見出し画像

Clubhouseを始めて半月、小規模ベンチャーでの利用シーン3選

 こんにちは。前々回の週報でClubhouseを使い始めた話を書きました。あれから半月が経ち、その間プリズムテック内では業務にまつわるコミュニケーションをClubhouse上で実施しました。

 今回の週報では、「Clubhouseを始めて半月、小規模ベンチャーでの利用シーン3選」を書きます。最後の方に、会社としての簡単な近況報告とお知らせがあります。

===

 現時点でClubhouseを既存のコミュニケーションサービスと比較した場合に魅力に感じるのが、音声体験が優れており心地よい点です。また、Zoom会議ではPCカメラの配置上、話者同士が対面するレイアウトになり、心理的に圧迫感のある絵になってしまうことが多々あります。前職ではオフィスレイアウト的にも「1on1の時は対面しない座席・垂直法で実施しましょう」とガイダンスを受けたのを思い出しました。物理的にも心理的にも、相手に威圧感を与えないようにするためだそうです。
 音声に限定したコミュニケーションでは、対面法の会議と比較して圧迫感が削減される、表情を見なくても良い・声に集中できる、というメリットを享受していそうです。
 資料投影・画面共有の必要が無い会議であることが前提となりますが、一方で全ての会議がZoomである必要もありません。リラックスモードで行いたいメンタリングや面談は、音声サービスも利用していきたいと思います。


 ここからは、社内でClubhouseを利用したシーン3選の記録です📝

シーン①▶ Closed room で メンタリング面談
 「クローズド」なClubhouseルームを作って、チームメンタリングを実施しました。ファシリテート役はお世話になっているメンターさんに依頼しました。
 近況報告から心理学・哲学的な問いかけへと自然と発展していき、メンバーが普段とは違った雰囲気&テーマで話し始めました。それをラジオ感覚でインプットでき、楽しみながら参加していました。「画面(表情)に集中しなくては!」という意識も解けて、普段よりリラックスした雰囲気だったのかもしれません。また、日常業務の時間軸とは切り離された問いかけが効果を発揮したのでしょうか。終わった後には「満足した」「次はいつ開催になりますか、またやりたいです」とのフィードバックがあり、日頃のZoom会議の合間のコミュニケーションやメンタリングでの利用を検討しようと思いました。
 このシーン①の利用方法に限定すると、スマホで電話会議できるサービスとも言えますし、今ある他のサービスと比べて音が良い、そして現時点では無料で使えるだけのように言えてしまいます。でも、Clubhouseが無かった時に電話で同じ体験が出来ていたかと言うと、やれていなかったんですよね。つい使いたくなってしまう中毒性あるサービスのようにも感じています。
 Clubhouseのもうひとつの魅力は、ソーシャルネットワークを利用できる点です。次に紹介するシーン②、③は、Clubhouseが繋がりをベースに人々を偶然同じ場に集合させる優れた機能を持っているから実現したシーンでした。

シーン②▶︎ Social room で コミュニティ運営会議
 「ソーシャル」の設定でルームを作り、モデレーターとスピーカーのフォロワーだけが気軽に入れる状態で実施しました。リブランディング中のコミュニティ・STAIRS TALKの運営企画会議を開催しました。STAIRS TALKとは無関係、だけど、別の界隈のコミュニティで活動をご一緒させていただいている方も入ってくださり、ブレストにお付き合いいただきました。ちょうど社内のメンバーと話し合って煮詰まっていたところに助け船を出していただいた感覚でした。突発的ではありますが、予期せぬ方からご協力をいただけたのは、Clubhouseならではの面白さだと感じました。

