リモートワークと会社の存在意義②
リアルな場所としての会社では何をやるのか。今までとなにが違うのか。
集まって働く場所としての機能がそれほどなくなった会社という場所をまずは、「会社は大きな学びの場である」と定義しました。
一方でクライアントや社会に対して、わたしたちはなにをしていくべきなのか。デザインを仕事としている数多の会社の中から、nide Inc.とだったら一緒にやっていけそうだ、いきたい、と選ばれるためのコンピタンスはなにであるのか、を整理していきます。
会社は小さな実験場である。
小さなビジネスに時間も含めて積極的に投資していきます。
これは、新規ビジネスで稼ぐためではありません。
(もちろんビジネスとして成立するように計画をたてるべきだし、儲かればラッキー!)
ビジネスを創出する計画から調査、そしてリリースまで一連の行動を実際にやっていく中で、課題や問題点がたくさんでてきます。それらを事前に体感・発見を実体験として経験した上で、発現した課題をデザインで解決していくフローまでを含めて個人として、会社としての知識と経験をストックしていくことが目的になります。
一度経験している。やり方を知っている。失敗するポイントを知っている。
これらの経験と知見のアセットを価値として、クライアントに提供していきたいと考えています。
これらは決して新しい取組みではなく、nide Inc.としての特徴としてあげられる飲食店やECサイトの新規立ち上げから継続的な経営に係る経験と知見を提供できるカタチとして定量的に言語化しアーカイブしていく、ということになります。
クラフトビールの飲食事業やECサイト運営は、単体として成立する程度には弊社として大きなビジネスではありますが、これらのビジネスだけではなく、熱量をもって推進していけるアイデアをもつメンバーが立上げた「小さな」ビジネスプロジェクトはすでに動き出しています。
小さくやることのメリットは、とにかく早い判断ができる、ということです。早い判断ができるということは、時流に乗りやすいということ。withコロナの時代に突入したいま、ビジネスにおいてのある意味での流行りワードが散見されます。
わたしたちは小さな実験場で、批判的な目を持ちながら、可能性のあるビジネスを自ら体験することで、そこから学ぶことのできるすべての要素をアセットとして溜めていき、価値あるモノへと変換たうえで、クライアントや社会に対して提供していきたいと考えています。
大きな学び場が、過去から現在の知識を蓄えることであるならば
小さな実験場は、ほんの少し先の未来をクイックに体験し、さらにその先を思索すること、であると言えるのではないでしょうか。
会社を魅力ある存在に。
大きな学びと小さな実験は過去から現在、そして未来への思索へと一連の繋がりをもちながら、いったりきたりとするたびにnide Inc.のカルチャーとし
て耕され、魅力ある土壌として定着していくことを期待しています。
世界の変化に柔軟に対応しつつも内外ともに魅力ある会社にしていくためには。明確な答えではないけれど、まずはいまできることからやっていこう。
コロナ禍において目まぐるしく変わる日常の中で、順応すべきと焦りながら会社はどうあるべきかを必死で考えた結果、nide Inc.のミッションを改めて実行していくべきであるというところに結局は、辿り着いただけなのでした。
知って 考えて つくる
わたしたちができることはデザインです
市場に対する希求の解消に挑戦し
社会のために新しい問題を探求し
そして、未来を思索する
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