見出し画像

食べまくり、飲みまくり、打ちまくり讃岐路一人旅

旅の計画をし始めたのは、ひと月半前くらいだろうか。香川県高松市へ同業者の友達に会いに行く旅の計画だ。1泊ではつまらない。せめて2泊3日の日程とし、友と「飲む!」、大好きな讃岐うどんを「食べまくる!」、そしてゴルフを2プレーして「ナイスショットを打ちまくる!」をキーワードにして各方面手配を進めていく。
今回の旅は、全面的に楽天に依存する。楽天トラベルで高松までの希望する時間帯の航空券、友達の店に近いビジネスホテル2泊をセットで予約。レンタカーをもセットにしたプランもあったが、レンタカーは別途楽天トラベルで予約した方が安かったり、免責を付けられたりしたのでオトクだった。ゴルフも楽天ゴルフGORAにて一人予約だ。

1日目
朝食は自宅でセブンイレブンのざる蕎麦。これから讃岐うどんを食べまくると言うのに麺の朝食。それほど麺好きな私なのだ。
羽田空港へはアクセスの良い京浜急行に乗って、旅が始まった。

京浜急行エアポート急行なら22分で羽田空港へ

今回の旅の翼はJAL。40日前くらいの予約だったので按分すると片道13,000円くらいになるだろうか。安く予約出来た。

JAL479便高松空港行きは定刻通り11時45分に西へ向け飛び立った。東京湾を南下し、右側に私が指定した座席からは、横浜の街並みを眼下に眺められた。横浜上空より機体を右に傾け西へ進路を取る。富士山は残念ながら、雲に覆われていて見ることが出来なかった。

左からみなとみらい、ベイブリッジ、鶴見つばさ橋

高松空港に到着後、送迎バスにてバジェットレンタカー高松空港店に移動。3日間の相棒はトヨタヴィッツ。ここから初日の讃岐うどん巡りが始まる。

トヨタヴィッツ

事前にグーグルマップや口コミを調べて私の行動中に営業中のお店を探した。今回の旅では昼食時は機内かゴルフラウンド中なので、有名店は主に昼だけの営業故に諦める。そして月曜日や火曜日は定休日の所が多かったので、セルフ式、オーダー式はこだわらず、なるべく評判の良い店を選んでおいた。高松市街地までの道すがら、まずは1軒目、宝山亭へ。暑い中だけど、かやくうどん小でウォーミングアップ。いりこのお出汁が空腹に優しい。

次に中西うどんに向かうが、残念ながら売り切れ。そこまでの道すがら、見つけたひまわり畑に癒やされる。

名もなきひまわり畑。
田植えをしていない田んぼを利用したようだ

次に訪れた大島うどん。店の脇の駐車場は4台分。ちょっと待ったら駐車出来た。とても暑いので、ここではざるうどん小と、牛すじとこんにゃくおでんを。うどんのコシ。ウンウンいい!心温かい接客も嬉しい。

そして手打ちうどん三徳に移動。ここでもざるうどん小を。やはり讃岐うどんはこのコシだなぁ。セルフ式で、壁には著名人の記念写真が沢山飾られている。

今夜から2泊するダイワロイネットホテル高松にチェックイン。ダブルサイズのベッド。寝心地もよい。枕も硬めと柔らかめの2つあるのが嬉しい。過去に泊まったホテルの中で、この硬めの枕が一番自分にフィットした。

フロントには友達がお迎えに来てくれていた。予約していてくれた夕食まで喫茶店で過ごす。南珈琲店。店内いっぱいにコーヒーの香りが漂う。調度もサービスもステキなお店だ。値段も300円と安い。

香り豊かなアイスコーヒー。
ブラック派の私も、かわいいミルクポットに誘惑される

この夜の宴は、ライオン通りにある正月や。ご夫婦二人で営む居酒屋さん。美味しい料理に舌鼓を打ち、話も進む。お酒も進む。締めの小豆島素麺も旨い。5食目の麺だ。

このあと、スナックに移動。何年ぶりになるだろう。カラオケを歌うのは。夜はまだまだ長いのだが、翌日早朝のゴルフに備え就寝した。

2日目
ホテルを6時に出発。車中で前日友達から頂いた高松福やの特製太巻を食べながら、高松道で西へ向かう。

福やの太巻き

楽天ゴルフGORAで予約したエリエールゴルフクラブ高松に到着。トーナメントでも使用されたことがあるだけに、素晴らしい。

エリエールゴルフクラブ香川

先に言い訳になるのだけれど、ホテルでの睡眠は遠足の前の日状態。興奮であまり眠れず。8回くらい起きる。睡眠不足と言うコンディションなのであれこれ考えず、そして無駄な力も入らず。全体的にドライバーはナイスショット。しかし距離間を考えないとダメなグリーン周り、パットはダメダメ。しかし良いところもあった。18ホールを1ボールでのラウンド。スコアは52の55。落雷を聞きながら残り4ホールのところで夕立ちにもあったけど、とってもステキなコースを楽しめました。トイレ等の紙製品はもちろんエリエール!

適度なアップダウンの林間コース
とても美しい

昼食込のゴルフ代。6種類のメニューのうち5種類はご飯もの。讃岐うどんを食べに来たし朝食は太巻きだったので、迷わずうどん!

