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農文協・農業書センター その3

自分で出来る打ち抜き井戸の掘り方

日本で唯一の農業書専門店、農文協・農業書センター。
店長の荒井さんに農業に関わる驚きの技術を紹介した本をうかがうと、
「今朝も注文があった」というイチオシの一冊が「自分で出来る打ち抜き井戸の掘り方」(曽我部正美著/自費出版)。

雨の少ない愛媛県に住む曽我部さん。渇水対策に、何と専門知識ゼロから始め自分で「打ち抜き井戸」を完成させてしまったという、試行錯誤の記録と指南書です。

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「打ち抜き井戸」は、時代劇等で見かけるような釣瓶でくみ上げるものとは違い、地上に出ているのは直径10㎝にも満たない管とそれに連結したポンプのみ。

画期的な技術かと思いきや「昔はどこにでも掘り抜き井戸はあって自分で掘ってた。だけど、水道が出来て技術を人に任せちゃったから廃れてしまってたんだよね」と荒井さん。

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新聞や雑誌、テレビで取り上げられ、10年前の震災時にはライフライン確保の方法としても注目を浴びます。本著では小学4年生の奮闘記やビオトープへの活用、融雪利用している方の紹介も!井戸掘りに興味がある人の背中を後押ししてくれます。

農文協の現代農業3月号でも田畑の通気、排水を良くする為の技術の一つとして紹介され、問合せが激増中!

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