シーン③▶ Open room で コミュニティイベントの懇親会やアフタートーク
 「オープン」の設定でルームを作りました。Clubhouseのユーザー数が増えてきた今、一番使いやすいのはこちらの方法だと思います。今なら、開催が直前に決定したルームでも、集客への課金なしで100名を超える方々が集う場合もあります。
 オンラインのコミュニティイベントの懇親会やアフタートークを今まで通りZoom等のビデオ会議サービス上でやるのも良いですが、デスクに向かいっぱなしは疲れてしまいます。「ながら」作業をしながら気軽に喋ったり聞いたりできるのが音声に限定されたサービスの魅力です。
 一方で、「No Agenda, Only Vibes」な具合で進行されがちなのでどんどん内輪ネタへと収束したり、脱線したりしがちです。モデレータ役を決めて、今何の話をしているかを(くどくても)何度も話し本題に戻すよう心がけたいところです。せっかくClubhouse経由でコミュニティに接触してくださったのであれば、これを機会に情報を持ち帰ってほしいですから、オープンルームで内輪トークだけをしてしまってはもったいないです。
 お上手だな~と感じたのは、meetALIVEのアフタートークでファシリをしてくださった松本さんが「今〇〇の話をしていますよ~」というルームの現状説明に加えて、「ここにいる人たちはIT業界の〇〇な人々です。今繋がり合っておくとよいですよ~。」と、Next Actionまでアナウンスしてくれたことでした。オープンルームの聴き手の気持ちを熟知してらっしゃる。なかなかできることではありませんが、コミュマネとして、コミュニティとの接触回数を増やすための発言ができるようになりたいものですね。ちなみに、松本さんとはClubhouse上で初めましてのご縁でした。

 このように、仕事に関係するコミュニケーションの場としてClubhouseにお世話になりはじめた半月でした。
 前々回の週報のPV数は通常の2~3倍の数値となっており、「みなさん新しいサービスの実態が気になっていたんだ」と肌で感じました。新しいサービスが出てくるとそれに対して斜に構えたような声も聞こえてきますが、どんなサービスも使う人次第だと思う今日この頃です。時間を無駄にする人も居れば、ビジネスに活用できる人も居ます。プリズムテックとしては、早い段階でサービス検証しコミュニティ活性化に寄与する使い方を模索することで、お客様に新しい価値をお渡ししてゆく集団でありたいと改めて感じています。プリズムテックの行動指針通りです。

行動指針1:好奇心のストッパーを外して行動し続けよう
行動指針3:調べて知識を得よう、自分の意見を持ち自然体で発言しよう
行動指針8:テクノロジーを味方につけよう

 新しい技術やサービスに触れようと時間を作り、楽しく試行錯誤する姿勢は尊いものです。(もちろん、セキュリティリスクは気にかけた上で。)その経験を、お客様やコミュニティに関わるみなさんに繋げていくことがわたしたちの使命ですので、良いと信じるツールは積極的に使って参りましょう。

 これからも業務で活用しながら、今後はコミュニティマネージャーの方々とカジュアルにお喋りするルームも使っていきたいです。個人的には、日頃 わたしが心の奥底で考えているあれこれもお喋りしたいです。愛するとは、とか、孤独とは、とか、時間の捉え方とか。そういう、取り留めもない・やさしい話がしたい。ご一緒してくれる方々を募集しております。

===

【近況報告とお知らせ】

・数か月間、準備をしておりました「いっしょテーブル」プロジェクト、近いうちにβ版を公開できそうです。昨年の春頃に構想を立て始めて、ようやく形になりそうな状態に来ました。まずは小さく、となりますが、こんなご時世ですし、大事な人と同じ時空間を共に過ごせる体験をお届けできるよう引き続きがんばります。

・コミュニティプロジェクトSTAIRS TALKは、現在リブランディングを進めております。これまで、わたしが発起人兼コミュニティマネージャーをしておりましたが、今後は植田に引継ぎ新しいコミュニティの形に挑戦して参ります。引き続き、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。


前週の週報はこちら


この記事が参加している募集

オープン社内報

いただいたサポートは、プリズムテックのチームの活動に使わせていただきます。