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B2-ZAPPING

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B2の各試合をザッピング=気ままにあれこれ観た感想を書いていきます。毎試合見ているチームばかりではないので、知らないことや見落としていることがたくさんあるはずですが、どうかご海容…
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2020年12月の記事一覧

東西対決から占う残りシーズン

今シーズンの地区制のレギュレーションでは、東西の2地区にそれぞれ8チームずつ分かれています。レギュラーシーズン60試合のうち、同地区内の対戦がホーム&アウェーで42試合、他地区との対戦は18試合です。この数をどのように捉えるかは人それぞれだと思いますが、レギュラーシーズンの約半分を終えた今、他地区との対戦がプレーオフ進出の鍵になりそうな気が。というのも、他地区との対戦は基本的に1節(2試合)しかなく、同じ相手と何度も当たる同地区間同士の対戦よりも戦略が立てづらく、「一発勝負」

12.26|佐賀@仙台|西の首位は自由

HOME|仙台89ers AWAY|佐賀バルーナーズ B2昇格初年度から西地区において堂々と首位を走る佐賀バルーナーズ。西地区を混戦に導いている立役者でもありますが、その実力のほどを測るべく、東地区の強豪との試合は前々から楽しみにしていました。 前節はホームで西宮に連敗を喫するなど、一時の勢いは見られない佐賀ですが、それはやはりガルシアの欠場のせいだったのだなと、試合開始早々思い知らされることとなります。密集をものともせず、強気なドリブルで相手のディフェンスを揺さぶり、一

12.19|茨城@FE名古屋|似た者同士の東西対決2

越谷@奈良もそうでしたが、こちらも「似た者同士」ではないかと思っています。 共通点としては、主力選手の多くが長くプレーしていること、その上で実績のあるの外国籍選手を加えたことなどでしょうか。しかし、FE名古屋はスターターを務めていたブラッドリー・ウォルドーが突然の退団。対する茨城は帰化枠に小寺ハミルトン・ゲイリーを加えるなど、インサイドの選手の去就においては対照的な状況ではあります。 前半、茨城は名古屋のゾーンに手を焼きます。なんでこんなに苦労しているんだろうと思っていた

12.19|越谷@奈良|似た者同士の東西対決1

今シーズンは東・西地区内での対戦が多いため「東西対決」はレア。今節は越谷@奈良、茨城@FE名古屋の2カード。どちらも「似た者同士」の対戦ではないかと思っています。 越谷と奈良、全然違うチームのように見えますが、昨シーズンとは主力選手がごっそり入れ替わっている点や、B1から移籍してきた選手が多い点は共通しています。あとはエヴェッサ出身選手が多いね(越谷は長谷川・畠山、奈良は藤高・オマラ)。 開幕当初、群馬に2連勝するなど話題をさらった越谷ですが、その後はちょっとペースダウン

12.12|西宮@山形|必要なプレー

今まであまり観たことのないチームを観てみようと選んだこのカード。山形は序盤は勝ち星に恵まれませんでしたが、外国籍選手にアンドリュー・ランダルを加えるなどして、少しずつ勝てるようになっています。対戦相手は西宮。例の隔離期間における違反問題も記憶に新しいところですが、意気込みほどには勝てていないのが辛いところ。西地区が混戦気味になってきたのがせめてもの光明といったところでしょうか。 そんな西宮の苦しいシーズンを裏付けるような立ち上がり。西宮はしっかりセットを組んでアレクサンダー

12.09|群馬@福島|強さの理由

HOME|福島ファイヤーボンズ AWAY|群馬クレインサンダーズ B2東地区のライジングチーム・福島は、全選手が頑張る姿が観ていて気持ちのいいチームです。今季から識学がスポンサーになったとはいえ、決してビッグバジェットのチームではありません。しかし、多くはない資金を有効に使ってコンセプトに沿った選手を集め、勝ち星を重ねています。対するは、対照的に潤沢な資金で大型補強を果たし、B1昇格へ向けて盤石な戦いを見せる群馬。ついつい福島に肩入れしたくなるよね。 福島の戦い方はある意

12.09|東京Z@青森|それぞれのシステム変更

HOME|青森ワッツ AWAY|アースフレンズ東京Z 苦しい状況のチーム同士の対戦です。東京Zはドゥレイロン・バーンズとの契約を解除して枠を空け、アレクサンダー・ジョーンズと契約を結ぶ改革を断行した矢先に、イシュマエル・レーンが大怪我でシーズンアウト。対する青森も出口の見えない連敗の真っ只中。目下15連敗と、チームの連敗記録を更新しています。 試合開始早々、岡田先生のスリーが大爆発でアスフレがロケットスタート。見事ではありましたが、それよりも青森のオフェンスがあれで、ぶっ

12.6|茨城@仙台|東の上位争い

HOME|仙台89ers AWAY|茨城ロボッツ B2東地区は上位争いが熾烈です。頭一つ抜け出している群馬を追いかけるのが仙台と茨城。ディフェンスなら仙台、オフェンスなら茨城という印象だけど、どちらもあまりちゃんと観たことがないので単なる印象です。GAME1では仙台が完勝していたのは結果だけ観ました。 茨城はタプスコットじゃなくてクウソーが先発。その分、平尾・福澤の日本人ガードコンビが序盤から積極的。ガンガン仕掛けます。クウソーはグッドプレイヤーだけどやはりロールプレイヤ

12.6|愛媛@奈良|主役の2人

HOME|バンビシャス奈良 AWAY|愛媛オレンジバイキングス 西地区中位〜下位チームの対戦ですが、見どころは多そうです。奈良はごっそりメンバーが入れ替わったものの、仙台から勝利を上げるなどアップセットも度々の好チーム。一方の愛媛は序盤こそ連敗を重ねましたが、外国籍選手が揃ってからはチーム状態を上げてきています。ちなみにGAME1は観ていません(結果も知らない)。 どちらも西宮との対戦でしかちゃんと観たことがないのですが、実は奈良ってどんなチームかよくわからないところがあ

12.5|FE名古屋@佐賀|期待の上位対決も…

HOME|佐賀バルーナーズ AWAY|ファイティングイーグルス名古屋  西地区上位チームの今季初対決。ホームの佐賀は昇格初年度からぐいぐい勝ち星を積み上げていて、今季のB2のサプライズチームの筆頭です。対するFE名古屋も、豪華な外国籍選手のラインアップとアグレッシブで安定感のある日本人選手が揃うロスターはB2屈指。このカードの結果が、B2西地区の今後のゆくえを占いそう。 佐賀の勢いを名古屋がどう受け止めるか、激しい試合を期待していたのですが、なんか佐賀が大人しいんだな。P