個サルで嫌われちゃう?プレー
「指示を出す人は上手くない」という記事でいわゆる指示出し厨に対して炎上覚悟でボロクソ書きましたが、クレームは頂戴しなかったどころか、拡散いただけて、実はこの記事が僕の全記事の中で一番読まれることとなりました。
そしてそれもあって最近書きたい記事のアイデアが出てきまして、数日温めていたものがこちらの「嫌われちゃうかも?っていうプレーについて」です!
そもそもよく考えればこういった記事を拡散していただくことで個サル界にとってよい結果になりますし、自分のプレーと気づき改善してくださる方が出てくると良いことしかありません。
ということで遠慮なく毒舌でいかせていただきます!
(前提)個サルとはパワプロのサクセスモードである
早速「なにそれ?」と思った方に解説!
パワプロというのは野球のゲームなのですが、サクセスモードを選ぶとプロ野球選手を目指して練習をする学生(又は社会人)となります。このゲームでおもしろいのはストイックに練習し実力をつけるだけではプロになれないところです。
実力以外に何が必要なのかと言いますと政治力です。政治力といえば大げさですが、要するに周りとある程度仲良くなることです。
例えばコーチ陣と仲良くないとスターティングメンバーに入れません。チームメイトに嫌われても、自分が登板した試合でしっかり守備をしてくれなくなります。
個サルも人と人でゲームをすすめる点でこれと同じことが起こります。
このことを前提としておさえれていない人がいるように思います。そのためうちの個サルでは指示出し禁止、他の人へのリスペクトをお願いしております。
そしてルールとして明記していないものでも、あまりおススメできないプレーについても触れていきます。
1.試合開始直後に相手陣地へ向けてドリブル
他の人は自分より上手くないから抜けると思っているプレーなのか。それともどれだけできるのかチャレンジということでしょうか。
このプレーについて5人抜きできてもできなくても地獄です。
そもそもたとえ1人、2人抜いても遊びのフットサルで鼻息荒く突っ込んでくる相手に対し、残念ながら相手DFは怖くて避けていることもあります。怪我したくないので。ということはチャレンジにもなってません。ガチでプレーしたい方は競技フットサルがオススメです。
負けてイライラしてした結果でも「味方を信用できない」というのが暗に伝わり、そうなると「信用されていない人にパスを出したくない」となるのが人間の心理だと思います。
5人抜いたとしても「チームではなく貴方1人の力ですね、あー、はいはいおめでとう(塩)」となります。そもそも競技リーグ、練習試合、1day大会、個サル、友人同士の集まりと様々あるフットサル環境の中で5人抜いた人を見たことがありません。
ドリブル自体がそもそも自己中プレーとして非難されやすい側面があるので、5人抜きでなくともドリブルで仕掛ける際は注意が必要です。
もし(パス等でもそうですが特に)ドリブルでとられた際は一生懸命守備をするのがベストと僕は考えます。何もしない⇒マイナス、ごめんなさいは言動のため±0点、一生懸命守備をする⇒行動のためプラスになる可能性がある、です。
2.DFしない、GKやる気なし
こちらもドリブルと一緒で周りは個人競技のように感じられてしまうプレーです。サッカーの影響でDFは誰かがやればいいと思っているかもしれませんが、フットサルは全員攻撃全員守備の上、サッカーでも近年全員が攻撃も守備もします。
人の心理として、全くDFしない人に対してパスを出したいとは思わないと思わないものです。パスがほしいならまずパスを出すことです、DFをすることです。指示出しもそう、「ヘイヘイヘイヘイ!」言ってる人にパスはあまり出したくないものです。圧政ほど長く続かないという歴史から勉強していただく必要があります。
補足としてGKになって本気でシュートを止めろとは全く思いません。ただ全くやる気のないよりパフォーマンスでも止めようとしてくれてる方が好感度は上がるということです。
表現が難しいのですが、ここは世渡り上手かどうかというところにもなります。(自分に非がなく)確実にとれないパスを出された時でも「すいませーん!」と大きい声で謝っている方が世渡り上手かもしれません。
3.指示出し
指示出しについては以前書きましたが、たとえば「右!右!」等と指示を出した時点で「お前より見えてる」つまり「俺はお前より上手い」という気持ちが暗に含まれていると僕は分析します。しかも勝敗ではない個サルで、必死に指示を出そうとしている行為はちょっとあれです。
うちの個サルはレベルが高くなることがありますが、それでも競技などと比べると(個サルということで)攻撃も守備も整備されていない(組織ではない)ため競技とは比べようがありません。そのレベルで必死になる程度という実力が露呈される、もしくはそんな遊びのフットサルで負けたくない心の狭さが露呈されるためオススメしません。
どうしても勝ちたい場合は圧政ではない別の戦略を提案します。色んな人がいるのが事実ですし、合わないプレーヤーもいて当然です。何を言ってるかわからない参加者の方はいつでも僕の考えを聞きにきてください。
4.ボールを思いっきり蹴る
「必死で勝ちにいく」という大きなくくりをした時に主に指示出し、手を使ってなにがなんでもボールをとりにいくとこちらが含まれます。相手へのリスペクトの無いがむしゃらなのは得てして嫌われてしまいます。
こちらは、相手の保持もしくは相手と自分の間に転がったボールをおもいっきり蹴った時に相手の足が負けて怪我をすることがあるからという話です。
ファウルじゃなくても、ボールにいってても観ていて怖いプレーですし「相手が怪我してもよいのかな」と思ってしまうので、リスペクトがないと感じ、運営者として(うちの個サルであれば)注意しているプレーです。
強く蹴るとまでいかなくても、相手がボールを保持している時に、そのボールを蹴ってとろうとする方は多いと思います。この蹴ってとろうとするプレーの際に8割位相手の足を蹴ってると思っていただいて結構です。
偉そうに話していますが、昔無自覚で僕自身も蹴ってしまっていました。
そこで改善!
