「変異株はワクチンが原因とノーベル賞学者(Dr. Montagnier)が明言」は誤り
[2023/6/4更新]
「変異株はワクチンが原因とノーベル賞学者(Dr. Montagnier)が明言」は誤り。突然変異だからワクチンが感染数を減らせば変異の確率も減る。寧ろワクチンは変異を抑制できる。Dr. Montagnier氏の話は選択圧のこと。ワクチンの免疫を回避したものが結果的に生き残るという意味で、ワクチンが変異の原因ということではない。
【解説】
ウイルスは生物ではないので意思はなく、変異は単なる自然の突然変異である。ワクチンによる選択圧が、突然変異で生まれた耐性のある種を存続させる。それが、ワクチンが原因かのように見えるだけ。
但し、ワクチンの効果が中途半端だと、逆に選択圧を加速させることもあり得る。
岡田正彦氏の「抗体がたくさん出てくると、ウイルスはそれに負けないように自らの遺伝子を組み替えてしまう」も同様に誤った解釈である。
その他、関連デマは以下を参照ください。
【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。