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デンマーク留学3ヶ月目の報告書

正直、留学してから3ヶ月目が自分のやるせ無さに一番落ち込んだ時期でした。その国の言語を話せなかったため、デンマークにいた当時はコミュニティーに属してると思えませんでした。メッセージで書いた言語についての話は今読み返すと厨二病みたいで恥ずかしいですが、海外に行ったからこそ言語について思うことがありました。興味深いと思ってくださったら幸いです。


≪生活面≫
デンマークに来てから3ヶ月がたった。月日が経つのを早いと感じるが、今までの日々はしっかりとした重みがあった。この1ヶ月は特に自分に喝を入れた1ヶ月だった。刻々と日々は過ぎていくのに、怠けている自分が嫌で悔しいと思った。日本語とデンマーク語は全然違うから、自分は日本人だから、そんな理由でしょうがないとは思いたくなかった。クラスメイトと“ただの友達”から“本当の友達”になりたくて、自分もデンマーク人になりたくて、
最初の決意を忘れたくはなくて、それまでよりももっとデンマーク語を勉強した1ヶ月だった。

≪学習面≫
努力は無限大だから、自分が努力したかと聞かれたら、自信を持って言えないと思う。だけど、この1ヶ月で一番変わったことは自分の気持ちだ。家でも学校でも英語は通じるし、英語で会話ができる、そのことにどこか甘えている自分がいた。それが今では英語なんてはっきりいってどうでもいいと思う。甘えている自分が嫌いで許せなかった、もっと本気で学ぼうと思った。話せない自分が悔しくてたまらない。だから、先生や友達の話をボーッとして聞くのではなく、わからなくてもまずは頑張って聞こうと思った。そうしたら何回も会話に出てくる言葉が気になるようなった。気になった言葉はホストマザーに聞いたり、耳コピで調べたりするようになった。家に帰ったら、一日に一回はデンマーク語を学ぶための本を開くようにした。そのお陰かはわからないが、今ではみんなの会話がなんとなくはわかるようになった。でも、これで満足する気は全く持ってないので、これからも頑張りたい。

〔メッセージ〕言語
この1ヶ月デンマーク語と向き合ってきて、いろいろ言語について思うことがあった。私が言語について考えたことを書きたい。私が面白いと思ったことは、私にとってデンマーク語を話すことは難しいことだが、デンマーク人にとってはそれが日常だということだ。他の人がこのことを聞いたら、当たり前だといって笑われると思うが、改めてそんな当たり前なことが面白いと思ってしまった。逆に考えると、私がいとも簡単に話せる日本語が、他の国の人たちにとっては全く見当もつかない言語だということだ。そう考えると、日本人は英語を話せる人が少ないが、そのことに負い目を感じる必要はないということだ。私たちは日本に住んでいて、日本語を話す日本人だ。かといって、英語が話せることに損はないが。他の国の人たちと話す手段として英語ほど便利なものはないと思う。別に英語圏の人たちが使う難しい単語を使う必要はない。簡単でも会話はできる。難しい文法や単語を使ってカッコつける必要なんてない。簡単でも会話をして、楽しむことができたらこっちの勝ちだ。これ らのことを踏まえて私が一番伝えたかったことは、“日本人って最高”だということだ。英語やスペイン語を話す人たちは、世界にたくさんいる。しかし、日本語を話すのは日本人だけだ。独自の言語を持ちながら、英語や他の言語を学ぶことができる。それは日本人の特権だ。日本人が日本語を話せることは当たり前だが、逆にいうと日本人しか日本語を話せない。だから日本人は最高だ。


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