旨いものを旨いときに!
四季の海鮮 魚々味(三重県・JF鳥羽磯部漁協)
三重県初の漁協直営食堂・JF鳥羽磯部漁協の「四季の海鮮 魚々味(ととみ)」は、観光と漁業の街・鳥羽にあります。
モットーは、「旨いものを旨いときに!」です。
不動の人気魚々味定食
コロナ休業後に現在の西井繁充料理長を招き、7月3日にリニューアルオープン。2009年創業時からの不動の人気ナンバーワンメニューは「魚々味定食」です。
伊勢志摩の魚を中心に7種類程度が楽しめるお造りの盛り合わせをはじめ、かき揚げ、フライ、小鉢が付いて、新鮮な旬の地魚がさまざまな形で楽しめます。
西井料理長は、9月中旬の取材時のメニューについて、「直販事業課の職員が直売のためセリ落とした魚の一部を使わせてもらっています」
「お造り用としては天然のタイ、スズキ、サワラ、イナダ、イカ類、タコ、ハモなどですね」と、振り返ってくれました。
地元の南伊勢町出身ながら関西方面で修行してきた西井料理長は「ハモがあまり使われていないことに驚きました」とやってきた当時を思い返します。
基本的に「魚々味定食」は創業以来のスタイルに倣っていますが、今まで磨いた技術を生かしてハモチリをお造りに加えるなどしています。
提供は、シーズン終了の9月末までとのこと。
かき揚げにはみそが美味しい「ウタセエビ」を使います。
フライや小鉢にはおいしいのにあまり利用されない魚やお造りで使わない部位などを利用し、同じ魚種でも違った切り口で2度味わえるようにしています。
「魚々味定食」を頼めば、間違いなく満足のひと時を過ごせること請け合いです。
多彩な白身を和食の技術で提供
西井料理長が大阪で店を出していた時、鳥羽市最大の島・答志島の産地仲買人のつてで魚を仕入れていました。
その時からの地魚の印象はフライや揚げ物に合う「白身魚が豊富に揃っている」というものでした。
和食専門の西井料理長は「カルパッチョなどの洋風は難しいけれど、来てくれるお客さまに喜んでもらえるよう、自分の和の技術を生かして工夫し、提供していきたい」と話します。
9月のある日に単品メニューで提供した「ホウボウの姿造り」は、胸ビレが鮮やかで美しい魚を一尾丸ごと使った、西井料理長の熟練の技が光る一品でした。
単品お造りメニューは日替わりなので訪れた日は必ずチェックを入れておきたいところです。
9月17日にイセエビ漁が解禁となり、話をうかがったのはまさにその日で「漁協の職員は朝からてんやわんやです」と西井料理長は現場の状況を伝えてくれました。
「魚々味」でもイセエビメニューが2日後には始まりました。
人気赤丸上昇中の「答志島トロさわら」解禁も間近に迫っています。
店舗情報
営業時間 11~15時(ラストオーダー午後14時30分)
電 話 0599-21-1522
定休日 毎週火・水曜
(変動がある可能性があるので事前にご確認ください)
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