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ワタシタチハニンゲンダ!

「やっぱり」…

 先日、電車の中でこんな会話が聞こえてきました。
「…、この犯人、〇〇人やったみたいやで」
「あー、やっぱり!」
「〇〇人は、そんなんばっかやな!」
 何かネットニュースから、外国人犯罪の話をしていたようです。
 ここで「やっぱり」を言った人たちは、外国人は犯罪予備軍だという見方をふだんからしている。もしくは染み付いてしまっているのでしょう。

それは本当ですか?

 そんなことをいうと、「いやいやそんなことないよ」「もちろんいい人もおるにきまってるやん」と返すでしょう。そして、自分の考えをあらためることなく、「けど、〇〇人はそんな雰囲気やんか」と言ったり思ったりするのでしょう。
 そうして、差別の種は少しずつ 少しずつ育てられ、いつのまにかとてつもなく大きくなっていきます。

いまみてほしい映画

 外国人に対する排他的思想は、ずっと昔から続いています。いまはネットにも広がりをみせ、差別が次から次へと起きています。
 そして、映画でもえがかれているように、現実世界は厳しい暴力も伴っています。
 外国人を人材という「モノ」としてとらえる限り、〇〇人は〜だ!という自分勝手な思想を広めている限り、この厳しく辛い現実がよくなることはありません。

ワタシタチハニンゲンダの声に応える教育を…

 では、教育の世界にいる私たちにできることは何でしょうか。外国にルーツのある子どもは、今日も教室で学ぶのです。遠い世界の話ではありません。私たちみんなの話であり、問題です。
 
 まだ公開しています。ぜひ、みて考えて行動にうつしてほしい。そう強くうったえかけられた映画です。

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