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髪を傷めないカットは【パネルの厚さ】も大切です!

こんにちは!

表参道のLaleiでdirectorしています、ささきです!   

今回は前回の記事でも書いた

【カットでも髪は傷む=ハサミの使い方】

の続きでパネルの厚さについて少し書きます!

髪の傷む原因は薬剤などの原因も多いですが、意外とカットでも傷んでしまうという事実を美容師さんから一般の方まで少しでも理解してもらえたら嬉しいです!

まず、パネルとは

髪を切る時に指にはさんで持つ髪の毛

のことを言います。

このパネルの厚さで髪が傷むってどういうこと?

カットの基本はダッカールというクリップで髪を分け取り、細かくスライスを取りながらカットをしていきます。

この時にスライスを厚くしながら(パネルを厚くしながら)切ると細かく分ける手間が省けるので少し時間短縮になります。

もちろん、カットは手際良く早い方がいいのでなるべく手数を減らすよう練習をします。

しかし、そのスライス(パネル)が厚いことによってハサミで切る時に髪が傷んでしまう原因ができてしまいます。

紙をハサミで切る時をイメージしてみて下さい。

1枚の紙は簡単にサクサク切れます。それを2枚、3枚と段々枚数を増やしていくと当たり前ですが切りづらくなりますよね?

それがある一定の枚数を超えるとサクサク切れることなく、断面がガタガタになり、ひどい時は真っ直ぐすら切れず斜めにずれたり変な方向に切れることもあります。

これは髪でも同じ現象がおきます!

厚いパネルを切ろうとするとスパッと切れない時もあります。切れるけど少し段が入ったり、斜めになったり、切る時にハサミがずれるということが多々あります。

これでは、髪の断面は潰れそこから内部の栄養が抜け出し、枝毛や切れ毛の原因になります。そこにカラーやパーマをしたら更にダメージが進行していきます。

すきバサミが傷むと言われているのも僕はこのパネルの厚さが原因なことも多いのでは?と考えています。

すきバサミは簡単に髪の量の調節ができる分、結構大雑把にパネルをとり減らす方も多いです。そういうカット動画も良くUPされています。

ハサミの切れ味をしっかりしておけば大丈夫かも?しれませんが、僕はなるべく髪を傷めない、綺麗な断面をキープする為にはしっかりパネルを薄くとることをオススメします!

効率の為、カットを早くするためにパネルを厚くして切り、減らす。

スピードは確実に上がりますが、髪への負担も確実に上がります。

適正のパネルの厚さ、しっかりとしたハサミの使い方。

これを考えながら切るだけで確実にカットの質は上がり、それがお客様の笑顔に繋がります!

何気ないことですが、髪を切る側も切られる側も是非意識してみて下さい。

カット一つでその人の想いが伝わるかもしれません☺︎


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