで、少しだけ解けるようになった気がしました。英単語の暗記は先生に何度も言われていたことですが、ずっとできずにいて、結局共テが終わってから単語帳を1周できました。英単語はOSDの授業でも重要だと言われていると思いますが、本当に覚えれば覚えるほど長文が読めるようになります。私は自分の経験から「苦手なことは一気にやる」ということが重要だと思います。毎日少しずつやるのではなく、時間があるときに1週間ぐらいで一気にやることで感覚をつかめたり暗記できたりすると思います。また、私は化学が苦手だったのでずっとセンターや共テの化学の過去問を解き続けていました。共テ直前も苦手だったからこそ化学だけは最後まで勉強し続けました。共テは科目数が多いので最後にどうしても捨ててしまう科目があると私の感覚では思うのですが、最後まで勉強し続けた科目が結果的に伸びるので、あきらめずに勉強し続けるべきです。
それよりも私が後輩たちに一番伝えたいことは、大学生活が、自分が思っていたよりも本当に楽しいということです。半年前とは比べ物にならないほど、自分でできることが増えて毎日が充実しています。免許を取ってバイトも始めてお金を稼げるようになって、一気に大人になった気がします。また、部活やサークル、夏休みには旅行に行って今まで経験したことのない楽しいことがたくさんあります。受験生の時はそんな大学生活を思い描いてすらいなかった私ですが、あの時妥協せずに自分の一番行きたい大学を選んで、一生懸命勉強してきてよかったなと思います。

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