次の雨を待つ
君が濡れないように
ぎゅっと抱えて歩いた日
二回りも小さい傘を
一緒に支えて歩いた日
傘をさす君のリュックが濡れないように
背中をかばって歩いた日
雨が降るたび少しずつ
小さい君が遠ざかる
次の雨が降るときは
横並びで歩くだろう
私の傘の雨水が
君にかかってしまわぬように
少し離れて歩くだろう
でもね忘れないで欲しい
君の傘のそれより上に
大きく大きく広がる愛が
いつもあなたを覆っていること
この手が離れたその後も
いずれ私が星になっても
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