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あれよあれよと9月

今日はインターンに参加する用事があった。
朝は7時起き。変質者に森の中で追いかけ回されて、逃げている夢を見ていた。起承転結の「転」くらいのところでアラームに起こされた。いや、アラームに助けられたというべきか。無い胸を撫で下ろしながら、慣れないスーツに腕を通し、大都会大阪へ向かった。

JR大阪駅には取引先か会社か分からないけど、右往左往にどこかへ向かうサラリーマンでいっぱいだった。猫を被った僕は、辺りをキョロキョロ見渡しながら、慣れない革靴でヒョコヒョコと歩いていた。その様は明らかに浮いていただろう。もしスーツ人狼なるものがあるのならば、いの1番に処刑されたに違いない。いや、狼ほど様になる者でもないので、人猫とでも言おうか。
(上手くないか、まぁそんなに自分のことを卑下しなくてもよくて...。)

ここには馴れ合い、傷を舐めあえるような人は人っ子一人もいない。不安を抱えた僕は、猫の手でも借りたい気持ちでいっぱいだった。

超がつくほどの方向音痴なので、大事な予定がある日は家を早く出るようにしている。(偉いね)
早々に大阪駅に着いたわけだが、そこから少し移動したところに本社があるらしい。

大阪駅を出て、四つ橋線に乗るらしいが...

四つ橋線なんて知らないよ!

今日四つ橋線が出来たと言われても何も疑わない。それくらい知らない線だ。
いま文字を打っていて変換も出てこないし、本当に今日出来たのかもしれない。

JR大阪から四つ橋線へ向かうための案内掲示板は『何も知らないよ』と言わんばかりに上を見ている。たまに、しらを切るように左斜めを見ていたりもする。
僕は案内掲示板から「四つ橋線」の文字列が無くなったら詰みが確定するので、目を離さぬように必死に首をあげた。

山崎まさよしの『One more time one more chance』のように色々な場所を見渡し「四つ橋線」を探した。

四つ橋線手前で見たことある景色だなと思ったら、2ヶ月ほど前、オレスパのライブで乗ったことある線だった。「久しぶり!」名前が思い出せない知人に会う気持ちだった。ヘヘン

そうして、受付開始の1時間前に本社のあるビルの下に着いた。

すぐ隣にあるスタバに入ろうか迷ったが、こういう日に慣れないことをしたらダメだ。あと、注文の仕方が悪いのか、スタバのドリンクは冷たすぎてお腹を壊す率が高い。

これからビル下のゴミ拾いでもして、媚びでも売ろうかと思っている。

背広が板に付く日は来るだろうか。
10年後か、いや定年退職のときでもまだペコペコ頭を下げる人間のままなのか。

まぁそんなこんなでインターン頑張ってくるよって話でした。

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