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今までで一番キツかったアルバイト体験記⑴

誰しも1度や2度はアルバイトを経験した事があると思います。私もこれまでいくつかアルバイトをやってきましたが、中でも一番キツかったものがありました。

それはカイジの地下労働級位過酷だった、日払いの構内作業です。

数年前手持ちのお金がなくなり、今月ピーンチという事で、生まれて初めて日払いのアルバイトを探す事にしました。

そして以前からネット求人や無料求人誌を見ていて、いつも掲載されているなぁと気になっていた仕事に目が留まります。

「構内作業スタッフ、冷凍食品等を仕分ける簡単な業務です。未経験の方大歓迎、現地日払い、AM8:30~PM17:30、実働8H 休憩1H、履歴書不要、面接もなし、日勤7700円」

少し安いなと思いつつも、日払いというものに惹かれて早速応募してみました。

しかしまさかあれほど過酷な作業とは、この時は知る由もありませんでした。

そして当日大きなターミナル駅に来ている送迎バス、というか小型のバンに乗って連れていかれたのは工場でした。仕事は工場内に次々とやって来るトラックの荷台の中にある大量のダンボールをベルトコンベアーに流していくという作業です。

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しかもそのダンボールが異常に重く、1つ10キロありました。中身は今でも忘れません、メキシコ産の冷凍豚肉の塊です。

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この重さは分かりやすく言うと、スーパーで5キロと10キロのお米が売っていますよね、その重い方と考えて頂くと想像しやすいと思います。

このダンボールをひたすらベルトコンベアーに流していくのですが、ダンボールにはシールが貼ってあって、それが上に来るようにという指示も受けたので、なおさらキツかったです。

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上のイラストでは笑顔ですが、実際は笑顔等全くありません。

朝の9時から作業は始まりました。2人1組になって1つのトラックの荷物を流していきます。荷台には大量のダンボールが山積みにされていました。

開始10分で、腕はパンパンになり、汗も出てきます。水分補給をしたくなるも、ペットボトルが手元にありません。

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そこでトイレへ行くフリをして、トイレの洗面所で水をガブ飲みしました。汚いと思うかもしれませんが、そんな事を言っていられる状態ではありませんでした。

再び現場に戻ってひたすら作業を繰り返します。これが数時間休みなく続き、汗は滝のように流れ、腕や腰、足は筋肉痛で痛みが走ります。

通常筋トレでも何でも、10キロのダンベルを持ち上げるとして、10回×3セット程度です。これでも腕はパンパンになります。それが数時間休みなく10キロのダンベルを持ち上げ続けると想像して頂ければこの過酷さが伝わると思います。

1つのトラックが空っぽになっても、次のトラックが待ち受けていて、そこには再びダンボールが山積みされていました。こうして午前中はひたすらこの作業を繰り返しました。

ようやく12時になり、休憩に入ります。結局何個ぐらい段ボールを流したでしょうか、軽く数百個はいっていたと思います。すでに体は満身創痍状態でした。

それでも何とか休憩室に戻り、持参したおにぎりを食べ、腕をもみながら休むも休憩は瞬く間に終わり、怒涛の午後編へと向かいます。

1000文字超えたので②へ続く・・・









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