ほてった身体に冷たいうどんは嬉しい

プレー終了後シャワーを浴びてうどんツアー再開。ここは観音寺市。まなべうどんにて釜揚げうどん小(1.5)を。ここの小は1.5玉。ペロッといけちゃう。ちょっと甘めのつけ汁も心地よい。

そして讃岐麺処山岡へ。ぶっかけ小冷は超太麺強麺。注意書きには噛み締めて食べるように。小(1玉)のサイズではここが一番ボリュームもあった。

ホテルにもどり、友達の経営する鉄板焼きのお店・高松くるみ本店にてハイボールから晩酌スタート。カワハギの刺身と煮魚、白あえ、煮物、生牡蠣。大根なます。芋焼酎もグビグビ。

そして前日の宴席でご一緒だった方が勤める炭火焼鳥鳥長さんにハシゴ。

再びくるみ本店に戻り芋焼酎や日本酒、楽しみだった牡蠣のお好み焼き「牡蠣おこ」を。これまた絶品。

友達とのステキな時間を過ごし、2回目のゴルフに備えて早めに就寝。その前にホテルのコインランドリーで汗でビチョビチョの服をお洗濯。

3日目
ホテルを6時にチェックアウトし、過去に行ったことのあるうどんバカ一代へ。釜玉バター中(2玉)で朝食。いわばうどんのカルボナーラ。テーブルの醤油をかけて。大粒の胡椒もいいアクセント。

ホテルから一般道で約1時間走り、山岳部にあるサンライズヒルズカントリークラブに到着。

サンライズヒルズカントリークラブ

中コースからスタート。OB3発。スエーによる右スライス、手首を返したことによる度フック。しかし3発やらかしたのにスコアはまずまずの54。やはり睡眠は大事。グリーン周りが安定。フロンナインを終えたところで地元在住の同伴者一同がスループレーを提案し、これに私も同意。
よし!最後だ!スコアは気にせず楽しもう!と気持ちを切り替え、東コースをプレー。そして自分でもびっくりの44。ロングホールでバーディーも。
上がってみれば自己ベスト更新の98。前半終えた時点で、自分はこれ以上上達しないのではないかな?と、2日間上手い方々を見てて凹んでいたのだが。腕前も大事だけどほんとメンタルが左右するスポーツだなぁと改めて実感。
シャワーを浴びる。ん?水風呂がある!しかも冷た過ぎずプールのよう。気持ち良かったぁ。
スループレーにより、予定していた空港へ向かうまでの時間が増えた。ゴルフ場での食事は全国どこでもお高め。これがなくなると、胃袋もおサイフも嬉しい。うどん3杯は余裕で食べられる。
まずは三嶋製麺所へ。山奥の小さなお店は「冷たいの?温かいの?小?大?」聞かれるのははこれだけ。私は冷たい小を。テーブルの上の醤油をかけて食べる。他と比べると柔らかめのうどん。値段はびっくりの160円。

ここから更に奥地にある超有名店、谷川製麺所があるが、ここの営業時間には間に合わない。グーグルマップでうどん店を調べると製麺所を発見。岡坂商店に立ち寄る。

岡坂商店

ここで自分用に土産を買う。そして餅は餅屋と美味しいうどん屋さんを紹介してもらうが、調べると全滅。やはり定休日や営業時間を過ぎてしまっている。唯一やっている長田うどんに向かうも売り切れ閉店。ここで城山うどんを見つける。肉ごぼうぶっかけ冷小。甘じょっぱく煮られた牛肉とごぼうがたまらない。

さて、時間はまだまだあるぞ。金比羅山に行くことは当初計画をしていなかった。ゴルフラウンド後に山登りなと、自分はもう若くないと自覚していたからだ。しかしスループレーがもたらした時間を大事に使うにはやはり金比羅山だろう。若かりし頃、添乗員として訪れ、お客さんか時間になっても戻って来ないので再び駆け上がったことがある思い出の場所だ。その頃の駆け上がった体力はもうないが、ここはうどんパワーで登ることにする。もも家と言う土産物店に駐車し、そこで足への負担を軽減するために竹杖を借りる。しかも暑い!御本宮までの875段を無理せずゆっくりゆっくり登る。

まだまだ登り始めたばかり。でも景色がいい

40分くらいかけてゆっくり登った875段。眼下に広がる讃岐平野。吹く風も心地良い。

眼下に広がる讃岐平野

下りこそ慎重に。踏み外さぬよう、ふくらはぎに負担をかけないようゆっくり下りる。下界は暑い。お土産屋さんで涼みながら買い物をして、せっかくだから琴平でもうどんを食べなければと紹介してもらった狸屋さんに移動。ざるうどん小を注文。消費したうどんパワーを再注入だ。

空港へ向かう道すがら、見つけた地場系スーパーマーケットで大量のにんにくを買う。香川は有名なにんにくの生産地でもある。自分の店の仕入れだ。
レンタカーを返却し、送迎バスにて高松空港に向かい、出発までのんびり過ごす。

カフェヴォーノにて

讃岐ラウンジでゆったりとソファに座り、撮った写真の整理をした。
カフェヴォーノにて生ビールとしょうゆ豆(そら豆の醤油煮)、水餃子。
空港にて2箇所讃岐うどんを食べることも出来る店もある。お腹に余裕もあるし、飽きたと言う訳でもなく、食べたくない訳でもない。生ビールにうどんは合わないだろうと言うだけ。
振り返ってみると10軒11.5玉の讃岐うどんを平らげ、このカフェヴォーノを含め5軒の酒場を巡り、2箇所でゴルフをプレーする旅を大満足、大成功に出来たのは家族・友人の支え。ゴルフ同伴者に恵まれ、お天気に恵まれ、つくづく自分は幸せものだと生ビール片手に讃岐平野を眺めながら思う。3度目の香川旅行。まだまだ沢山食べたいうどんはそこにある。飲みたい友も増えた。また必ず帰ってくる。
JAL486便は、ほんのかすかに光を残した空に飛び立ち、羽田空港へと向かった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?