マガジンのカバー画像

西宮ストークス観戦記2020

17
運営しているクリエイター

#スポーツ観戦記

11.29 @奈良3|遠いダウンタウン

強豪・熊本に連勝して上り調子の西宮ストークス。連勝を伸ばしたいところでしたが、コロナウイルスの影響に振り回されます。対戦相手の奈良の選手が濃厚接触者の判定を受け、選手・スタッフもPCR検査を受けることになったものの、その結果が出るのが土曜日の試合開始までに間に合うかどうかがわからないということで、前日になって急きょ中止が決定。結果は全員が陰性で、日曜日の試合は無事に行われることになったものの、なんとなく水をさされた感じはあったね。 ところで、コロナと言えばご存じのように、西

11.22 vs熊本2|魔法使いの薫陶

久しぶりのホーム勝利を飾った西宮。しかし、上位との差を縮めるためには連勝が必要なところ。とはいえ相手は石川海斗率いる熊本。いい流れが訪れつつあるとはいえ、そんな簡単な話ではないことはみんな知っています。 思い出されるのは同じくホーム戦だった福島とのGAME2。外国籍選手3人が合流した第1戦を取ったものの、次の試合ではきっちりアジャストされて敗れています。果たして連係は本物か。この試合のポイントです。 【前半】 スタートダッシュは西宮。前の試合で熊本を苦しめたディフェンスが

11.21 vs熊本1|時間がたてば

ようやく連敗をストップした西宮ストークス。前試合がいい内容だっただけに、それを継続できるかどうかがポイントになります。対戦相手は同じ西地区の上位を走る熊本ヴォルターズ。ホームを守って、差を縮めることができるでしょうか。 【前半】 注目のスタートは渡邉・道原・今野・デクワン・ムボジ。道原選手の攻撃力やハンドラー能力を残しつつ、今野選手を先発に戻したのは、熊本の強力なアタッカー陣を封じるためでしょうか。徐々に西宮のセットに馴染んできた渡邉選手のゲームメイクにも注目です。 その

11.15 @FE名古屋|きっかけは突然

GAME1では不甲斐ない大敗を喫し、名古屋ブースターにまで気を遣われる始末だった西宮ストークス。正直、観ないでおこうかと思っていたのですが、Twitterフォロワーの方から「改善されていました」と教えていただき、ならばということで観てみたのでした。 さすがに何かしてくると思っていたら、やはりスターターを2枚代えしてきました。渡邉・今野に代えて松崎・道原をバックコートに据えます。その成果は序盤から攻守に現れていて、特にディフェンス面ではマークマンの受け渡しがとてもスムーズで、

11.14 @FE名古屋1|残念なお知らせ

東地区の強豪・群馬に連敗。ただ、それなりにチームとしての形も見え始めてきて、なんとかきっかけを掴みたい西宮ストークス。そんな状況で迎えるカードは永遠のライバル・FE名古屋先輩とのアウェー戦。巡り合わせと言えばそれまでですが、なんとなくしんどいね。 逆に叩けば一気に浮上する可能性もありますが、ルオフ選手がコンディション不良で遠征に帯同せず。私はこういう「なんかついてない」感じに過剰に反応してしまう性格なので、テンションだだ下がり。勝敗よりも、全員で戦える貴重な機会を失ってしま

11.08 vs群馬|準備は大切に

優勝候補・群馬の攻守に考え抜かれたゲームプランと遂行力にお手上げだったGAME1。一矢報いたい西宮ですが、そう簡単にはいかないだろうな。 【前半】 GAME1でも書きましたが、群馬のPNR対策は巧妙で、ディフェンダーが距離を詰めてスクリーンをセットしにくいようにしたり、ハンドラーがドライブをしづらくなるようビッグマンもプレッシャーをかけるなど、さまざまな仕掛けをしてきます。1Qの西宮はそこを逆に上手く突けていて、前がかりにくる群馬のディフェンダーをいなすように、裏に空いたス

11.7 vs群馬1|走る前に守る

強豪オブ強豪の群馬クレインサンダーズをホームに迎えた西宮ストークス。いまいち調子の上がらないチーム状況を、1週休みのバイウィークの間に改善できたでしょうか。その試金石としては願ってもいない相手です。と、強がってはみたものの、外国籍選手が全員揃ったことを踏まえると、ここで2連敗するとガタガタっといってしまいそうな不安もある。 ちなみに、この試合は現地で観戦したいと思って体育館まで行ったのですが、当日券が売り切れということですごすごと退散。一応、証拠写真を貼っておく。 【前半

10.28 @福岡|激しさと向き合うには

今季初めての平日開催。土・日も試合のあったストークスは、中2日で福岡へ遠征。一方、対戦相手のライジングゼファー福岡は前週の木・金曜日に試合があったため中4日。全盛期の桑田真澄なら余裕だね。 前提として確認しておきたい点があります。それは福岡は「激しい」チームであるということです。ボール運びから相手にプレッシャーを与え、自陣ではダブルチーム、トリプルチームを駆使してボールを奪いに来ます。そうして相手のパスコースを限定した上でスティールからの速攻に繋げ、イージーな得点を重ねてい

10.25 vs福島2|長い道の途中

新外国籍選手3人が加わった最初の試合を勝利し、ホーム初白星も挙げたストークス。2連勝したいのはもちろんだけど、上り調子の福島は決してやさしい相手ではありません。ちなみに、この試合後には短期契約の中でもひたすら身体を張ってくれたアレクサンダー・ジョーンズ選手のサンクスセレモニーが行われました。 【前半】 スタートはGAME1と同じ。デクワン・ジョーンズ選手が攻撃の中心になる展開も同じでした。大きく違ったのはインサイドで大活躍したシェイク・ムボジ選手が開始3分で2つ目のファウル