基本足を出すと蹴ってしまう、後出しでかわされるとデメリットだらけです。ボールをとる時は体を入れる、ボールを踏む、そして何よりとろうとするというよりしっかり寄せて(距離を縮め)プレッシャーを与えパスコースを限定し味方に奪ってもらうプレーが組織守備の基本です。
がむしゃらに足を出すこと自体オススメしません。
5.至近距離の強いシュート
実は人が前にいる時の強いシュート自体怪我の恐れがあるため禁止したい程です。しかしシュートを打ちたい人は多いと思いますし、ストレス解消にも繋がると考えています。
そこでうちの場合、現状強いシュートは注意して打っていただきつつ、当たれば「ごめんなさい」等と言っていただいています。これがなく何度も当てられると「喧嘩売ってるのか?」となるのが普通だと思います。
そしてルールには明記していませんが、相手GKの目の前(特にペナルティエリア/フットサルではゴールクリアランスと言います)でもとにかく強いシュートを打つのは初心者の方に多いです。サッカー経験者は暗黙の了解でかわして打つ、ループを狙うなどをされているのがわかります。
初心者の方を擁護させていただくとすると、「GKと1対1で決めたい!」という思いが強すぎるのだと思います。そういった時こそ落ち着いてですし、がむしゃらに蹴る=ゴールできるではなく、ゴールの中にボールを入れるがゴールのため戦略の見直しをオススメします!そして今時Youtube等に「GKと1対1で使えるフェイント」みたいな動画は沢山あるはずです!
(余談)上手いと思ってしまう原因
毒舌失礼しました。少しでも自分のこと?と思えた人がいたならば改善できる良い機会だと思います。人のプレーに「こうした方がいいよ」と言う人もどうかと思いますが、改善できるとすればよい機会のはずです。
僕も競技フットサルをしていた時はあえて厳しい意見ばかりを求めていました。個サル運営も「楽しかった!」という耳障りの良い声より、改善に繋がるような声を日々引き出そうとしています。
特定の人をさしているわけではありませんし、参加者に「俺のこと?」と聞かれても一切答えません。
例えば指示を出す人は、別の記事+先述したようにある程度自分はうまいと思っていると感じます。そしてよく参加者の方と話題にあがるのですが、フットサルは特に「俺上手い!」と思ってる人が多いように思えます。そういった傲慢さが自己中プレー全般に繋がっていると感じます。
これに関して、僕はよく「サッカーと似たスポーツで点がとれるから」と話しています。Jリーグと遊びのフットサルでは強度は天と地ほど違うとはいえ、やはり点を決めれるのは嬉しいものです。
ダーツではレーティングと言って実力が数値としてでます。野球も打率をはじめ数字ではかれるものは多いと思います。
フットサルでは、特に個サルではなかなかパス成功率などゴール数以外の数字を出すのは難しいのが現状です。そのため個サルで点を決めていると「あれ、俺上手いんじゃない?」と思ってしまうのだと思います。
(余談2)フットサルの上手い基準
例えば毎日個サルに通っていたとして、フットサル歴10年とマウントをとってくる人がいたとしても実力は初心者の方と変わらないことがあります。
僕は経歴だけで判断するとすれば、どれだけしっかり教わったことがあるかが第1にあると考えています。期間と強度です。
小さい頃~高校までサッカーしていた人ならうちのそこそこ希望だと上手い方になると思いますが、やはり全国高校サッカー選手権などに出るような出身校の方は別格です。(競技フットサル経験がないといわゆる)フットサルの動きっぽくはないですが、フェイク、間に入る動き、ターンの判断など、本質を理解されているように思えます。なによりアジリティや基礎技術が違います。
第2はどれだけ改善してきたかどうか。
競技フットサルをして週3回必死に練習して教わってもプレーが変わらない人もいます。自分のプレーを分析して改善してきたかどうか。
うちで言うと特に関西リーグ以上の選手が来ると上手すぎて沸きます。上を見るとキリがありませんが、他の人に指示を出したい、アドバイスをしたい場合は最低限関西リーグ以上が上手い人ということで、指示を聞く価値があるとご理解いただければと思います。
そして関西リーグ以上の人は、遊びの個サルで高圧的に指示を出すようなことはしないだろうと願っています。
(結局誰も指示出させないやつです笑)
色んな人がいるので、合う合わないは絶対にあります。うちの個サルではなるべく沢山の方が仲良くなってほしいのですが、無理矢理仲良くなれとは思いません。怪我、ケンカなく他の人にリスペクトを忘れずプレーできるよう今後もご協力宜しくお願い致します。
お読みいただきありがとうございます。実用的な記事を書けるよう努力してまいります。大阪ゆる個サルへのご参加もお待ちしています!