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西宮ストークス観戦記2020

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2020年11月の記事一覧

11.22 vs熊本2|魔法使いの薫陶

久しぶりのホーム勝利を飾った西宮。しかし、上位との差を縮めるためには連勝が必要なところ。とはいえ相手は石川海斗率いる熊本。いい流れが訪れつつあるとはいえ、そんな簡単な話ではないことはみんな知っています。 思い出されるのは同じくホーム戦だった福島とのGAME2。外国籍選手3人が合流した第1戦を取ったものの、次の試合ではきっちりアジャストされて敗れています。果たして連係は本物か。この試合のポイントです。 【前半】 スタートダッシュは西宮。前の試合で熊本を苦しめたディフェンスが

11.21 vs熊本1|時間がたてば

ようやく連敗をストップした西宮ストークス。前試合がいい内容だっただけに、それを継続できるかどうかがポイントになります。対戦相手は同じ西地区の上位を走る熊本ヴォルターズ。ホームを守って、差を縮めることができるでしょうか。 【前半】 注目のスタートは渡邉・道原・今野・デクワン・ムボジ。道原選手の攻撃力やハンドラー能力を残しつつ、今野選手を先発に戻したのは、熊本の強力なアタッカー陣を封じるためでしょうか。徐々に西宮のセットに馴染んできた渡邉選手のゲームメイクにも注目です。 その

11.15 @FE名古屋|きっかけは突然

GAME1では不甲斐ない大敗を喫し、名古屋ブースターにまで気を遣われる始末だった西宮ストークス。正直、観ないでおこうかと思っていたのですが、Twitterフォロワーの方から「改善されていました」と教えていただき、ならばということで観てみたのでした。 さすがに何かしてくると思っていたら、やはりスターターを2枚代えしてきました。渡邉・今野に代えて松崎・道原をバックコートに据えます。その成果は序盤から攻守に現れていて、特にディフェンス面ではマークマンの受け渡しがとてもスムーズで、

11.14 @FE名古屋1|残念なお知らせ

東地区の強豪・群馬に連敗。ただ、それなりにチームとしての形も見え始めてきて、なんとかきっかけを掴みたい西宮ストークス。そんな状況で迎えるカードは永遠のライバル・FE名古屋先輩とのアウェー戦。巡り合わせと言えばそれまでですが、なんとなくしんどいね。 逆に叩けば一気に浮上する可能性もありますが、ルオフ選手がコンディション不良で遠征に帯同せず。私はこういう「なんかついてない」感じに過剰に反応してしまう性格なので、テンションだだ下がり。勝敗よりも、全員で戦える貴重な機会を失ってしま

11.08 vs群馬|準備は大切に

優勝候補・群馬の攻守に考え抜かれたゲームプランと遂行力にお手上げだったGAME1。一矢報いたい西宮ですが、そう簡単にはいかないだろうな。 【前半】 GAME1でも書きましたが、群馬のPNR対策は巧妙で、ディフェンダーが距離を詰めてスクリーンをセットしにくいようにしたり、ハンドラーがドライブをしづらくなるようビッグマンもプレッシャーをかけるなど、さまざまな仕掛けをしてきます。1Qの西宮はそこを逆に上手く突けていて、前がかりにくる群馬のディフェンダーをいなすように、裏に空いたス

11.7 vs群馬1|走る前に守る

強豪オブ強豪の群馬クレインサンダーズをホームに迎えた西宮ストークス。いまいち調子の上がらないチーム状況を、1週休みのバイウィークの間に改善できたでしょうか。その試金石としては願ってもいない相手です。と、強がってはみたものの、外国籍選手が全員揃ったことを踏まえると、ここで2連敗するとガタガタっといってしまいそうな不安もある。 ちなみに、この試合は現地で観戦したいと思って体育館まで行ったのですが、当日券が売り切れということですごすごと退散。一応、証拠写真を貼っておく。 【前半

10.28 @福岡|激しさと向き合うには

今季初めての平日開催。土・日も試合のあったストークスは、中2日で福岡へ遠征。一方、対戦相手のライジングゼファー福岡は前週の木・金曜日に試合があったため中4日。全盛期の桑田真澄なら余裕だね。 前提として確認しておきたい点があります。それは福岡は「激しい」チームであるということです。ボール運びから相手にプレッシャーを与え、自陣ではダブルチーム、トリプルチームを駆使してボールを奪いに来ます。そうして相手のパスコースを限定した上でスティールからの速攻に繋げ、イージーな得点を重ねてい