フィルム写真の魅力、フィルムカメラを使用した感想等
近年、フィルムカメラで撮った写真がノスタルジックだの映えだので注目されがちである。
しかしながら、フィルム代の高騰で楽しみにくい趣味にもなっている。フィルムの製造が中止されたりなどもあり、高騰していく一方である。
なので、フィルムカメラでフィルム写真を楽しめるのは今だけなのではないだろうか。
この記事では、フィルムカメラを実際に使った感想を交えながら、フィルムカメラの魅力について語っていく。
使用機材
ボディ PENTAX SPⅡ
レンズ supertakumar 55mm f1.8
フィルム Fujifilm superia premium 400
フィルム写真
なんといってもその独特の描写が魅力的であり、それこそが注目される理由の1つでもある。
「フィルムライクな写真」というものを目指したデジタル写真もあるが、やはり本物のフィルム写真とはまた少し違う。
実際に撮影してみた写真のいくつかを以下で紹介する。
この何とも言えない空気感が良い。色味なども相まってまるでタイムスリップしたかのような印象を受ける。
シャープさもあるがどこかやわらかい描写。デジタルとはまた違う光の捉え方ができる。
古めかしさが出る。
何気ない風景も味のある描写になるような気がする。
全体的にノスタルジックな印象を受ける。「エモい」というやつだろうか(この言葉はあまり好きではない)
なんとなくで撮ってもそれっぽい写真になってしまう魔力がフィルムにはある。構図が悪くても何となく絵になる。
失敗写真が失敗っぽくならない。
こういうブレブレでフォーカスがあまりあっていない写真ですら、味のある写真に変えてしまう。
人々を魅了するフィルム写真の魔力。デジタルカメラが広く普及し、それらが主流となったからこその魅力なのかもしれない。
フィルムが主流だった時代だとあまり良しとされていなかった写真でも、今現在見ると「何となく良いな」と感じてしまうのかもしれない。
どこがどう良いとうまく説明することはできないが、「何となく良い」と思わせる、それがフィルム写真最大の魅力なのではないだろうか。
フィルムカメラの魅力
上記ではフィルム写真の魅力についてあることないことを薄っぺらく述べたが、フィルムカメラ本体の魅力についても少しだけ語りたい。
現在、所持しているフィルムカメラは「PENTAX SPⅡ」と「Rollei B35」の2台である。
Rollei B35内のフィルムは、まだ撮り終えていないので未現像。
PENTAX SPⅡは描写もさることながら、本体も素晴らしい。
ずっしりとした重量感、触るとひんやりとする金属感、シャッターの音、フィルム巻き上げの感触などすべてが良い。
メカメカしい感じは男心をくすぐる。
フィルムが無くても、巻き上げレバーを引いて空シャッターを切るだけでも楽しい。部屋において置くだけでもおしゃれなインテリアとして活躍する。
難点を挙げるとすれば、重い。こればっかりはどうしようもないのだが、重いと持ち運ぼうという気が少し削がれる。携帯性があまり良くない。
デジタルカメラも持ち出したいが、フィルムカメラも持っていきたいというときはかなりの重量になるので注意が必要である。
Rollei B35は携帯性も良い。
Rollei B35は非常に軽くて小さい。デザインも良い。
SPⅡと比べてシャッターの感触やシャッター音は軽くて満足感に欠けるが、機械を操作している感がありテンションが上がる。どのような写真が出来上がるか楽しみである。
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