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子どもをご褒美で釣っていい?

こんにちは。おさくです。
今回はよく保護者の人に質問される…「子どもをご褒美で釣っていいの?」について考えていきたいと思います。
また今回、ご褒美の話をする中で中室牧子著書の『学力の経済学』を参考にさせていただきました。

○ご褒美で釣っていい?!

結論から言いますとご褒美で釣ってもいいと考えられています。子どもが勉強をするに当たって大人は「将来のためなのよ!」と声を掛けがちです。しかし、この言葉掛けはほとんど効果が無いみたいです。それよりも目の前にご褒美を用意することで勉強に気持ちを向かせることは効果的です。なぜ言葉掛けは効果がなくご褒美が効果があるのか考えていきます。

○遠い将来と近い将来

人間は目先の利益が大きく見えてしまう性質があるみたいです。そのため、将来のことに対しては冷静に考え選択できても、近い将来のことになると小さくてもすぐ得られる満足を選んでしまうのです。

「将来のため」と言われて何年語を想像しますか?5年後?10年後?はたまた20年後?
さて子どもは遠い将来について冷静に考えて勉強をしたほうがいいことは分かっています。しかし、上記の性質を考えるとゲームやTVが目の前にあるとすぐ得られる満足感を求めて遊び、勉強を先送りにしてしまうのです。これは大人が禁煙をする時に「明日から」と先送りにしてしまう原理と似ていますね。

上記の「目の前の利益や満足を優先する」ということを利用すると「目の前にご褒美を吊るすと、勉強することへの利益や満足感が高まり優先する」ということになります。

○ご褒美は効果的

ご褒美は効果的といえます。しかし、与え方やタイミング等の違いによって子どもの勉強への取り組み方が違うことも実験を通じて検証されています。またそのことについては後日発信していきたいと思います🧐
ではまた…